だいたい月1回ペースくらいで行っている、mineo回線(Dプラン)×BlackBerry Classicおよび0sim回線×BlackBerry Passportを用いた、新宿駅近辺でのスピードテスト結果をお送りする時間が今月もやってまいりました。
0simに関しては、この11月半ばより「通信の最適化」と呼ばれる強制画像圧縮がスタートしましたので、それによって通信速度に何か変化が生じたのか・何も変わっちゃいないのか(苦笑)についても見ていきたいですね。
それでは早速、今回のスピードテスト結果を各地点見ていきましょう。
新宿南口でのスピードテスト(休日夕方-その11)
前回、南口改札付近で計測を行ったのは、いつもの測定ポイント全4か所で計測を行った7月末以来ですので・・・だいたい4か月ぶりでしょうか。
南口は個人的に「他の出口に比べて待ち合わせ組の滞留スペースが少なく、それ故に人が密集しやすい出口」だと思っているのですが、皆さんはどのように感じてらっしゃるのでしょう。
私の場合は最初の写真を撮る時も、極力特定の誰かにカメラを向けていると勘違いをされぬように、周囲に気を使いながらタイミングを見計らって撮影していたりしますのでね。苦笑
測定1回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年11月25日 17時35分
測定場所:新宿駅南口JR改札前
0simの一発目はご覧の通り、これまでの測定と何ら変わらぬ低空飛行っぷりでございました。
強いて良いところを上げるならば、一時期みたいにダウンロード速度が0.1Mbpsすら出るか怪しいレベルまでは落ち込んでいませんから、あの当時を経験した身としてはこの数値でもストレスが幾分軽減されるスピードだと感じることでしょう。苦笑
そして誠に残念ながら、0simのPING値についてはこの測定時がこの日一番の値を計測しています。
測定2回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年11月25日 17時37分(2分後)
測定場所:新宿駅南口JR改札前
2分後の結果がこちら。PING値は少々悪化して3桁に突入し、ダウンロード速度は昨今の0simと比較した場合かなり速い部類のスピードが計測されました。
画像圧縮云々のことを差し引いても、これまでの体感的に0.3Mbpsが安定して出るのであれば、メールやLINEのような用途だと比較的スムーズに利用できると思います。
続いてはmineo回線の速度を見ていきましょう。
測定1回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年11月25日 17時38分
測定場所:新宿駅南口JR改札前
もうなんというか0simと比べると、いや比較することが憚られるくらい桁違いの速度だと感じてしまいますね。笑
PING値もモバイル回線としては及第点ですし、ダウンロード・アップロード共に通常の用途であれば何もストレスなく利用できるかと思います。
むしろこの速度&PING値で遅く感じるのであれば、それはよほどの特殊なヘビーユーザーか使っているスマホ自体の動作が重いかのどちらかではないでしょうか。苦笑
測定2回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年11月25日 17時39分(1分後)
測定場所:新宿駅南口JR改札前
モバイル回線は割と分単位で速度が変化するものですが、この日の南口付近での測定においては(1分後とはいえ)1回目と大きな差はなく、モバイル回線として十分合格点の数値を叩きだしておりました。
南口に関してはこのくらいにして、続いては場所を移動して計測を続けてみましょう。
新宿西口でのスピードテスト(休日夕方-その15)
いつもの新宿西口地下改札前にやってきました。
相変わらず待ち合わせの人・人・人でごった返している様子が、この1枚の写真からも伝わるのではないでしょうか。
これでも南口に比べれば人混みが分散している方だと思いますから、世界一乗降客数の多い駅としてギネス認定されているらしいだけのことはありますね。苦笑
なお新宿西口での前回の計測は、南口の4か月ぶりと違い先月測定していたばかりのようです。
・・・測定していた「ばかり」という表現が適切か否かについては・・・ノーコメントということで。苦笑
測定1回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年11月25日 17時58分
測定場所:新宿駅西口JR改札前
一見するとダウンロード速度も0simとしては「まあまあ」の値を叩きだしているように見えますが、実際にはグラフの形どおり通信開始直後はなかなか速度が出ず、後半になって巻き返して0.34Mbpsで収束した・・・というのが現実です。
こういう通信状況の場合、読み込みを待っている身としては数字以上に「遅く」感じられることでしょう。
一部のMVNOで採用されている「バースト機能」と真逆の状態ですからね。苦笑
測定2回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年11月25日 17時59分(1分後)
測定場所:新宿駅西口JR改札前
PING値はこの日の測定において最悪値を計測しましたが、反対にダウンロード速度に関してはこの測定時がこの日一番のスピードでした。これじゃあ足りないところを補い合う関係ではなく、マシなところを潰し合う関係ですね。苦笑
ただ、この西口地下改札前に関しても、一時期のような「全く使い物にならない」と思わせられるどん底のスピードからは、改善の兆しが見えるような気はします。あくまでも「気がする」だけですが。
測定1回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年11月25日 18時01分
測定場所:新宿駅西口JR改札前
mineo回線の1回目は、ちょっとパケ詰まりでも発生してしまったのか、南口での結果に比べるとかなり物足りない結果となりました。
恐らくは実際にツイッターなどで通信を行った場合、体感としてはダウンロード速度が12Mbpsちょっと出ているので、足を引っ張り気味なPING値のマイナス分を力技で押し抜ける感じでしょうか。笑
そんなmineoも、1年前頃の速度低迷期に比べればインフラ整備が追い付いてだいぶ盛り返してきた方だと思います。
※1年前(この頃の0simは「優秀なサブ回線」だった!):
測定2回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年11月25日 18時02分(1分後)
測定場所:新宿駅西口JR改札前
1回目とはわすか1分の差ですが、1回目と比べて全項目の結果が明らかに改善しました。特にPING値は、mineo回線としてはこの日1番の結果ですからね。
こうやって見比べると、恐らく1回目はパケ詰まりに陥っていたと考えて間違いないでしょう。モバイル回線ですし、そんなこともあるさ。
まとめと「追試」と考察と
・mineo:パケ詰まりはモバイル回線の宿命として、通常の速度は申し分なし
・0sim:「通信の最適化」効果かは分からないが、ほんの少しだけツイッターの読み込みは早くなっていた気がする
スピードテストの結果では言及していませんでしたが、0sim回線でツイッターを眺めている時の画像読み込みスピードや、最新TLの読み込みを何度か試してみた範囲ではほんの少しだけ体感速度が上がったような気がしました。
ただしあくまでも「従来5秒かかっていたものが3~4秒くらいになったような気がする」レベルのものであって、「5秒かかっていたものが1秒くらいに短縮された!」みたいな劇的な変化ではありませんでした。
通信の最適化に関しても、本当ならば事前に画像(例えば300KB~500KBくらいのもの)を1枚用意しておいて、0sim回線とmineo回線で同時にダウンロードを行い、そのファイルサイズがどのくらい変化しているのか・・・みたいな実験を行うのが理想かとは思いますが、この日は色々とバタバタしていたものでそこまでの余裕はありませんでした。汗
とは言え、事前(別日)に何度かスピードテストを走らせている中で、ちょっと気になる挙動が散見されていました。
例えばこちらをご覧ください。
こちらは2017年11月8日(水)・13時19分の0sim回線におけるスピードテスト結果です。
ご覧の通り、今回の結果とは似ても似つかぬほどダウンロード速度が爆速(従来比)となっています。
この時点ではいわゆる「ピークタイム」の終了直後でしたが、さらにここから30分ほど経った結果をご覧いただきましょう。
2017年11月8日(水)・13時47分の、やっぱり0sim回線におけるスピードテスト結果です。
早い話が通院の前と後で計測を行ったのですが(笑)、着目点はやはり爆速(従来比)のダウンロード速度でしょう。
微妙にお昼ご飯時を外しているとはいえ、平日昼間の新宿で0simのダウンロード速度が1Mbpsを超えるなんて、2017年内ではおおよそ記憶にありません。
そこで単純な私は思わず「通信の最適化によって、ついに常時1Mbpsくらいはスピードを出せるように絞りを緩めてくれたのか?!」とぬか喜びをしていました。苦笑
しかし後日、さらに奇妙な現象を目の当たりにします。
こちらは先ほどの4日後、2017年11月12日(日)・16時44分の0sim回線におけるスピードテスト結果です。
数日前のド平日はダウンロード速度が1Mbpsを軽くオーバーしていたというのに、髪を切りに行ったこの日は残念ながら元の木阿弥となっていました。
じゃあ結局数日前の爆速(従来比)は一体何だったのか、もしかして白昼夢でも見ていたのか・・・とさえ思いましたが、髪を切り終わって帰りにもう一度スピードテストを確認をしたところ、またまた腰を抜かしそうになるのでした。
2017年11月12日(日)・19時36分の0sim回線におけるスピードテスト結果ですが、数日前の昼間の新宿並みにPING値・ダウンロード速度が出ていると感じませんか?!
同じ日の、髪を切る前と後で3時間ずらしただけでこんなにも結果に差がついたあたり、ますます0simの挙動が分からなくなりました。苦笑
ただ、仮説としては「回線が混雑するときは従来どおり激重のスピードでしか使えないように規制をかけており、オフピーク時間帯は多少マシな(1Mbps程度は速度が出る)回線状況にセットしているのではないか」みたいなものが考えられます。
果たしてこの仮説が合っているのか否か、本日2017年11月28日・通院のあとでスピードテストを走らせてみました。
2017年11月28日(火)・14時30分の0sim回線におけるスピードテスト結果です。
もしかしたらPING値・ダウンロード値ともに0sim回線でのベストを叩きだしたのではないか?というレベルの速度を前にして、驚きのあまり腰が抜けるかと思いましたね。笑
念のため、どこかのWi-Fiを拾っていないか確認をしてみましたが、
間違いなくWi-Fiはオフになっており、正真正銘0simの速度だったということです。
そこでさらに念のため、普段の測定と同じく同一地点で1分後に再測定を行ってみましたが、やはりご覧の通り「これまでの0sim回線はなんだったのか」と思うレベルの速度が計測されています。
この「追試」6回分の測定結果から、新たなる仮説として「平日/休日問わず特定の時間帯以外は規制を緩くしたかも?」みたいなものが立てられるようになりました。
もちろん、この仮説を大々的に唱えるにはサンプル数が少なすぎますが、利用者側としては1年ぶりの「まともな速度」を暫くの間は手放しで喜びたいところです。
一番良いのは当然ながら「時間帯によって速度がこんな乱高下することなく、常にある程度の速度を保っていること」でしょうし、そういう観点では契約以降2年に渡り必要十分な速度を提供し続けているmineo回線に軍配が上がるかと思います。
昨今はMVNOのサービス終了がニュースになるなど、市場全体として成熟期に突入しているように思われますから、今や普段の生活に直結する存在となったモバイル回線についても、一定の品質を安定して提供できる会社を選択しておきたいですね。
肉体改造計画
【11/25~28】休み
※スクーター計200km爆走からの全身筋肉痛からの風邪ひきで、筋トレをする余力など残されていなかったのだ!(白目)