ジェンダー論が叫ばれて久しい今日この頃、あんまり「男らしく」だとか「女らしく」だとか、そういうことを書くと特定の方面からお叱りを受けそうではありますが・・・
「男らしさ」の、ある意味アイコン的ポジションに君臨するのは「ヒゲ」ではないでしょうか。
一説によると、ヒゲの濃さは男性ホルモンと密接にかかわっているようで、男性ホルモンの分泌が多い人ほどヒゲが濃くなるんだとか・・・?
私の場合、ヒゲは口まわりだけでなく頬にも喉ぼとけ周りにも生えていますので、どれだけ男性ホルモンが大量分泌されているのか!という話ですね。苦笑
さて、そんな「男らしさ」の象徴とも言われるヒゲですが、別の言い方では「ムダ毛」と呼ばれる通りまったくもって無駄な毛です。
放っておくと勝手に大量に生えてきて、見た目もむさ苦しくなり良い事なんか1つもありません。自分の顔に生えているヒゲが全部抜け落ちて、その分頭に髪の毛としてしっかり生えてくれた方が100万倍嬉しいのに!!
ヒゲの対策としては、例えば脱毛専門機関に通って専門器具で抜いてもらう方法もありますが、ある程度のまとまったお金が必要な上に施術中はかなりの痛みを伴うと専らです。
「自分の顔を、輪ゴム3~5本くらいでペチペチやられる痛み」だなんてまっぴらごめんだ!
こうなってくると、やることは自ずと絞られます。
脱毛専門機関に通えないのなら、自分で引っこ抜けばいいじゃない。
先に断っておきますが、自分でヒゲを抜くのは完全に間違った方法です。
一時的には顔の表面からヒゲが消えるので効果抜群に感じますが、1か月もすればまた勝手にニョキニョキと生えてきますし、そもそも長い目で見たとき新たに生え変わってくるヒゲは従来よりも太く・たくましくなるなど百害あって一利なしです。
だがしかし、それでもしかし、ヒゲを引っこ抜く行為をやめられない人々が一定数います。私もそのうちの1人です。
普段は頬のヒゲだけを引っこ抜いているのですが、今回は頬以外もガッツリと引っこ抜きたくなりましたので、2年ぶりに350本ほど引っこ抜いてみました。
「ヒゲ350本」がいったいどの程度のものなのか、想像しながら続きをご覧ください。
現状確認
※ここから先は、私のヒゲ面が数枚掲載されます。予め心の準備をしたうえでご覧ください。
「ヒゲを引っこ抜こう!」と思い立ったのは何も今日になって突然ではなく、おぼろげながらちょっと前からずっと気になっていたので、6/1以降あえてヒゲを剃らずに生活していました。
つまり、ヒゲを伸ばし始めてから今日で3日目ということですね。
ヒゲが薄い人であれば、3日放置した程度では気にもならないレベルかと思いますが、ヒゲが頬や喉ぼとけにも生えているような私の場合、3日どころか朝剃って夕方にはヒゲが目視できるレベルで生えてきますので、現時点ではそれなりにヒゲが悪目立ちする顔になっています。
一部ですがご覧ください。ヒゲ面引きこもりのご尊顔を!
まぁ!汚らしい!
元々口まわりのヒゲと顎ヒゲが繋がる「泥棒ヒゲ」タイプの生え方をするのですが、それが3日目ともなるとご覧の通り指(爪)で掴めるレベルの長さになります。
このようなヒゲを来る日も来る日も剃刀で剃り続け、なのに半日もすれば青髭になるのだこの憎きヒゲ野郎め!今日、貴様を引っこ抜いてやる!!
自分でヒゲを抜く場合の必須準備
本来、素人が自分でヒゲを抜くのはやっちゃいけません。
少なくとも以下のようなデメリット/トラブルが存在します。
- 次に生えてくるヒゲが太く・たくましくなる
- 埋没毛になる可能性がある
- 抜いたところが炎症を起こしたり色素沈着の可能性がある
ヒゲを抜くのであれば、ちゃんとした専門機関で抜いてもらうのが一番ですが、どうしても引っこ抜きたい私のような人間の場合、最低限、次のことを意識した方が良いです。
- ヒゲを抜く前に蒸しタオルなどでしっかりと温める
- 無理に引き抜こうとせず、生えている向きに沿ってゆっくり引っこ抜く
- 引っこ抜いた後は冷やす
- なんか保湿液か乳液かそんな系統の液を塗りたくる
ちなみに今回、私は2番目と3番目しかやっていません。テヘペロ。
ヒゲ抜きスタート
今回の目標としては「泥棒ヒゲ状態を脱する」ことに重点を置きました。
やる気と根気と時間があれば、口まわりのヒゲを根こそぎ引っこ抜くことも出来たかもしれませんが、過去の経験上確実に途中で根気が尽き果てるので1点集中型で引っこ抜くことに。
あれよあれよという間に100本ほど引っこ抜いた時の様子がこちら。
お分かりいただけたであろうか。
「ヒゲ100本脱毛」といっても、所詮はこの程度の範囲で終わってしまうのだ。両側合わせてではなく、写真に写っている片側だけで既に100本なのだ。
思ったよりも少ないと感じませんか?
そもそもご覧の通り皮膚が赤くなってヒリヒリするうえ抜いた場所が鳥肌のようにポツポツになりますし、己の肌と毛根に強大なダメージが与えられていることを、文字通り「痛感」します。
思わず頬っぺたも膨らますわ。
用意しておいた(水で湿らせて固く絞ったあと冷凍庫に放り込んでいた)タオルで肌を一旦冷やしつつ、ヒリヒリするのが引いたら反対側もせっせと引っこ抜きます。
ミッションコンプリート
およそ1時間ほどの格闘の結果、このようになりました。
冷やす直前に撮った写真ですが、一番最初の「before」な写真と見比べていただければ、そこそこがっつりと引っこ抜いた様子がお分かりいただけるかと。
(beforeの再掲)
ひとしきりヒゲを抜いてみて、やはり口角に近づけば近づくほど抜くときの痛みが強く、またヒゲそのものもしっかり根付いているのか抜けにくくなります。
ヒゲを引っこ抜いた後、凍らせたタオルで十分に冷やした肌の様子。
多少は赤みが軽減されているでしょうか。
それでもある程度はヒリヒリが残っていますので、やっぱり思わず頬っぺたも膨らますわ。
あとがき
今回は口の左右合わせて350本のヒゲを引っこ抜きました。
言い換えれば、350本も引っこ抜いたところで口の左右部分しか処理できないのだから、じゃあ顔全体にはいったい何千本のヒゲが生えているのかというお話ですね。
重ね重ねになりますが、本来こうやって自分でヒゲを抜く行為は害こそあれど長期的なメリットはありませんので、濃いヒゲに悩んでおられるのであればちゃんとした専門機関で適切な処置をしていただくことを強くオススメします。