たしか2008年の夏の終わりに購入して以来。
雨の日も風の日も病めるときも健やかなるときも、更にはXPのときも7のときもAndroid4.4-RC2のときもAndroid4.4-r2のときも、度重なる分解や改造にもほとんど文句を言わず黙々と稼働し続けてきた我が家のAspire one AOA150。
稼働9年目をWindows10(7からの無料アップグレード)で迎え、これにて寿命が尽きるまでOS乗り換え戦争が勃発することもなく、少しずつ挙動が重くなりながらも残り少ないであろう余生を末永く大切に徹底的に使い倒す覚悟でした。
だがしかし。
ここ最近、どおおおおおにも挙動の怪しさがスケールアップ(?)しつつあるように感じます。
だましだまし使ってきたけれども、やっぱりそろそろ限界が近いのかもしれない。
症状1・全体的な起動時間
今年のゴールデンウィーク明けに、今後少しでも長く使い倒すべくHDDからSSDへと換装しました。
これによって「HDDが突然逝ってしまう」ような不測の事態は、理論上向こう数年くらい回避できるはずです。
またこの改造による副産物として、HDDとSSDの性能差/特徴とも言うべき「起動時間の短縮」が図られたはずでした。
それから約半年。
相変わらずWindowsを起動するだけなら、まあまあそこそこの速さで立ち上がるのですが・・・問題はそのあと。
OSを立ち上げて、いざネットサーフィンをしようとFirefoxのアイコンをクリックしてから、ホームに設定してあるYahoo!のトップページを全て読み込み終わるまでの所要時間が2分以上。
さらにそこから各ニュース記事をチェックしようと思い、リンクをクリックするも次のページへの遷移に約10秒。
そのリンク先からさらにリンクをたどって(中略)約10秒。
おそーい!!
敢えて言及するまでもないとは思いますが、ネット回線自体は至って良好です。
(自宅の固定回線をBlackBerry Classicで測定)
PCそのものの処理性能が、今のWorld Wide Webに追いついていない/完全に置いてけぼりを食らっている状況です。
あまりにも時間がかかるので、最近では「他の作業の合間に」リンクをポチポチするようになりました。。。
例えばある1ページを見て、次のページへのリンクをクリックしておいてから洗濯物を少したたみ、ページの移動が終わったらそのページを読んで、また別のページへのリンクをクリックしておいてから洗濯物の続きをたたみ・・・
あ、あれ・・・洗濯物をたたむ合間にネットサーフィンをしているんだっけ?ネットサーフィンの合間に洗濯物をたたんでいるんだっけ???
みたいな。
余談ですが、この「ひきぶろ。」をネットブックで見ようとすると、1分経ってもページ読み込み中のグルグルマークが消えてくれません。
そもそも「はてな」のトップページでさえも、今朝アナログ時計と睨めっこしながら計ってみたら、グルグルマークが消えるまでに35秒かかっていました。
ほらぐーるぐるーぐるぐるぐるるーぐるー・・・
Firefoxに限らず、他にもツイッターのアプリであったりWindows Media Player代わりの音楽再生アプリであったり、いろんなものが日を追うごとに重くなり始めているような感じがします。
症状2・Firefoxの強制終了
若干症状1とも被るのですが。
いつまで経っても読み込み終わらぬグルグルマークと睨めっこ、をしている間はまだ良いのです。
一番カチンと来るのは、何も操作をせずふと目を離した数分の隙にFirefoxそのものが強制終了していること。
直前まで複数のタブを開いていたときには、その精神的ダメージたるやタブ数の2乗に比例します。
Q:強制終了してもFirefoxの機能でタブの復元ってなかったっけ?
A:Cookieも履歴も一切残さない設定にしてあるから復元不可。
詳細は省きますが、Firefoxはバージョンが1ケタの頃からCookieも履歴も一切残さない設定にして使う癖が自分の中についているので、一度Firefox自体を終了してしまうと再度タブを開いてアクセスしなおさなければならなくなります。*1
少しでもダメージを防ぐべく「複数のタブを閉じるときには警告する」みたいなチェックは入れてあるのですが、ネットブックのFirefoxはそれすらも無視して強制終了してくれやがるのです。
自分でFirefoxを終了させるときはきっちり確認をとってくれるのに!
この症状はFirefoxの動作が重く感じるようになり始めた、ここ数か月で特に顕著なものとなっています。
軽いOSを検討したい
このような事情から、そして半年前にHDDをSSDに換装している以上、SSDの故障(寿命)の線は考えづらいところから、間違いなくCPUが原因であると考えています。
しかしネットブックのCPUはマザーボードに直付けされているので、デスクトップのようにほいほいと交換できない。
そもそもデスクトップのCPU交換自体やったことがない!苦笑
となると、今ある資源(CPU)で賄える範囲からどうにかやりくりする他ありません。
ここで考えられる方法論の1つが「今よりも軽いOSに変更する」ことです。
・・・正直なところ、Windows10はデスクトップもノートもタブレットもモバイルも、オールインワンだとか何だとかいう触れ込みだったはずですので、それならば性能の低いうちのネットブックはモバイル端末扱いしてくれればいいのに・・・とさえ思います。
きっとモバイル端末向けのWindows10の方が、デスクトップ/ノートよりも必須動作要件が低いはずだし!!(願望含む)
以前検討し、実際に2度ほど挑戦したのがAndroidでした。
しかし「文字入力をし始めると20~30分でOSが強制再起動する」例のアレゆえに、常用が厳しいと判断してそれっきりでした。
その後、このAndroid-x86の発展形?として、現在ではRemix OS for PCというものが開発されているようです。
こちらも「PCで動くAndroid OS」というコンセプト(と勝手に解釈w)ですし、現在のバージョンではAndroid6.0相当まで追いついているみたいですから、セキュリティ面でもAndroid-x86よりは比較的マシだろうと思われます。
またこのRemix OSはAndroidをベース?としながら、Androidでは不可能な複数のアプリを同時に起動することが出来るなど、かなりWindowsライクな使い方も可能です。
こういった機能がAndroid-x86の時と同様に無料で利用できるのですから、興味を惹かれないわけがない!!
しかし。だがしかし。
こんなにも興味を惹かれるRemix OSですが、ふとしのネットブックには恐らくインストールすることはないと思います。
それはこれに気づいてしまったから。
2 GHz dual core processor or better
2 GB system memory
Minimum 8 GB of free hard drive space
システム要件があまりにも厳しすぎる。
Aspire one AOA 150の場合、CPUはAtom N270(1.6Ghz)のシングルコア・メモリに関しても2GB以上を積むとマザボかBIOSのどちらかが対応していないようなので、上限いっぱいの1.5GB止まりです。
この性能では、さすがにRemix OSをインストールしたところで今と同じか今よりも一層動作が重くなるであろうことは想像に容易いです。
普段頭を使わない引きこもりとて、そこまでバカじゃない。
まとめ?
本当はWindows環境を(片方が壊れた時のバックアップの意味も込めて)2台手元に用意しておきたいのですが、ここ最近の挙動を顧みるにそうも言ってられなくなってきたように感じます。
- Windows10→無駄に重い
- Android-x86→OSの強制再起動問題+セキュリティ面の不安
- Remix OS→システム要件が手元のネットブックに比べて高すぎる
本当はさっさと買い替えるのが一番シンプルかつ手っ取り早い解決策なのでしょうが、8年以上も使うとさすがに「ダメな子・手間のかかる子ほど愛おしい」的な愛着も湧いてくるもんで。苦笑
ふとしが知る限りで残された道は・・・
「なんだかコマンドプロンプトをカタカタやるみたいな雰囲気で難しそう」との先入観から避け続けてきたLinuxおよび派生形?のUbuntuくらいしか、もう残っていないのでしょうか。
いやー・・・Windowsさん、もうちょっと頑張ってよ!!!!(逆切れ)
*1:だから「はてなブックマークコメント」とツイッターの連携がいつも外れているのだ