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#セルフビルド の #土地探し その20・山梨県大月市(再訪)編

セルフビルドでタイニーハウスを作り、広いお庭で愛犬をのびのび走り回らせてあげられる・・・そんな生活を夢見て始まった土地探しの旅。

第20回目となる今回は、愛犬の腰痛が治った2022年9月末に、かつて訪問した大月市の旧・分譲地(別荘地)を2年ぶりに再訪した時のことを振り返ります。

【第1回から見る場合はこちら】

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売り土地データ(1)

場所:山梨県大月市の別荘地(旧分譲地)

土地の広さ:230㎡

地勢:平坦(ただし半分は急傾斜地)

値段:80万円

※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※

 

現地雑感

今回の売地が属する別荘地は、実は2020年の11月頭に同じ別荘地内の別の売地を見学するために訪問しており、その後も同じ別荘地内でどこか売りに出てくる土地はないかと粘り強く探し続けていた場所となります。

【2020年11月に訪問した時の記事】

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「冬場に笹子トンネル(笹子峠)を越えずにアクセスできる山梨県」というのはスクーター乗りの筆者にとって絶大なるプラスポイントであり、それでいて山中湖周辺のような標高の高すぎる場所でもない=冬の寒さも比較的マシ(※寒く無いとは言っていない)であるこのエリアは、東京からの近さも相まって筆者的土地探し重点検索エリアに指定していました。何なら山梨県内で土地を探すにあたり、この付近と北杜市(標高700m以下エリア)とではどちらが本命でどちらが対抗かを決めあぐねるくらい筆者の中で評価が拮抗しているといっても過言ではありません。

閑話休題。約2年ぶりに訪問した今回の売地がどのような土地なのか、まずは接道から全容をご覧いただきましょう。

 

山に囲まれた静かな別荘地

今回の売地は北側に接道があるため写真奥側・山の方が南となる土地ですが、そこまで高い山ではないため冬でもギリギリ日の光が当たりそうな環境です。

では南側の敷地境界付近がどのようになっているのか確認してみましょう。

 

綺麗な沢沿いに境界杭が立っています

ちょうど写真を撮る瞬間にそよ風に吹かれた雑草がフレームインしてきてしまいましたが、この土地は売主による測量が入っており境界杭のそばには赤いテープを巻いた棒がささっていました。

この「売主による測量が入っている」ことが後にちょっとした問題を引き起こすのですが、それはまた別の話。

 

写真に写っている境界杭(のそばの棒)が撮影場所から少し離れた場所にあり、しかも高低差があることに気づいた皆さんは非常に洞察力が優れていらっしゃる。笑

実はこの写真、スマホでズームして撮影しています。ということはですね、実際にはこの写真よりももっと高低差があるということです。

 

ではその高低差が如何ほどか。続いての写真をご覧ください。

 

ズーム機能を使わずに同じ場所から同じ境界杭を撮影した写真

先程の写真と全く同じ場所から全く同じ境界杭(のそばの棒)を撮影してみましたが、ズーム機能を使わず等倍で撮影するとこのくらい高低差があります。

家に帰った後でこの高低差を図面から計算してみたところ・・・ざっと8mありました。3階の部屋から地面を眺めるくらいの高低差ですね。

今回の売地は南北に細長い形状をしていますが、この高低差故に売地の南側半分くらいがガケ条例の規制を受ける土地となってしまっています。おかしいな、2年くらい前に見に来た時の土地は沢との高低差が2mくらいしか無かったはずなのに。。。

 

2年前の売地とは違い、沢がかなり低い場所に見えます

現状ですと沢まで下りていくためにはロープか何かを使わないと直接はアクセスしづらいですが、うまく活用できればプライベートな沢として楽しむことは出来そうです。

実際、仲介業者は「綺麗な沢がそばを流れるソロキャンプ用地(または資材置き場用地)」との宣伝文句で売りに出していました。

 

接道からはフラットに入れる売地

場所を変えて、土地北側の接道側の境界杭を確認してみましたが、こちらは道路との高低差が無く出入りがしやすい土地となっています。

 

ここまで見てきた上で、いくら2年前から狙い続けていたエリアだとはいえ最大8mの高低差がある70坪の土地(有効敷地面積としては約半分の35坪)を80万円で・・・は筆者的にちょっと高すぎると感じましたので、仲介業者経由で値引き交渉(指値)を入れたのですが、売主からの回答は「測量代がかかっている以上赤字になるのは許容できないので70万円でいかがでしょう」。

まさかこの土地で儲けを出そうと企んでいるとはゆめゆめ思いもしていなかったうえ、こちらの指値とは埋められそうにない金額差が少々ありましたので、残念ですがこの売地とはご縁がありませんでした。

 

現地訪問を終えて

高低差が半分の4mであれば「買い」だったかもしれません

8mも高低差があるとなれば、仮に建築確認申請が求められない「工作物」として2mの土留め擁壁を作ったとしても、それでもまだ6mの高低差が残ります。それを上手く活用できる技術とセンスを兼ね備えた造園業者であれば何かしらやりようがあったかもしれませんが、素人の筆者にはさすがにハードルが高すぎました。苦笑

 

ちなみに大月市は2023年時点において土地計画区域と都市計画区域外が混在しているため、セルフビルダーの皆さまにおかれましては建築確認申請の回避を目論まれる場合、購入予定の土地が区域内なのか区域外なのかを事前によくお調べになることを強くおすすめします。

大月市・都市計画のページ

 

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