ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

現在とだいたい10年前の電気料金を比較してみた

冷房がなくては生活に支障をきたすレベルの真夏がようやく終わり、ここ数日の当地は曇り気味の天候も相まってエアコン無しでの生活が成立し始めた今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。一時は電力が足りなくなるかもしれないとのことで節電要請が出されたりもしましたが、どうにかこうにか今年の夏を耐え凌ぐことが出来てホッとしています(今冬以降の電力発電量が足りるとはいっていない)

さて2011年の東日本大震災以降、原発の停止や老朽化した火力発電所問題・そして今年はロシアとウクライナのほぼ戦争状態やら燃料費高騰などなどが叫ばれる昨今、体感的には電気代の値上がり(何なら電気代だけでなく食料品や生活用品も)を痛感しながら生活を送っているわけですが、果たして客観的数値としてどのくらい電気代が高くなったのかを調べるべく過去の電気料金のお知らせを引っ張り出して比較してみることにしました。

このブログでも開設当初から数年間は光熱費に関する記事を書いていた時期もありますので、今回は主に5年前〜13年前まで遡って毎年8月の電気料金を比較してみようと思います。・・・なぜ中途半端な13年前なのかって?手元に残してある一番古い電気料金のお知らせが13年前だからだよ!笑

13年分の光熱費のお知らせ

2022年8月の電気料金

まずは比較対象となる、今年の電気料金のお知らせから確認してみましょう。

今月は178kWhの使用で6246円でした。設定温度を基本的には30℃とし、この家に引っ越してくるタイミングで購入したサーキュレーターを併用しながら自分なりに涙ぐましい節電努力(←)を続けましたが、先月の152kWh・5190円を上回り(恐らく)今年最高料金を記録しました。

※購入したサーキュレーターのレビュー記事

hikiblo.hateblo.jp

 

ではここからは今月のこの料金を基準として、どんどん過去に遡り現在とはどのくらい料金が変わっているかを比較していきます。

 

5年前(2017年)の電気料金

まずは5年前である平成29年・つまり2017年8月の電気料金を見てみますが、この時は182kWhの使用で4684円でした。なんと今月よりも僅かに多い使用量ながら電気料金は1600円ほども安い請求金額で済んでいます。基本料金・1段料金および2段料金はそこまで差はありませんから、燃料費調整額(と再エネ発電賦課金)の料金に与える影響がいかに大きいかを痛感できますね(血涙)

2022年と2017年の比較は済みましたので、ここから更に過去に向けて一気にさかのぼっていきます。

 

6年前(2016年)~9年前(2013年)の電気料金

天皇陛下が退位のご意向を示され、アメリカではトランプ大統領爆誕した6年前(2016年)は202kWhで4773円。燃料費調整額が-1000円近かったのを見るあたり、この頃は今と違って非常に安く燃料を調達できていたのでしょうか。

 

2022年現在居住中の今の家に引っ越してくる前の家・・・の、更に前の家に引っ越した直後であり、この「ひきぶろ。」を立ち上げた直後でもある7年前(2015年)は222kWhで5915円。基本料金がこの時だけ前後の年に比べて微妙に安い理由は不明ですが、消費者としては高いよりも安いほうがいいので喜んでおきます(?)

 

消費税が8%に引き上げられた8年前(2014年)は237kWhで6955円。7年前である2015年の222kWhで5915円と比較すると電気の使用量がそこまで大きく変わらないのに料金は1000円ほど高いです。このカラクリは表をじっくり眺めると明らかで、燃料費の調整額が2015年が-197.58円に対し2014年は+616.20円だったからでしょうね。

ただそれでも2022年の水準(燃料費調整額:907.80円/再エネ発電賦課金等:614円)と比べるとどちらも安く見えるんだから感覚の麻痺って恐ろしい。

 

9年前(2013年)は369kWhで10419円。ついに出ました1万円の大台!!苦笑

これは2013年の7月くらい~2015年の7月くらいまで住んでいたマンションが「建物の構造上、外気温の影響をモロに受ける物件」だったことが災いして、エアコンをつけたとてなかなか効かない物件だったからですね。昼間なんかエアコンなし・扇風機のみで過ごそうとすると室温が平気で40℃に達する(目視した最高室温は42℃)ことも多々ありましたので。

 

10年前(2012年)の電気料金

今からちょうど10年前(2012年)は193kWhで4848円。この年は引っ越しを行った年であり、この時の引っ越しが、翌年以降10年近くに及ぶ睡眠障害を発症する原因のトラブルに巻き込まれるきっかけとなるなんて、この時は微塵も思っていませんでした。

人はいつ・どんなきっかけで人生がガラッと大きく変わるか分かりません。注意しろったって注意できるものと出来ないものがあるでしょうが、皆さま可能な範囲でご注意ください。

 

ここまでくれば手元に現存する電気料金のお知らせも残り数年分。ラストスパートをかけてしまいましょう。

 

11年前(2011年)~13年前(2009年)の電気料金

あの東日本大震災が発生し全国の原発がストップした11年前(2011年)は224kWhで5200円。たしかこの年は春先に計画停電が行われ、当時住んでいた地域も輪番停電の対象となり数時間停電した記憶があります。真夏である8月に輪番停電があったかどうかまでは覚えていない。

またこの年までは現在の「再エネ発電賦課金等」が「太陽光促進付加金」と呼ばれていたようです(いま見比べていて気付いた)

 

上述した太陽光促進付加金の制度がスタートした12年前(2010年)は170kWhで3821円。消費税が5%だった当時ですし基本料金も従量料金も今より安く、燃料気調整額は現在の907.80円に比べ1100円以上も安い-232.90円、太陽光促進付加金に至っては0円!2022年は614円も取られているのに!!

 

13年前(2009年)は221kWhで4702円であり、これが現存する最古クラスの電気使用量のお知らせです。あと数か月分さかのぼろうと思えばさかのぼることも出来るのですが、せっかくならば8月の料金お知らせで統一した方がよいかと思いこちらに。

料金的な話でいえば、再エネ(ry)がなく燃料費調整額がマイナスだとやっぱり安いですね。これでも当時は住んでいたマンションの部屋の備え付けエアコンがかなり古かった(当時で既に10年以上前の型であり省エネ性能もクソもない代物だった)ので、電気はだいぶ喰ったはずなのですが。

 

まとめにかえて

現在~13年前まで電気代を比較してみましたが、基本料金や従量料金の部分は増税の影響こそあれどそこまで大きくはなく、例えば1段料金で見れば10年以上前にMAXで2144円だったものが2022年現在では2385.60円へと200円弱しか増えていません。にも関わらずここまでご覧いただいたように顕著な料金差が生じている最大の要因は燃料費調整額と再エネ(ry)であり、それらが高止まり状態の現在から少しでも下がってくれれば家計が多少は楽になるのですが。

ただ残念ながら数日前のニュースで「今後さらに調整額を増大できるよう検討している(雑な要約)」みたいなものを見た気がしますし、一般論として夏よりも冬の方が電気使用量は増えると思いますから・・・多分きっと恐らくひょっとすると今年の冬は今夏以上のとんでもない事態に陥るかもしれません(←)

 

この価格高騰に対し個々人がいま出来ることと言えば生活の中で節電に励むことぐらいでしょうが、一人でも多くの方々のそういった行動が今はやりのSDGsに繋がるのではないかと思います。 #まとめだしSDGsって言いたいだけ

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