きっかけはお昼のこと。
10日ほど前にせっかく契約中のmineo回線(Dプラン)を音声通話対応へと変更したのに、誰からも電話がかかってくることなく静かなままのBlackBerry Classicを見て、
嗚呼引きこもりとは何と孤独な生活なのか・如何に外界との繋がりが希薄な存在なのかといった自己の存在意義を問うようなことは一切せず、8月にリリースされると発表されていたOS10.3.3はいつになったら飛んでくるのかとやきもきしておりました。
\ブイイイイイイン/
・・・?
聞きなれないメロディがBlackBerry Classicから流れ始めたぞ?
画面を見ると見慣れない番号からの着信表示が。
おお!ついに「電話機」としての役目を果たし始めたか!!
しかしこの番号に見覚えは無く、そしてBlackBerry Classicにはガラケーにありがちな簡易留守録機能が備わっていないが故、1分経過しても鳴りやむ気配を見せません。
普段なら1分も着信の様子を眺めることはせず、むしろその前に「ああもううるさいわい!」と半ギレしながら電話を受けるのですが、何故か今回に限っては妙に気になって通話ボタンを押す気になれませんでした。
最終的に2分以上鳴り続けた挙句勝手に電話が切れた、うちのBlackBerry Classicさん。
気になったので番号で検索をかけてみました。
架空請求詐欺業者だー!!!!(ドコドコドコドコ)
着信アリ(架空請求業者)
もう真っ黒じゃないっすか。
1画面分のスクリーンショットだけで、まさかこんなに墨塗りを行うことになるなんて思いもしなかったぜ・・・
嫌な予感が当たって電話に出なかった俺、GJ!
だがしかし。
このまま放置するわけにはいきません。
こういった業者はGO★KI★BU★RIの如く、裏でつるんで名簿リストを融通し合っていると専らの噂です。
一度電話がかかってきた以上「この番号は開通済みだ」とリストに載せられて、今後迷惑電話が急増する可能性もはらんでいます。
そうなる前にこちらでも出来る限りの自衛策はとっておきたい。
そういったときに本来は着信拒否機能がキャリアの端末ならば備わっているのですが、残念ながらsimフリーかつ海外端末のBlackBerry Classicさん。
探してみたところ「全ての着信を拒否する」と「ローミング中は全てブロック」しか見当たりませんでした。
All or Nothingかよ!
出来ることならば番号単位で着信拒否の設定をしたい。
そう考えてBlackBerry Worldでアプリを探す旅が始まりました。
Call Assistantをインストール
幸い、目的とするアプリはすぐに見つかりました。
今回はこの「Call Assistant」というアプリをインストールすることにします。
色々な機能が備わっているみたいですが、決め手は無料だったことです。苦笑
インストールしてアプリを開いた直後の画面です。
見ての通り全て英語で書かれているので、架空請求詐欺業者との戦いの前に己の英語力が試されます。
Call Assistantに拒否番号を登録
テキトーにメニューを開いて弄っていたら、今回の目的であるBlack Listの項目を発掘しました。
「ブラックリストに番号を追加したけりゃ下部のボタンを押してね。このリストは着信拒否のうちブラックリストモードってやつだけで使うからね!(意訳)」
下部に並んだボタンは左から「直接番号登録」「着信履歴から登録」「アドレス帳から登録」でしょう。たぶん。
今回はかかってきた番号をそのままぶち込んでやりたいので、真ん中のやつを選びました。
かかってきたこの番号を登録するので、そのままチェックを入れて登録します。
ヒャッハー!ぶちこんでやったぜー!
お前もう絶交な!!電話受け取ってやんねーよー!!
ちなみにSMSのブロックリストへ登録するときは、このように詳細を入力しておけるみたいです。
本当は着信拒否の方でも出来るのかもしれないけど調べる労力がもったいないや。
問題発生
これで一件落着・・・かと思ったのですが、用心深い引きこもりのふとしさん。
本当に着信拒否が出来ているのか気になりました。
ここは1つ、実験をしておきたい。
ドロー!俺のターン!
先日焼き肉を奢ってくれた人物Aを生贄に捧げてアプリの実行テスト!
※焼き肉:
さあてちゃんと着信は拒否され
\ブイイイイイイン/
ダメじゃん!
原因の再検証&設定方法
よかった、実験をしておいて助かった。
実験していなければ、着信拒否がちゃんと作動していると思い込んで今後詐欺業者の電話をうっかり受けてしまう可能性すらあった。
やはり何事も本番前のリハーサルは必要である!(キリッ)
しかし何が原因で着信拒否がうまくいかなかったのでしょうか。
何か設定が足りなかったのか、あるいはこのアプリ自体がザルなのか。
もう一度隅々までこのアプリを眺めてみた結果、1つのミスを発見しました。
再掲。
原因:このオレンジ色の部分をちゃんと読んでいなかった。
ざっとは流し見程度で見てはいたのですが、よくよく読んでみるとたぶんここが成功と失敗の分岐点だと思われます。
当初「closed?open?なんじゃそりゃ?詳細設定は設定ページでね☆って書いてあるんだし、設定ページで番号登録して設定するんでしょ?」と思い込んでいました。
ただ実際には、
こういうことでした。
リストはあくまでもリストを作ったよ、だけの意味しかなくて、実際に着信拒否を実行するか否かはこの左側のアイコンをクリックすることでON/OFFを切り替えるシステムになっているみたいです。
ちなみに着信拒否の対象については・・・
1.All Incoming Call(全ての着信を拒否する)
2.Black List(ブラックリストに登録されている番号のみ拒否する)
3.White List(ホワイトリストに登録されている番号以外の全てを拒否する)
4.Contacts(アドレス帳に登録されていない番号を全て拒否する)
5.White List+Contacts(アドレス帳およびホワイトリストに登録されている番号以外の全てを拒否する)
これまでの人生で英語の勉強といえば「英単語を極限まで覚えずに、如何にしてセンター試験の英語で高得点を取るか」だけに特化してきたふとしの英語力なので・・・非常に怪しいですが、概ねこのような意味だと思っています。
なんてったって最初「Incoming Call」の意味が分かんなかったからね!!そりゃそんなレベルじゃ8割強が限界だわウッサイわ!!(逆切れ)
これらを設定し終え・・・た上の画像ではもう結果が出てしまっていますが、再度実験を行ったところ
このようにきちんと着信を拒否することが出来ました。
もうこれで架空請求業者なんか怖くない!
まとめ
- まさか回線開通1週間強で迷惑電話が来ると思わなかったよ
- あと、せめて基礎英語力はつけよう
実際の運用においては、Black ListモードとContactsを適宜入れ替えながら様子を見る形になるでしょうか?
White List+Contactsでも良いような気はしますが、予めちゃんとした用でかかってくる可能性のある番号を片っ端からホワイトリストへ登録する作業ってかなりの苦行だと思いますし。苦笑
そもそもはと言えば「なぜこんなにあっさりと迷惑電話がかかってきたのか」というお話ですよ全くもう!
あと簡易留守録機能が無いと相手が根負けして切るまで呼び出し音が鳴り続けるのもどうにかしたい!
20秒とか30秒とか、設定した秒数以内に取らなかったら勝手に電話が切れるアプリみたいなものを探さないと・・・。
巷(#blackberryjp)では「本日28日にBlackBerryがハードウェア事業に関する何かしらの表明がある」と話題になっていますが、ふとしにとっての喫緊の問題はsimフリーの海外端末を自分好みに手懐けることみたいです。汗