ひきぶろ。

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【気密性アップ】扉の下にある謎の隙間をアノ手コノ手で塞いでみた【プチDIY】

今の物件に引っ越してからもうすぐで3か月。

あれほどあった荷造りのダンボールもついに全て処分し終え、部屋の片隅に鎮座していた粗大ごみも片付いたことで ようやく「日常生活」と呼べる環境が戻って参りました。苦笑

 

しかし、実はまだ手をつけられていなかった問題が残っています。それはこの隙間。

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これは何かと申しますと・・・この物件、換気のためかなんなのかわかりませんが、玄関と台所を隔てる扉の下に3cm強の高さの隙間が空いているのです。

以前の物件のような、台所と部屋の間にも扉がある造りであればそこまで問題でもなかったのですが、今の物件はいわゆるワンルーム物件(ロフト付き)であるため、ここの隙間を埋めないと玄関から部屋までスルーパス状態となります。

それが何か問題があるかと言えば、このままだと冷暖房効率が著しく落ちてしまう!笑

 

あとは部屋の中の問題ではありませんが、今の物件は玄関を出た先に割と交通量の多い道路が通っているため意外と走る車の騒音も気になりますし、さらには玄関のわずかな隙間を通って車の排気ガスも部屋まで入ってきかねません。

この時期はせっかくのクーラーの冷気が玄関まで逃げて行きかねず、逆に冬場は部屋を暖房で温めようとしても玄関の冷気が部屋まで入って底冷えする可能性が考えられ、さらには玄関の向こうの車の騒音や排気ガス流入も想定されるなど、扉の下の隙間は百害あって一理なしと言えるでしょう。

 

そこで今回は、ホームセンターにて木材を購入・加工し扉の下の隙間を埋めてみることにしました。以前の自作網戸に引き続き、2度目のプチDIYとなります。

 ※網戸を自作した話:

hikiblo.hateblo.jp

 

それではさっそくプチDIYの様子をご覧ください。

ホームセンターで木材を加工

早速ホームセンターへと向かう前に、もう一度扉の下の隙間について玄関側からよく確認しておきましょう。

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ご覧の通り指1本が余裕で入るくらいの隙間が空いています。ここの隙間を、木材を加工して埋めてしまうのが今回の目的です。

また、賃貸物件で釘を打つと退去時の現状回復が色々と大変ですので、今回は扉側に木材を加工する・つまり扉の高さを増やすのではなく、床の高さをあげるようなイメージで対策を施そうと思います。

 

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今回私が材料を購入したホームセンターでは、購入者向けの加工スペースが無料解放されておりましたので、ここぞとばかりに活用させてもらいました。こんな工具、うちにはありませんからね。

ちなみに購入した材料一覧はこちら。

 

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既に加工済みですが、木材1本を2つに切断したうえで、それらをくっつけるために釘(スリムビス)とボンドを購入しました。

なお結論から申しますと、木工用ボンドを選ぶ時はなるべく乾くまでの時間がかからない物を強くオススメします。今回私は数10円をケチったせいで完成までに2時間くらいかかりました。苦笑

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木材の切断を終えてボンドでくっつけているところ。釘だけでもそれなりの強度は稼げると思いますが、設置場所を考えたとき足で蹴っ飛ばす可能性が考えられますので、ボンドも併用してより強固なものにしておこうと言う作戦です。

 

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こうやって見ると、カットした部分の断面が斜めになっていますね。まあまあこのくらいならば、多分きっと恐らく大丈夫でしょう。。。

 

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先ほどの写真から1時間以上が経過し、ようやくボンドのほうがある程度固まったように感じられるので、ネジ釘も使って2本の木材を接着していきます。あとは家に持ち帰って床にセットすれば完成ですね!

 

工作物をセットする

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ご覧の通りミリ単位で計算し尽くされ完成した加工木材の塊(←)を手に、家まで意気揚々と帰ってきました。

 

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あとはこれを予定していた場所にはめ込めば、冷暖房効率や車の走行音・排気ガスなんかを気にすることなく生活を送ることができます。

これで隙間を埋めれば・・・

 

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入らないんですけど!!!!

 

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おかしい、何かがおかしい。事前にミリ単位で採寸してあったのに、短い方は計算どおりにもかかわらず長い方は壁と干渉してこれ以上奥に入ってくれません。
その誤差、わずか2mm。

 

家に鉋(かんな)とかがあればすぐに調整ができるのですが、生憎うちにそんな便利ツールは存在しません。しかしこのままでは全くもって役に立たず、ただのゴミ同然です。
さてどうしましょう?

 

再びホームセンターへ

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2mmの誤差を嘆いていてもどうにもなりませんので、後日もう一度ホームセンターへとやってきました。一瞬「100均で紙やすりを購入してひたすら磨きまくるか?」とも考えましたが、どう見ても労力的にノコギリで切ったほうが早いし楽だと考えまして。笑

 

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誤差としては2mmくらいですが、ノコギリで切るうえで2mm単位の切断は非常に難易度が高いと感じたことと、仮に2mm切ったとして「実は2mmではなく3mmの誤差でしたー!」みたいな展開は絶対に避けたかったので、ご覧の通り少し余裕を見てカットすることにします。

 

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カット途中の様子。幅が幅なので斜めにならないよう細心の注意を払いながらカットしていきます。

 

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切り終えました。我ながら完璧な切断だったと思います。笑

ちなみにホームセンターの場合、この店舗もそうでしたが有料で電動カットを利用することも出来ます。が、ここまでの作業が終わったあとで店員さんと雑談したところ「このレベルの細かさは電動だと無理!砕けちゃう!」と笑われました。苦笑

 

では家に持ち帰って再度設置してみましょう。リベンジじゃー!

 

リベンジマッチ in 自宅の玄関

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いきなり結果発表ですが、今回はご覧の通りぴったりと収まりました。

 

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むしろ反対側を見てもわかる通り、予定よりも「遊び」の部分をとりすぎた気さえします。あまりにもギチギチに詰めすぎると、設置するときにはまらなくなって困るのは目に見えていましたから、ある程度は「遊び」が出るように採寸していたんですけどね。なのにどうして2mmずれたのか

 

さてこのように、本来の目的であった扉の下の隙間は工作した木材で埋めることができましたが、今度は工作した木材と壁との間に予定よりも大きめの「遊び」が生まれてしまっています。この部分をもう一工夫して、本当の意味での完成形へともっていきましょう。

 

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今回は事前に用意していた、ニトムズの隙間テープを使って「遊び」の部分を埋めてしまいます。

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ご覧の通り、壁と接する面に隙間テープを切って貼り付けてみました。

 

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こういった隙間テープは、本来壁とドアの接する部分に貼り付けて防音性・気密性を上げるために使うのですが、その素材がスポンジのようなものでできている・・・つまり圧をかければある程度収縮し・圧が無くなれば元に戻ろうとする性質を利用することで、工作木材と壁との間の「遊び」を埋めるだけでなく、工作木材そのものがあまりグラグラと動かないように固定する目的で今回は利用します。

これであれば、賃貸物件でも床/壁に釘を打つことなく固定できるでしょう!

 

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反対側の様子。最初は床に接する面にも隙間テープを貼り巡らせていたのですが、仮置きするときに色々と考えた結果、今回はそこまでは必要ないと考えて最終的に除去することにしました。

 

それではお待ちかね、完成形のお披露目です!

 

完成形

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ちょっとした誤差もありましたが(苦笑)、細かく採寸して加工した結果このような形になりました。

 

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「遊び」の部分ををアップにするとこのような感じ。スポンジのような素材の隙間テープが、圧縮された状態から元に戻ろうとする圧を利用して、釘を使うことなくある程度固定することに成功しました。

 

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反対側もご覧の通り。

このようにしておけば「遊び」を埋めて固定するだけでなく、隙間テープの本来の用途である「防音性&気密性アップ」にも貢献してくれることでしょう。

 

あとがき

今回の工作でかかった費用は・・・だいたい700円でお釣りが返ってきたような気がします。

これによってエアコンの冷暖房効率が上がり、車の音も軽減され、排気ガス流入も劇的に少なくなったはず・・・だけでなく、最近暑い日が続いたことで気づいたのですが、夕方ごろ西日で熱せられて熱くなった玄関に籠る熱気もシャットアウト出来るようになりました。気密性がアップしたことの証左と言えるでしょう。

 

DIY」と声高らかに宣言するには物足りないレベルの「プチDIY」でしたが、楽しみながらも実益を得られて非常に満足しています。

「皆さんも是非DIYに挑戦を・・・」なんて言えるほど、うちのような謎の隙間が皆さんの家の中にあるとは思いませんが(苦笑)、何か機会があった時にこのようなチャレンジをしてみるのも、良い気分転換になるのでオススメですよ。

 

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