約1か月前、拒否権の無きままウォーキングを日課とするよう課されてしまった引きこもりです。
あれからこの1か月間、晴れの日も曇りの日も暑い日も涼しい日も、ほぼ毎日ウォーキングを続けています。すごい!さすがは自称・アクティブな引きこもり!!
さてそんな引きこもり・・・じゃなかった、ウォーキングの最中なのですが、普段はBlackBerry Classicで音楽を聞きながら歩いています。
不思議なもので聞く音楽のジャンルによって無意識のうちに歩き方も変わり、例えばヒップホップ系を聞いている時は一定のリズムでテンポよく・メロコア/パンク系を聞いている時はシンコペーションのノリに影響されるのか、どんどん歩くスピードが上がっていきます。笑
ただ、今日は何となく思い付きでFMラジオを聞きながら歩くことにしました。
ラジオなんて最後に聞いたのは恐らく中学生か高校生くらい、テレビを見させてもらえず戦況が気になる巨人戦の経過が知りたくて、隠れてコンポでこっそり聞いていた思い出・・・ウッ、頭痛と胃痛と腹痛と吐き気がっ・・・
それはさておき、今日のウォーキングの最中に聞いていたFMラジオの内容が、個人的にちょっと興味深いものだと感じたので、今宵の記事ネタとすることにしました。
「電話」って「マナー違反」なんでしょうか。
流れていたラジオの概要
たしかゲストとしてラジオのスタジオに来ていた有名ブロガー?さんが、電話に関する問題提起を行っていました。
ウォーキングをしながら流し聞きしていた関係で詳しくは覚えていませんので、覚えている内容を掻い摘みますと・・・
- 面識のない人に対して、いきなり電話をかけるのは失礼ではないか
- 電話は本来、家族や恋人みたいな距離の近い人同士で使うツールだ
- 電話をかけた相手が、その時間に電話応対できる環境とも限らない
- 初めて連絡を取るのであればメールで要点をまとめて送ってほしいし、第三者経由で連絡先を入手したのであれば、その時同時にメールアドレスを聞けばいいじゃないか
- 私は自分のサイトにお問い合わせフォームも設定している
みたいな話だったと思います。たぶん。記憶が正しければ。
これを聞きながらウォーキングをしていて、ああこれは一言で表すと「ある意味ジェネレーションギャップ」なんだろうなあ、と感じたのです。
ちなみに先に書いておきますと、私は電話が心の底から大嫌いです。電話なんて廃れればいいと思っています。なんだったらトラウマだと言い切っても過言ではない。
しかしながら・・・初めて連絡を取る相手であれば、仮に電話が唯一の連絡手段だとしても「メールアドレスを別途入手せよ」ではなく「電話でも仕方ない」と思っています。
そもそも「電話はマナー違反」なのか?
あくまでも個人的には、これは論点がすり替わっている?本質が根本的に違う?内容だと感じました。
と言いますのも、電話うんぬんで本来問題とされるのは「電話をかけることが失礼」ではなくて「きちんとした電話をかけられない人が増えているのかもしれない」ことの方だと考えます。
今回の有名ブロガー?さんの話にしても、恐らく問題提起の核となっているのは「時間を強制的に共有する」ことについての是非だと推測され、だから「メールで」とか「距離が近い人同士のツール」だとか、そのような主張が出てきたと思うのですが、これはそもそも電話をかけるときに「急に連絡したことに対する詫びと、時間を頂くことに関する合意」を最初にきちんと取り付けることが出来れば起こり得ない問題です。
そこを飛び越えて「電話をかける行為そのもの」に関してマナー違反か否かを論ずるのは、少し論点がズレているのではないかと感じたのです。
ある意味「しょうがない」?
前項では私が聞いていて感じた違和感、つまるところ論点がズレているように感じた理由を徒然と並べてみましたが、ただ平成生まれ~21世紀生まれくらいのイマドキ世代になってくると、今回のような主張が出てくるのもある意味「しょうがない」のかな?とも思うわけです。
何故かと申しますと、イマドキ世代にとって例えば友人と連絡を取る場合も「まずは相手の家の固定電話へかけて、ご家族のうち誰が出るかは声を聞くまでわからない」というロシアンルーレット的な経験をしていない可能性が高い(最近ならば携帯電話やメール・LINEで直接目的の相手とダイレクトにやりとり出来る)ので、概要で示したような「電話=親密な相手とだけやりとりするツール」みたいな等式が成り立ってしまうのかな?と考えられるからです。
またこういった世代の違いだけでなく、例えば業界によっても「電話優位」の風潮が色濃く残っている場合もあるかと思います。
一例として、この有名ブロガー?さんが話していた「不動産屋の話」に関して、この場でも少し言及しておきます。
不動産屋は電話好き?
有名ブロガー?さんの言い分は「引っ越しなんてそんな頻繁にするものでもないし、いい物件があったら教えてほしいとは言っても、電話でいきなりいい物件があったとかけて来られても『何?そんな今すぐ引っ越ししなきゃいけないの?!』みたいに感じてしまう」みたいなものでした。
また物件の情報をメールで送ってくれたとしても、そのメール送信したことを電話で「今メール送りましたので!」と掛けてくるのは二度手間で無意味ではないのか、みたいな話もあったかと思います。
これは私もある意味一定の理解を示すことができる主張でして、特に後半の「メールを送ったことを電話で報告」のくだりなんかは完全同意です。
ただ不動産業界というものは元々「契約が(割と)一瞬で決まる業界」ですし、特に引っ越しシーズンなんかは「内見をしている最中に、その物件と別の入居希望者との契約が決まる」なんてこともよくあることです(頻繁にあるとは言っていない)
そのように考えれば、これは業界の風潮的に「連絡は直ぐに差し上げるもの」という叩き込まれた意識が、行動の根底にあるが故なのかもしれませんよね。
こういった電話優位説みたいなものは不動産業界に限らず、何かこう「THE・体育会系」の業界でよく見られる風潮のような気もします。
・・・なんてことを書くと「そんな業界のことなんか知ったこっちゃない。こちらとしては、一方的に時間までも拘束する電話で連絡してくる事こそが問題で、メールに纏めて送ってくれたほうが利便性が高い!」みたいな反論を頂戴するかもしれませんが。苦笑
しかし、これまた相手からすると、「メールで送れなんて個別対応を求められても知ったこっちゃない」と言う話かも知れず、結局のところはエゴとエゴのぶつかり合いでしか無いのかも???
ちなみにわたしは前述の通り電話が大の苦手だからメールで送ってほしい。苦笑
強引なまとめ
結局のところ、今回の問題は「知らない人・番号から電話がかかってくる状況」について、
- 「何か家族が倒れたとか病院に運ばれたとか、そういう一大事を連想してしまう」というイマドキ世代特有の捉え方
- 「電話こそが最大の連絡ツール」だったシニア世代の価値観(用があるから電話をする/電話がかかって来るんだろ?みたいな)
この両者の間に存在するギャップに集約されている気がします。
だから「どちらが正しい・どちらが間違い」みたいな話ですらない。
とは言え電話というものは「相手の時間も強制的に共有する/させるもの」なのは時代を問わず間違いありませんので、かける場合は最低限の礼儀をもって「相手の時間を頂戴している」ことを忘れないようにしたいものです。
肉体改造計画
【6/13】腹筋(新フォーム)40回
※朝起きたら腕まわりが筋肉痛になっていたので、今日は腹筋のみで終了