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#セルフビルド の #土地探し その09・山梨県大月市&神奈川県相模原市緑区編

セルフビルドでタイニーハウスを作り、広いお庭で愛犬をのびのび走り回らせてあげられる・・・そんな生活を夢見て始まった土地探しの旅。

第9回目となる今回は、初上陸となる山梨県の大月市にある別荘地および神奈川県相模原市緑区の山林物件?のことを振り返ります。

【第1回から見る場合はこちら】

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売り土地データ(1)

場所:山梨県大月市の別荘地(旧分譲地)

土地の広さ:たしか280㎡くらい

地勢:平坦(道路より1段低い)

値段:100万円ちょっと

※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※

 

現地雑感

今回訪問した売地は入口に「分譲地案内図」と書かれた看板が掲げられており、その真横に管理棟として使われていたであろうプレハブ廃屋もありましたので、当初は管理の行き届いた別荘地のような場所であった・あるいはそのような形で運用するつもりであったことが伺えます。

しかしながら現在では建物が建っている区画(しかもそのほとんどは別荘としての使用または空き家)よりも更地の方が圧倒的に多く、また看板に記されていた管理会社だったと思しき会社も既に解散しているようでして、全体的に人気が感じられない・良く言えば「都会の喧騒を忘れられる自然豊かな静かな環境」でした(棒読み)

 

さてそんな今回の売地ですが、土地の傍には綺麗な沢が流れていることがアピールポイントとなっていましたので先ずはそちらを確認しましょう。

 

敷地の傍には綺麗な沢

売地から1~2mほど低い位置を流れるこちらの渓流。訪問時期としては2020年11月頭だったためか水量は特別多くも少なくもなく、また写真で伝わるか否かは分かりませんが現地で見る限り透き通っていて非常に綺麗だと感じられる渓流でした。

ただしこの沢は土石流危険渓流の指定を受けているため、必然的にこの渓流の傍に位置する今回の売地もその大部分が土砂災害特別警戒区域・通称レッドゾーンの指定を受ける土地となっています。

それにより、都市計画区域外かつ建築基準法第6条や第22条の区域に含まれてはいないので本来ならば建築確認申請を必要とせず工事届のみで建物を建てられるエリアでしたが、土砂災害特別警戒区域の指定を受けているが故に物置1つでも建築確認申請を経ないと建築が出来ないのが大きなマイナスポイントです。

 

散乱するゴミ・ゴミ・ゴミ

またそれだけではなく、売地そのものに目を向けてみるとご覧の通り見渡す限りに散乱している多種多様なゴミの数々。ぱっと見でも再利用できそうなものはほぼ無く粗大ごみ行き確定コースですので、果たして処分費用が総額でいくらかかることやら。。。

 

ゴミの処分+土砂災害特別警戒区域関連で余分な出費がたくさんかかる土地でした

広さと売値のバランスは(コロナ禍以降相場が少し上がったとはいえ)許容範囲にギリ収まりそうではありましたが、散乱するゴミの処分費用であったり・建物を建てる場合に基礎や1階壁面を強固な構造で設計せねば建築確認申請が下りないなど、売値以上に余分な出費がたくさん見込まれる売地でした。

同じ山梨県でも移住先として人気の高い北杜市とは違い、標高710mの笹子トンネル(笹子峠)を越えずに都内からアクセスできる立地や・静かな周辺環境は非常に気に入ったのですけどね。

 

ちなみにこの約2年後、近傍の売地を見学するためこの付近を再訪しています。その時の様子はまた別の機会に。

【再訪した時の記事】

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売り土地データ(2)

場所:神奈川県相模原市緑区の山林

土地の広さ:970㎡弱

地勢:雑木林

値段:たしか200万円くらいだったような・・・?

※この物件は当記事公開時点で既に成約済みとなっています。場所を特定できたとしても一方的な訪問等は絶対に行わないでください※

 

現地雑感

大月からの帰りに国道20号を家に向かって東進する過程で近くを通ることから「ついで」の気持ちで見に行ったこちらの売地。住所こそ「神奈川県相模原市緑区」となっていますが、谷を挟んだ向かいはもう山梨県上野原市という立地ですのでほぼ山梨です。そもそも旧・相模湖町と旧・藤野町はなぜ東京都八王子市や山梨県上野原市へ越境合併してくれなかったのか!そうすればこの区間の国道20号はもっと走りやすい道路へと改良されていただろうに! #個人の感想です

 

草木が生い茂り全体像の把握は難航

売地はというと、まだ11月頭だったためかご覧の通り草木や葉が生い茂り斜面の上部がどのようになっているのか判別しづらい状況でした。地形図を見る限りでは、道路から斜面を上がった先は平坦に近い地勢となっているようではありましたが・・・?

 

電柱が何本かあるので使用料は見込みる土地

道路から1m強の擁壁を上がった先はどこから見ても同じような傾斜の斜面でしたので、道路を作る際に山肌を切り土した残りの土地、なのかもしれません。

 

接道から一番進入しやすいのが土地のこの境界付近

それでも売地の一番端のあたりは隣地の小規模な谷が迫っているせいか、ご覧の通り擁壁も無く道路からフラットに進入できそうな気配はありました。

おや?左端の方に見えているものは・・・?

 

保安林の指定がかかる土地の模様

で、出た~~~!保安林だ~~~~~!!┗(^o^ )┓┗(^o^)┛┏( ^o^)┛

この杭は売地ではなく隣接地に立っていたものですが、土地(地番)の境界で保安林の指定がバッサリ途切れるとも考えづらいので、売地の一部にも保安林の指定がかかるものと想定しておいた方がよさそうです。

せっかく道路からフラットに入りやすそうな場所だったのに!

 

訪問後、割とすぐに成約していました

この土地は周囲に民家が無く一番近い民家ですら300m以上離れていたため、ひょっとすると上水道が通っていないんじゃないかと心配していたのですが、接道にきちんと上水道の本管が通っているだけでなく浄化槽設置の補助金もかなり手厚い場所だと判明し自分の中でかなり前向きに検討はしていました。

ただやはりそれでも保安林の制限が想定されることと土地の内部にどうやってアクセスするか、そして斜面の整備にかかる費用や元々の売値から大幅な価格交渉が厳しそうなこともあり、購入の是非を考えあぐねていたところ訪問から1か月も経たぬ間にソロキャンプ用地として購入希望者が現れたとのことで成約済みとなってしまいました。

 

現地訪問を終えて

今までは「山梨県=冬がめちゃくちゃ寒い」との先入観から無条件に避けていたのですが、もう2019年の頃のような「温暖な地を安く買える」機会にはなかなか巡り合えないと腹を括りましたので、山梨県にも少し視野を広げる目的でまずは笹子トンネルより東側にて探してみました。

とはいえ、今回訪問した2か所も東京都内で積雪時によくニュースで報道される八王子と比較すれば、少なくとも2~3℃は低くなる(つまり都心部と比較すると5℃くらいは低くなることを覚悟した方がよい)エリアですので、今後もこの近辺で土地探しを行うのであれば冬の陽当たりの良さも絶対条件として付け加えねばならなさそうです。

 

【次回(第10回)】

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【前回(第08回)】

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