スマホをスマートに使いこなすうえで誰もが一度は耳にし、通り過ぎたであろう甘美な響き。
それがテザリング。
ガジェット界の三種の神器とは何か、を問うたら「simフリー」「テザリング」と呼応するにふさわしいその魔法は、いつだって僕たちモバイルガジェッタラーの興味をくすぐらずには居られないようだ。
・・・このテンションは「らしくない」ので止めましょうか。苦笑
前回のこちらの記事でも最後でチラッと言及しましたが、はてなブログ界のカラアゲニストの称号を不動のものにするべく、ジャパニーズ・ソウル・フード「KA・RA・A・GE」を求めた珍道中に合わせて、BlackBerry Classicをモバイルルーターとして利用するテザリング環境の構築を夜明けから行っていました。
※夜明け前の出来事:
通常のようにWi-FiスポットへBlackBerry Classicをぶら下げるのではなく、BlackBerry Classicを大元にするテザリング環境を構築する上で躓いた部分がありましたので、今回はその備忘録としてここに残しておこうと思います。
テザリングはテザリングではない
いきなり哲学のような見出しからスタートしましたが、これは主に「そもそもテザリングの仕組みから説明しようとして、長くなるうえに細かい部分で間違いがある気配を察知した」からでございます。苦笑
BlackBerry Classicでテザリングを行うにあたり、設定部分をあれこれ見ていくと文字通り「テザリング」の項目が存在します。
初めてテザリングを行う場合は、BlackBerryユーザーにとってはある意味お馴染みと言える説明がありますので、これを順に確認していきます。
キャリアとかだと「テザリングオプション」という形で別途月額料金が課せられる場合もありますので、そのあたりは各自ご自身の加入オプションなどをご確認ください。
今回はBlackBerry PassportをBlackBerry Classicにぶら下げる状況を想定していますから、Bluetoothを利用してテザリングを行う事になりそうです。
では早速ペアリングなどなどの準備を行います。
やりました!!
上部の通知欄にはBluetoothのマークとテザリング中に表示されるアイコンが。
そしてこの時点でのBlackBerry Classic、しいてはmineo回線(Dプラン)の今月の概算使用量は13.5MBくらいです。
ちょっと前後しますが、今回のテザリングにおいて親機に対する子機の扱いとなるBlackBerry Passportの方では、今月の0simの概算使用量は13.5MBと見積もられています。
この時点で早速スピードテストを走らせます。
さてテザリングの成果を見せてもらおうじゃないか!
測定日時:2016年12月18日 8時30分
測定場所:都内某所(ふとし家)
お、おう・・・
何ともコメントに困る微妙な数値・・・
ぴ、PING値が非常に優秀だね!
このPING値でこのダウンロード速度なら、スマホで行う大抵の通信はストレスなく行えそうだね!
さてこのスピードテストを実施した後、トイレに籠りながら「・・・本当にちゃんとテザリングが出来ているのだろうか」と、ふと心配になりました。
mineo回線の方は既報通り、
3GBの使用量を今月は与えられていますが、もしテザリングに失敗したままこのあとバカスカ通信を行ったら、3GBは余りに余っているままで0simの方が500MB/月を越え課金され始めかねません。
そんな無駄なことは絶対にしてはならぬ。
出かけるまでに万全の体制を築いておきましょう。
というわけで確認してみました。
データ通信量が変化していないんですけど?
おかしいな?このBlackBerry ClassicにBlackBerry Passportをぶら下げて、BlackBerry Passportの方でスピードテストを行ったんだから、このBlackBerry Classicのデータ通信量が変動していないのは明らかにおかしい。
まさかさっきのは設定を間違えて家の固定回線の方を測定してしまったとか?
色々と設定を見直してみたり接続の仕方をもう一度確認したりしましたが、自分で見る限りではちゃんと設定できているように感じられます。
狐につままれたような気持ちでBlackBerry Passportの方を確認してみると・・・
なぜか0simの方がカウントされてるー!
えっ、ちょっと待ってどういうこと?!
なんでテザリング出来ていないの?
ってことはさっきのスピードテストは0simの測定結果?!
そんな馬鹿な!0simのクセにダウンロード速度が3Mbps以上出るなんて!
そんな経験今まで・・・
一応あったわ。苦笑
となるとまた0simでダウンロード速度に規制がかかっていない場面に出くわしたわけだけれども、ますますこのトリガーが分からないぞ。
単純に「混雑していない時間帯は規制なし」だと仮説を立てると、1か月前のときに平日の昼過ぎでもそれなりの速度を叩きだしていた事象との矛盾が生じますからね。
とりあえず今はテザリング環境を構築することが最優先ですので、0simの挙動についてはまたそのうち考察することにします。汗
テザリングではなく「モバイルホットスポット」
実はBlackBerry Classicの設定画面をよく見ると、テザリングだけでなく「モバイルホットスポット」というものがあります。
我々は普段、これからやろうとしている設定のことを「テザリング」と呼んでいますから、BlackBerry Classicの画面でも当然「テザリング」の方だと思い込んでしました。
ですが先入観というものが如何に恐ろしいものか、こうやって生活の中で教えていただけるのです。
そう、BlackBerryならね。
本来やろうとしていたことはこの「モバイルホットスポット」の方ですので、このまま設定に向けて進めていきます。
ここから先はさきほどの「テザリング」の時と同様に、初めてモバイルホットスポットを利用するときには説明が表示されます。
ホットスポットは便利な反面、悪用もされやすいツールですからしっかりと自己防衛をしましょう。
よく言われる事ではありますが、電池の容量確認は事前に済ませておくべし。
このようなタイマーも備わっているみたいです。便利ですね。
では早速設定をしていきます。
このパスワードは「BlackBerry Classicにぶら下がる」端末、ふとしの場合はのちのちBlackBerry Passportが接続するときに入力するものとなります。
「おっ、なんか接続ポイントがあるからタダ乗りしちゃえ~」みたいな不届き者をシャットアウトするのに必要となりますので、他人に推測されにくい&自分でちゃんと覚えておけるパスワードを設定しましょう。
設定が終わるとWi-Fiネットワーク名が表示されます。
これを今度はBlackBerry Passport側で探しに行くことになります。
割とすぐに見つかりました。
現在は家の固定回線に繋がっていますが、これよりBlackBerry Classicへと接続先を変更します。
ここで先ほど決めたパスワードを打ち込みます。
今回は「とりあえず環境を構築すること」を優先したので、詳細オプションについては見向きもしませんでした。
今後必要になった時点で改めて確認するつもりです。
パスワードを間違わずに打ち込むと、このように接続先がBlackBerry Mobile Hotspot・すなわちBlackBerry Classicへと変更されました。
よーし、これでmineo回線の余っているパケットを使いまくろうと思うわけですけれどもー。
もうね、早速スピードテストを走らせちゃう!
ツンツン!ツンツーn(ry
測定日時:2016年12月18日 8時45分
測定場所:都内某所(ふとし家)
mineo先輩、何があったんすか?!
家の固定回線並に各パラメータが安定しているんですけれども!
時々見たこともないような実力を見せつけてくるので、一括りに「格安sim」と言ってもなかなか侮れません。
BlackBerry Passport側の過去3回分の測定結果です。
今回だけがテザリング(Wi-Fi)で繋いでいるので、左端のアイコンが普段の電波マークとは違います。
ここまでの確認を終えた上でBlackBerry Classicの方を確認してみると・・・
左上の通知アイコンは先ほどの「テザリング」とは違うマークになっており、データ使用量の概算も13.5MBから50MB弱へと跳ね上がっていました。
これで今月は3GB分のパケットを思う存分使い倒すぞー!
まとめ
- BlackBerry端末の場合は「テザリング」と「モバイルホットスポット」の2種類が存在する
- じゃあ結局端末で表示される「テザリング」って何?
- 残り10日強で3GBのうちどこまで使い切れるか?!
一般的な意味での「テザリング」を使えるようになりましたので、これで心置きなく「はてなブログ界のカラアゲニスト」の称号を求めて珍道中へと繰り出すことが出来ます。
というか消したはずのAndroidアプリが消えていなくて、夜通し格闘したその流れ(テンション)で行ってきました。
前回の記事のおかしなテンションはこれが理由だったのだ!(ジャーン)
次回・いやむしろ次回こそ「No 唐揚げ, No Life. ~ジャパニーズ・ソウル・フード「KA・RA・A・GE」を求めて~」
続報を震えて待て!