セルフビルドでタイニーハウスを作り、広いお庭で愛犬をのびのび走り回らせてあげられる・・・そんな生活を夢見て始まった土地探しの旅。
【土地探しの条件を整理した記事】
第2回目の記事となる今回は、第1回の割とすぐ後の時期に、伊豆にある別荘地の売り土地(2箇所3件)を見に行った時のことを振り返ります。
【第01回から見る場合はこちら】
売り土地データ(1)
土地の広さ:400㎡くらい
地勢:急傾斜地
値段:40万円くらい
現地雑感
第1回目があまりにもアレ(語彙力)だったため、仕切り直しで今回が実質の1回目ともいうべき土地探し。
【あまりにもアレだった第1回目】
ネットで見る限りでは割と良い感じに見え、予算も当初のイメージ内に充分収まる今回の土地。問い合わせた不動産屋の対応も非常によく、訪問する前からかなり期待を抱きながら現地へ向かいました。
ただ1点、メールでの問い合わせ回答で「正直、セルフビルドには向かないと思われます。価格は上がりますが、セルフビルドにお勧めできる土地の情報も添付しておきます」の一文が気になっていましたが・・・。
不動産屋に着いて色々とお話を伺い、いざ現地に着いて最初の感想が「前面道路、めちゃくちゃ急だな・・・」
果たしてイメージとして伝わるか微妙ですが、スクーターのサイドスタンドを立てただけではスクーターが止まらないレベルの急傾斜道路です。別荘地内の私道ではなく一般道だったら、坂道の脇でよく見かける%表示の傾斜看板だったり、スリップ注意の看板が間違いなく立っているであろうレベルの急な坂道でした。
そして土地そのものを見ても、敷地のど真ん中に巨木が1本立っている上、敷地自体も途中から急激に下がる急傾斜地で・・・なるほどこれは確かにセルフビルドに向かない・業者が土地造成してやっと家を建てられるレベルの土地なんだな、と非常に納得しました。
そんなわけで現地の写真は1枚も撮っていません。その足で「セルフビルドにお勧めできる」と言われた、別の土地を見に行きました。
売り土地データ(2)
土地の広さ:500㎡くらい
地勢:緩傾斜地
値段:100万円くらい
※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※
現地雑感
筆者としては(当時の予算的に)ノーマークだった、不動産屋お勧めの土地。事前メールでも不動産屋店内でもある程度話を聞いていたとはいえ、「でもお高いんでしょう?」とあまり聞く耳を持っていませんでしたが・・・先程の「ネットで見る印象と実際の差異」を目の当たりにして、1つ「勉強」と割り切って半信半疑で見に行ってみました。
現地に着いてのファーストインプレッション:「あれっ、思ったよりも良い感じだぞ・・・?」
もちろんのことながら、先程の土地が期待していた割に肩透かしだったこともあって、それとの比較で実際より良く見えた可能性も否めません。
ですがいま目の前に広がる土地を見る限り、先程の土地のような巨木は1本もなく・小さな木はたくさん生えているものの人力でノコギリを使って簡単に切り倒せるレベルばかり。そして何よりも傾斜が非常に緩い(ただし0ではない)
初期投資としては想定予算をだいぶオーバーしているものの、水道や排水といった部分も大幅な追加投資無しでちゃんとクリアできる見込みが高い条件の土地ですから、総額で考えると思ったほど高いわけではない・・・?
いやいやその考えこそが不動産屋の術中にハマっているのだ!セールストークに騙されるんじゃない!
・・・土地を見ている間、このように「天使と悪魔が脳内で囁き合う」ような平常心をかき乱された状態で、現地の写真を撮ることすらすっかり忘れていました(苦笑
ただ、その後10件以上の土地を各地回って見学する中で、「土地購入を静岡県で決めるのであれば、余程の掘り出し物が出てこない限りここにしよう」と決心するぐらい気に入った土地でした。
でも1年後くらいに売れちゃったみたいです。残念!
売り土地データ(3)
土地の広さ:700㎡くらい
地勢:傾斜地
値段:50万円くらい
※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※
現地雑感
今回の1件目及び2件目を訪問した後、事前に目をつけていた別の近く(※約20km)の別荘地を自身で見に行ったのがこの3件目です。
なんと言っても魅力はその広さ!そして値段!
事前に立てた想定予算に収まる範囲で700㎡級の土地なんて、後にも先にも伊豆ではここでしかお目にかかっていません。
ちなみに業者からの紹介文では「緩傾斜地」との表現になっていたため、直前に訪問していた2件目の土地くらいの傾斜をイメージしていたのですが、現地を見て感じたことは「1件目の急傾斜地ほどではないにしろ、直前に訪問した2件目の傾斜とは比べ物にならないくらい急だな・・・」ということでした。
「緩傾斜地」の表現1つ取ってみても、業者によってはここまでの差があると知ることが出来たのは大きな収穫ですね。
余談ですが、当記事執筆時点で販売ページが消えていたため、恐らくこの売り地は売れてしまったものと思われます。どっちみちご縁がなかったか~。
現地訪問を終えて
初めてまともな別荘地(←)の売り地を訪問しましたが、やはり「別荘地」と称するだけあって、全体的にかなりゆったりと時が流れているかのような印象を受けました。別荘地全体が非常に静かでしたし、売り地そのものの広さも要因の1つかもしれません。
通常の売り地ではこのようなまとまったサイズなんて人里から少々離れた山林でもないと望めそうもありませんし、このスケール感を知ったが故に今後の土地探しで良くない影響を及ばさなければ良いなと願うばかりです(フラグ)
【次回(第03回)】
【前回(第01回)】