我が家のベランダには鉢植えで育てているもみじが8本ほどあります。
訳あって今年の春先に植木屋さんで種から芽吹いたもみじを分けてもらい、お水をやり・時には活力剤を与え・日光になるべく当てるべく季節によって植木鉢の位置を調整し・そろそろ肥料を少し上げようかと考えていた今日この頃でしたが･･･
ある日、お水をあげるついでに葉っぱの様子を観察してみるとある異変に気付きました。
これはまさか･･･うどんこ病？！
うどんこ病とは
その名の通り、葉っぱがうどん粉をかけたように白くなる症状で、光合成が阻害されるなどして植物が弱ってしまう非常に困った症状です。
･･･ということを最近調べて知りました←
とにかくカビの一種？で放置するとどんどん広がるようですので一刻も早く対策を取らねばなりません。
一部の葉っぱはこのレベルですし。
悠長なことは言ってられないので、ネットで効果がありそうな薬剤を見繕って注文することにしました。
スプレータイプの薬剤を購入
こちらが今回購入した、住友化学薬品のベニカXネクストスプレーです。届いて開封したときの第一声は「デカっ！」
「うどんこ病に効果のある殺菌スプレー」という観点でしか商品を探しておらず、正直届いてからはじめて「これ1000mlも入っているのか･･･」と気づいたくらいでしたので。
果たして有効期間内に使い切れるかという新たな心配の種は生まれてしまいましたが、今は目の前のうどんこ病で苦しんでいるもみじをレスキューする方が先です。早速使って様子を見たいと思います。
ちなみにこの殺菌スプレー、うどんこ病以外にもアブラムシとかケムシにも効果があるみたいです。今後そういった害虫に悩まされることがあった時はジャブジャブ使って撃退してやろうと思っています。
殺菌スプレーを利用後のもみじの様子
即効性を期待しつつもそんな直ぐに効果が出るわけがない、と半信半疑の状態で葉っぱから滴り落ちるほど殺菌スプレーを噴射し様子を見ること約2日。うどんご病の症状が出ていた葉っぱはこのようになりました。
効果があった･･･のか？
うどんこ病特有の白い斑点は激減したように見受けられます。ただ人間が夏場日焼けした後、皮膚がピローンと剥けるときのような、白っぽい皮みたいなものが葉っぱ表面の一部にあるような？
殺菌スプレーをかけすぎて薬剤が固まっただけなのか、うどんこ病の原因となるカビがペロンと剥がれているのか、そこのところは正直素人には分かりません。それでも殺菌スプレーを使う前と比べて、葉っぱに出ていたうどんこ病の症状は目に見えて減ったような気はします。
さすがに一番症状の酷かった葉っぱは殺菌スプレーを滴り落ちるほど振りかけてもご覧の有様で、この数日後には枯れたようになって茎から落ちてしまいましたが。
他の葉っぱが全体的にこのような酷い状態にならなかっただけ良かったと思うことにしましょう。
とはいえ少なからずうどんこ病発症の悪影響はあったのか、葉っぱが以前に比べて元気がないといいますか垂れ下がるような状態になっている気がします。
これはこれで大丈夫なのだろうか。心配だ･･･
そもそも何故もみじを育てているのか
もみじと言えば街中の公園でも見かける通り、本来は見上げるくらいの高さ数ｍにもなる高木です（※盆栽として育てる場合を除く）
そんなもみじを何故賃貸マンションのベランダで・鉢植えで育てているかといえば、これは将来土地を買ったときにシンボルツリーとして庭のど真ん中に植えたいと夢見ているからです。冗談だと思うだろう？俺は本気だぞ！！笑
実は2年ほど前、膝丈くらいのサイズのもみじを貰ったことがありまして、その頃から同じ夢をぼんやり抱きながらベランダで育てていたのですが･･･今年の春先にマンションの外壁工事の影響で暫く室内にて管理せねばならなかった時、環境が急激に変わったことが原因なのか他の要因なのか今となっては知る由もありませんが、ものの数日で急激に弱ってしまい色々と延命策を尽くしたものの力及ばず完全に枯れてしまいました。
その時にアドバイスを貰いに行ったのが冒頭でチラッと言及した植木屋さんであり、枯れてしまったもみじ（先代）を前にして憔悴していた筆者を見かねて、植木屋さんの庭に落ちていた種から勝手に芽吹いていたもみじを分けて下さり、そのもみじが冒頭の状態に至っているというわけです。
ですから今回はなんとしてでもうどんこ病から守りたいと思い、大慌てでネット通販にて薬剤を購入したところ想像の3倍くらいデカイ容量で届いたという。ファブリーズくらいのサイズをイメージしていたのに、シャンプーボトルかってサイズ感。笑
果たして今回の殺菌スプレーで完全にうどんこ病を死滅させることができたのかはまだ分かりませんが、いつかの夢に向かって今回こそは枯れることなく今後も元気に成長を続けて欲しいと願っています。
