ひきぶろ。

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【DIY】賃貸OK!ロフトの天窓に網戸をつけよう!

最近のこのブログで度々言及している通り、ちょっと前に以前の事故物件化してしまった家から新居へと引っ越しました。

※事故物件云々のお話:

hikiblo.hateblo.jp

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今回の新居では、出来ればそういった騒動が発生したり巻き込まれたりすることなく、平穏な日々を過ごせたらいいな・・・と考えています。

 

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この異様に天井が高い部屋の中で。

 

これはどうやって撮影したかと言えば非常に簡単なカラクリでして、実は今回の物件「ロフト」がついています。ほら、たまに見かけるでしょ?1R(ワンルーム)物件とかで少しでも付加価値を前面に押し出すために「憧れのオシャレなロフトつき!」なんて文面で募集しているような物件。

 

もちろん「ロフト」はその定義上、床面積には含まれない(※たしか床面積の半分以下の広さで、高さが1mちょっとまで、みたいな制限あり)ので、実際に使える面積に対して見かけの家賃は抑え気味となることから、好んで選ばれる方々も一定数いらっしゃるようです。

 

話が少し逸れましたが、いま私が住んでいる物件にもロフトがついており、そこには以下のような天窓が設置されています。

 

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画像奥側へ向かってエイッ!とやれば開くタイプです。「横滑り出し窓」と呼ばれるタイプのものかな?

部屋の中で一番高い所へ設置されていますし、この窓の目の前に障害物となるものが存在しない立地ですから採光と言う面では申し分なく、基本的には起きてから日没まで天候に因らず室内灯をつける必要が一切ありません。

またここの窓を開けることで、例えば夏場なんかはベランダの窓から空気を取り込み、暖まって部屋の上空へと溜まった熱気をこの窓から排出することも可能です。煙突効果を上手く利用した部屋の構造と言えるでしょう。

 

しかし!よく考えてみて欲しい。

この横滑り出し窓を開けるためには奥側へ向かって窓を押し出さねばなりません。ということは、窓の外には網戸などの類は設置できませんよね?

そして画像をよーくご覧いただくと一目瞭然ですが、窓の手前側に網戸もカーテンレールも何もありません。

 

つまり、ここを開けたら虫が入り放題!!

 

これから夏真っ盛りを迎える季節柄、熱中症予防には如何にして部屋の熱気を外へ追いやるかが重要です。しかしそのためにこの窓を開けて、代償として虫やら蚊やらが入り込んでくるのはご勘弁願いたい。ではどうするか。

 

そうだ、自分で網戸をつけよう!

 

網戸を業者に頼んで設置してもらったら、設備としては非常に申し分ない頑丈なものが出来上がるでしょうが、その分費用は非常にお高く諭吉さんが数人旅立ってしまいます。

そのため今回は賃貸物件でも出来る、ロフトの天窓向け網戸を「自作」する方法のお話です。

自作網戸の作成で用意するもの

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まずは網戸の取り換え用網です。何はともあれこれが無くては話になりません。

網戸で使う網の種類は、色の違い以外にも網のサイズの違いがあるわけですが、今回はせっかくなので30メッシュと呼ばれる目のかなり細かいものを購入してみました。虫の侵入が気にならないのであれば、24メッシュや18メッシュの方が価格もかなり安いのですが、気になるのであれば「物理的に」侵入を防ぐ予防線を張っておきましょう、ということです。

 

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そしてこちらは「アルミテープ」と呼ばれるもの。用途および理由は後述します。

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さらに今回は、粘着テープタイプのマジックテープも用意しました。こちらも用途は後述します。

ではこれで必要なものは揃いましたので、さっそくロフトの天窓に網戸をDIYしていきましょう!

 

ロフトの天窓用網戸の作り方

基本的には「購入してきた網戸の取り換え用網を、天窓のサイズに合わせて切って貼り付ける」だけです。

しかし、網戸と言うものは一度「ほつれ」や「穴」が開き始めると、あっという間にどんどん広がっていってしまいます。もしかしたら皆さんも経験があるでしょうか?

にもかかわらず、今回は「ほつれ」や「穴」どころか、天窓のサイズに合わせてハサミでジョキジョキと切り刻んでいます。これではそう遠くない未来、切り口のあたりがボロボロになってくる可能性は否めません。ではどうするか?

 

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そこで今回は先ほど紹介した、別途購入していたアルミテープでこのように端を補強することにしました。アルミテープはその性質上、普通のガムテープや布テープよりは耐久性があるはずですから、過信は禁物ですが「何もしないよりは恐らく効果がある」と考えています。

なお、今回は試作1号ということもあり普通のアルミテープを使用しましたが、窓のすぐ近くに設置する網戸で使用する=直射日光で高温になる可能性が高いことを考えると、場合によっては「耐熱アルミテープ」と呼ばれる種類のものを選んだ方が良いかもしれません。

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網を切ってはアルミテープを貼り、切っては貼り・・・を繰り返して、四方のうち3辺を作り終えました。あとは残った1辺を切って貼って窓枠に取り付ければ完成・・・と言いたいところですが、ここで1つ仕掛けを用意しておくことにしました。

 

窓の開閉スペースを作る

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実は今回の天窓、めちゃくちゃ上空にあり過ぎて(※ロフトの床面から天窓まで約2.5m。もはや「ロフト」ではない?!)生身では手が届きません。そこでこのような銀色の棒で開閉の操作を行うみたいです。この銀色の棒が「物件の設備」だと言われた時は、思わず失笑してしまいました。

ということはですね、網戸を設置してもこの棒を通すスペースを用意しなければ、窓開閉の度に1回1回網戸をめくらなければならなくなります。

 

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そこで今回は、このように網戸の下部へ小さな穴・言うならば小窓を用意しておくことにしました。が、このままでは、せっかく網の目の細かな網戸を購入したのにこの穴から虫が入り放題となってしまいます。それじゃあ意味が無いよね。

 

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そこで穴をあけた部分を覆うように余っていた網を別途加工し、購入品として最初に紹介していたマジックテープでここを開閉できるようにしました。

これはホームセンターなんかで実際に商品として売られている、犬や猫といったペットの出入り口を備えた網戸用パーツから着想を得ました。うちの場合、出入りするのはペットではなく、銀色の棒なんですけどね。

とはいえ既製品の方はマジックテープではなく磁石で閉じているはずなので、今回の自作品よりも開閉の手間はかからないでしょう。。。

でもいいんだよ!これがDo It Yourselfってやつなのさ!笑

 

何はともあれこれにて自作網戸の雛型が完成しました。あとはこれを、天窓の窓枠につけるだけですね!

 

完成形

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最終的にはこのような形になりました。

窓枠への取り付けに関しては、容易に想定できる方法として「画鋲」と「両面テープ」が考えられるかと思いますが、今回は画鋲で固定する方法を選びました。

理由はいくつかありまして、まず根本的な部分として管理会社から「1辺につき8個くらいなら画鋲を刺しても原状回復は求めないよ」とのお墨付きを事前にいただいていたからです。(※あくまでもうちの物件の場合です)

お墨付きがあるなら最大限にフル活用しましょう、その方が追加の出費もかからないしwということで。笑

 

それと同時に「ただあまりにも穴だらけにしちゃうようなら、さすがに原状回復を求めることになっちゃうかもね」とも言われましたので、じゃあせっかくの自作なんだから窓開閉用の小窓も用意しておきましょうか、となったわけです。

窓開閉の度に画鋲を取って網戸全体をめくるのも億劫ですし、そういったことを繰り返すと画鋲を刺してる穴自体が広がってしまって、別のところへ新たな穴を作る必要が出てくる公算が高い=原状回復云々で退去時に揉めるかもしれませんからね。(※あくまでもうちの物件の場合です)

 

ところで「両面テープを使わなかった理由」ですが、1つはアルミテープのところでもチラッと言及した通り、この網戸を取り付ける場所は当然ながら(窓越しとはいえ)直射日光をモロに食らう場所ですから、真夏は非常に高温となる可能性が考えられます。

そうすると直射日光や熱に弱いとされる両面テープを、この場所で利用するのは用途としてちょっと分が悪いかな?と思いまして。(※ただこれはアルミテープにも多少当てはまるので、ダブルスタンダードではありますが。苦笑)

 

それとは別にもう1つの理由としては、この天窓の窓枠は(「画鋲で刺した」との表現からも読み取れる通り)木で出来ているうえ、そこに恐らく白いペンキか何かで塗装が為されています。

その塗装の上に両面テープを貼り付けて、長時間そのままの状態を保持した場合・・・将来的に退去や網戸貼り換えなどの理由で今回の網戸を撤去することになった場合、両面テープと一緒に塗装が剥がれてしまわないかな?と不安を覚えたのがもう1つの理由です。

 

もちろん管理会社の方も「今は貼って剥がせる両面テープというものが売られてますよ」と教えて下さいましたし、当然ながら私もその存在は前々から認識していました。

 

ただ、こういった製品を直射日光の元で長期間使用したのち、剥がす時に本当に塗装が剥がれないかの保証は誰も取れませんし、そのことをそれとなーーーく管理会社の方に話したときの反応が、どうみても「・・・それで塗装が剥がれちゃったら原状回復の対象になるよ・・・」的な反応でしたので、安全策として両面テープ案は回避することにしたのです。

っつーか提案しといて原状回復の費用はきっちり取るってなんだかセコいな!間違っちゃいないんだけどさ!

 

もし「画鋲を刺すことは出来ない、そして両面テープも(うちと同じ理由で)使えない」となった場合、最終手段としてはクラフトテープ(マスキングテープ)や養生テープで直接貼り付ける方法が考えられるでしょうか。

ただこの場合、その性質上当然ながら粘着力は非常に低いので、定期的に貼り付けたテープ自体を取り換える必要がある点に注意しましょう。

 

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話がかなり脱線しましたが(苦笑)、自作網戸を窓枠に設置したうえで窓開閉用の小窓を開けてみました。ここから銀の棒を突っ込んで窓開閉の操作を行います。

 

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あ、あれっ・・・こんなに小窓の幅をとらなくてもよかったか・・・むしろ長方形の小窓じゃなくて正方形にした方が良かったかも・・・

DIYとは、このように大小程度の差はあれ失敗を積み重ねながら成長していくものである。苦笑

 

さいごに

今回の網戸自作でかかった費用は、全部ひっくるめてだいたい1200円弱でした。マジックテープを使った小窓を作る必要が無ければ、さらに費用が圧縮されて1000円でお釣りがくるレベルに収まるでしょうね。ほぼ網とアルミテープの値段です。苦笑

どちらにしても業者に依頼していたらこの10倍以上は軽くかかったでしょうから、性能的には遜色なく・大幅な節約になったかと思われます。

 

賃貸物件の場合、釘やビスを打ち込むと原状回復を求められる可能性が非常に高いですから、本格的な網戸キットみたいなものを取り付けるのはハードルがかなり高いです。

しかし今回私が作成した自作網戸のようなものであれば、恐らく他の賃貸物件でも原状回復義務を負うことなく・それでいてきちんと網戸としての性能を有したものに仕上がること間違いなし。

※賃貸物件における原状回復義務の範囲は、各個人で管理会社/オーナー様に確認してください。当方では一切の責を負いません。

 

もしロフトの天窓や部屋の小窓に網戸の設置を考えている方がいらっしゃったら、業者へ依頼を出す前にまずはこの記事を参考にしていただいて(笑)、一緒にDIYに挑戦してみましょう!

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