セルフビルドでタイニーハウスを作り、広いお庭で愛犬をのびのび走り回らせてあげられる・・・そんな生活を夢見て始まった土地探しの旅。
【土地探しの条件を整理した記事】
記念すべき(?)第1回目の記事となる今回は、2019年の夏に熱海の近くにある別荘地の売り土地を見に行った時のことを振り返ります。
まだコロナ禍が始まる前からこの計画はスタートしていたのだ!
売り土地データ
土地の広さ:約300㎡
地勢:急傾斜地
値段:ほぼ無料
※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※
現地雑感
「セルフビルド」「タイニーハウス」「小屋暮らし」といったキーワードに基づく土地探しを行うにおいて、少なからず影響を受けたのがやはり山梨や千葉のBライフを送っている方々でしたので、最初は「山梨は冬寒いだろうし、じゃあ千葉かなー・・・」くらいの軽い考えで、ネット上に上がっている売り土地情報を漠然と眺めていました。
また、売り土地情報を眺めるのと並行して、実際にBライフやそれに近しい生活を実践されている方々のブログをいくつか拝見していた時に「伊豆の別荘地が安い」との情報を目にします。
そこで筆者はピンときました。「そうだ、愛犬とツーリングがてら伊豆に行こう」と。
そんな、言ってしまえばノリと思いつきで伊豆半島の別荘地情報をパラパラと眺めた時に見つけた、一際目立つレベルで安い売り値のついていた土地が今回の記事で紹介する場所です。
詳細をお伝えする前に、まずは現地の写真を1枚ご覧いただきましょう。
ここは森か?!森の中なのか?!むしろ本当にここが売りに出ているのか?!
筆者の人生初・土地探し、そして売りに出ている現地を訪れた初めての場所で目にしたのがこの光景。パンチありすぎです(笑
この記事を執筆時点で当時の売りページが見当たらないので、結局売れたのか売り止めになったのかは知る由もありませんが、敷地内は見渡す限りの巨木、巨木、巨木・・・そして土地そのものの急傾斜具合。いや、崖。
「ここを買った人間が過去少なくとも1人は居る」事実が既に驚きだし、さらにここを(ほぼ無料で)売りに出して「購入した人間がひょっとすると1人は居る(かも知れない)」のであればもっと驚きです。
別荘地なので建ぺい率はかなり低めに設定されており、しかもこの崖レベルでは家を建てようにもほぼ間違いなくがけ条例にも抵触するであろうことは想像に難くないですから、筆者の場合はここの土地を買っていたとしても活用方法がちょっと見出せません。
「原石も磨けば光る」とは言いますが、ひと目見ただけで購入候補から外しました。
でもきっと、売りに出していた当時の売主(元・買い主)は、この土地になにか活用法を見出して購入していた・・・のだろうか?
あるいは例えばバブル期に、別荘ブームに乗り遅れまいとして現地を見ずに購入された・・・とか?
考え出すと泥沼にハマりそうなくらい謎が謎を呼ぶレベルの現況でしたが、結局この後は土地探しのことなんかすっかり忘れ、愛犬の写真を撮って家に帰りました。
現地訪問を終えて
最初に条件の良い土地を見ると、その後の土地探しにおいてどこか「ハードルが上がる」状況に陥っていたかもしれませんから、ある意味ではこんなエッジの効いた磨き甲斐のあるパンチの強い土地(※最大限褒めてます)を最初に見ておいたのは正解かもしれません。
これより後、延べ数10件の土地を見に行くことになりますが、多少現況が荒れている売り土地を目の当たりにしてもちょっとやそっとじゃ動じなくなったこと、それこそがこの日一番の収穫でした。笑
【第02回】