昨日の一コマ―――
ぼく「ここ数日、天気予報を確認すると毎日昼間に雷雨マークが表示されているのに、来る日も来る日も全く降る気配すらないじゃないか!ええい、こんな予報当てにならん!今日こそは溜まりに溜まった洗濯物を干すぞ!(ベランダにポイー)」
雷雨「ちょっと通りますね^^(ゴロゴロザッバーピカーッ!)」
ぼく「ファーwwwwwwwwwww」
昨日のゲリラ的豪雨はすさまじいものがありましたね。
都内でも大粒の雹が降ったところもあるとか。うっひょーーー!!!!
引きこもりのアジトがある当地も例外ではなく、久々に「窓の外の様子を伺うためにカーテンを開ける」レベルの雷雨に見舞われましたが、どうやら我が家を襲ったのは雷雨だけではなかったようです。。。
おや?窓の外が騒がしいぞ・・・?
前述の通り、ここ数日・・・厳密には先週末ごろからずっと、スマホで天気予報を確認すると雷雨のマークが昼過ぎに表示される日々でした。
朝に洗濯物を干したところで、昼間にやってくると予想されている通り雨に濡らされては元も子もありませんから、仕方なく「明日こそは洗濯しよう、明日こそは洗濯しよう・・・」とうわ言のように繰り返していた引きこもり。
しかし普通に生活を送っていれば、引きこもりとて否が応でも日々洗濯物は溜まっていきます。溜まった洗濯物は洗濯して乾かさないと着用できません。どこかの外国人は服を10着しか持たないと言われているように、引きこもりの私は下着を6着しか持っていませんので、仮に1週間洗濯をサボろうものなら履くパンツが無くなります。これは死活問題である。
よって意を決して、天気予報に逆らって洗濯を敢行したにも関わらず、昼過ぎから窓の外で奏でられる雷鳴の協奏曲は、私の決意を翻意させるには十分すぎるほどの重低音でした。ああツイてない。
生乾きの洗濯物をいそいそと取り込んで一息ついた頃にはポツリポツリと雨が降り出し、やがて窓を閉めていてもはっきり分かるレベルで雨粒が窓に叩きつけられ始めました。
これは久々に本格的な通り雨・いや豪雨だなと室内から余裕をかましていた引きこもりですが、やがて窓の外から聞こえてくる音が、まるで窓をバシバシ叩くかのような騒音に変わります。
同時に窓の外からは、大人たちが若干騒いでいるかのような・・・例えるなら、建築現場で急な雨が降ってきて、大工さんたちが「おら!早く片付けろ!雨に濡れちまうだろうが!早くしろ!」と怒鳴っているかのような声が聞こえてきます。
明らかに土砂降りの雨が降りしきっているのはともかく、声の正体も出来るなら明らかにしたいと思う反面、よく「台風や大雨の時に、田んぼや川の様子を見に行くのは死亡フラグだ」と言われますから、今ここで窓を開けるのはきっと引きこもりにとっても死亡フラグになりかねません。
しかし、そんな脳内押し問答をしている間にも降りしきる土砂降りの雨の音と雷鳴のアンサンブル・そこへ騒がしい大人の声(雨音などでよく聞き取れない)が、「世にも奇妙な物語」のテーマ曲ばりに不協和音を奏でています。
外の様子が気になる・しかし今、外の様子を伺うのは得策ではない。
そんな2つの思いの狭間で揺れていた引きこもりですが、やがて窓をバシバシ叩くかのような音に合わせて建物自体に振動が走り始めます。ん・・・?
これはさすがにただ事ではない。いったい窓の外でどのような光景が繰り広げられているのか。
さすがに気になってしまい、カーテンと窓を開けてみました。
窓を開けるとそこには・・・!
警察だ!警察がいる!ポリスメーン!!
住んでいる物件を特定されぬように画像へ加工を施してはいますが、窓を開けて広がる視界に飛び込んできたのは紛れもなくずぶ濡れのポリスメーンの姿です
つまり、先ほどまで聞こえていたまるで窓をバシバシ叩くかのような騒音は紛れもなく窓を叩いていた音であり、
怒鳴っているかのような声は部屋の中に向かってかけていた声であり、
窓をバシバシ叩くかのような音に合わせて走る建物自体の振動は窓を叩き割ろうとしていたのかこじ開けようとしていたのか、その過程で生じた振動だったのです。
あまりの出来事に状況が呑み込めていませんでしたが、落ちついて窓の外の様子を確認してみると、この写真に写っている警官以外にも複数の警官の姿が確認でき、また現場検証で使いそうなカメラをもった人員も見受けられ、さらにはこの写真で見切れている左側に救急車が待機しております。
何?何なの?こんな土砂降りの最中にいったい何があったのさ?ひょっとして俺は避難しなきゃいけない系?いや反対に外に出たら危ないから、部屋の中で待機しておかねばならない系?やったー引きこもる大義名分が出来たぞ!!などと脳内で洗濯中の洗濯機の如くグルグルと思考がうごめいていましたが、ここは1つ落ち着いて窓の外の会話に耳を傾けてみることにしました。
『ここの人、なんて名前だっけ?○○さん?○○さーん!大丈夫ですかー!』
『窓開けられそう?無理?中どうなってんの?』
『え?天井まで?どうにもならない?隙間ない?ちょっと外にはきだす?』
鋭い方はお察しいただけたかと思いますが、恐らくは窓をバシバシやっていた部屋の中はゴミ屋敷になっているらしく、たぶん中の人が外に出れなくなったか身動き取れなくなった・あるいは最悪の場合中で仏になっている系だと推測されました。
警官と救急隊員同士の会話で『(中の人から)応答あるの?(中の人の)姿確認できる?(ベランダから中の人を)目視は無理?カメラ突っ込んでそこに(中の人が)写ってた?あんまり派手にやるな(?)よ、後で現場検証に入るから』という恐ろしい会話が聞こえてきましたので。
結局「中の人」はどうなっていたのか
これが全く分かりません。
※衝撃の後日談:
私自身、前述のような会話を耳にした以上、いつまでも野次馬根性丸出しで様相を見守っている気も失せましたし、何より夕方になって一旦土砂降りがおさまったタイミングで窓の外を見てみると、あれほどいたポリスメーンや救急隊員がいつの間にかきれいさっぱり撤収したあとでしたので。
現時点で分かっていることは、
- 当該の部屋はゴミ屋敷であった
- 誰かが通報をして、警察と救急隊員が駆け付けた
- 中に救出すべき人がいたらしいことと「現場検証」という言葉をはっきり耳にした
- 撤収の時に、パトカーも救急車もサイレンを鳴らさなかった
そして今日の時点で、
当該の部屋の玄関の前にはゴミが散乱したままであるということ。
・・・おい、ひょっとして・・・
今の物件に引っ越してきてからというもの、毎年7月から8月にかけてクソでかいG1匹と家の中で遭遇するのが地味に辛いんだよなー。
— ふとし@デスマーチロスタイム突入中 (@fc2104) 2017年7月11日
サイズやその他もろもろから考えて、ほぼ間違いなく外から侵入して来ているんだろうけど、侵入経路が本当に謎だから余計に鬱陶しい。苦笑
過去2年連続でうちに侵入してきた巨大Gの発生源はこの部屋じゃないのか?!
・・・とにもかくにも、この部屋の「中の人」の続報は謎のままです。
「現場検証」が指す内容とは・そして救急車が「サイレンを鳴らさずに」撤収した理由とは。
サイレンを鳴らさない場合って「搬送するほどの体調ではない」か「搬送する必要が無い(既に仏になっていることが明らか)」場合のどちらかだと思うのですが、昨日はともかく今日の時点で規制線を張られていない以上、前者であって欲しいとは思いますけれども。
さもなくば、私がいま住んでいる物件が、あの「大島てる」に掲載されかねませんので。
ところでこの部屋の隣がちょっと前から空室なんだよな~
そんでもってちょっと前に部屋を探していた知人にそれとなく案内していたんだけど、聡明なボクちん、このことは黙っておこうかな~~~?
※衝撃の後日談: