現在、私のPCデスクはメタルタックのパーツを組み合わせて作った「世界に1つだけの代物」です。
もちろんパーツを買い集めた合計金額をそのまま既製品に費やせば、そこそこのグレードのPCデスクが購入できたとは思いますが、現状ではこのPCデスクに対して不満らしい不満はありません。
最近抱いている不満と言えば急激に寒くなったことくらいですが、これはPCデスクの不満というより部屋そのものの問題です。苦笑
しかし、睡眠障害の療養で引きこもり生活を送る私にとって、起きているうちのほとんんどをPCデスクの前で過ごしています。ならばカスタマイズ性抜群のメタルラックで作ったPCデスクに細工を施して、寒さ対策も兼ね備えた最強のPCデスクへと昇華させたいではありませんか!そう思いませんか?!
・・・へ?エアコンをつければ解決?い、いや、エアコンは電気代が高いので、可能ならば真冬になるまで温存させたいというか、何というか・・・
一応のDIY(棒読み)として、デスクヒーターというものを去年購入し、メタルラックの裏側へホームセンターで買い漁った金具を取り付けることにより「疑似コタツ環境」は構築していました。
しかしこの疑似コタツ環境、実は1つだけ致命的な欠点を抱えていました。
それは足元が猛烈に冷える。
記事でも書きましたが、太もも付近が通常のコタツと同レベルに温められる反面、足元まではその暖気が届かずに底冷えして、最終的には椅子の上であぐらをかくことで寒さをやりすごしていたのが昨シーズン。
「頭寒足熱」という言葉がありますが、この疑似コタツ環境ではどちらかというと「頭寒腿熱足寒」であり、暖まってるんだか寒いんだかよく分からない状況でした。
それを踏まえて、引きこもりは考えました。
今年こそは「頭寒足熱」環境を手にしたいと。
これは省コストでハイリターンを得ようと画策した、ある引きこもりの迷走物語である。
出費は出来るだけ抑えたい
再度語るまでもありませんが、私は睡眠障害の療養中で内職により日々の生計を立てていますから、何かを購入するにしても予算はあまりかけられません。
出来ることならばあまりお金を使うことなく、そして今ある「資源」を最大限に使いまわすことで、目的の達成に少しでも近づけたいと考えています。
このような考えの持ち主ですから、冬場足元が寒いからといって小型のカーボンヒーターを新たに購入する、なんてのは言語道断です。
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いやもちろんカーボンヒーターってすごく暖かいんですけどね・・・
足元の寒さ対策のためにカーボンヒーターを購入するなら、そもそも部屋のエアコンを暖房運転でつければ済む話になりますから。。。今この引きこもりは、そのエアコンの電気代をケチろう節約しようとしてあれこれ思案しているわけですし。苦笑
というわけで考えに考えた結果、去年購入したデスクヒーターをひっくり返して足元に置けば良いのではないか?という方向性になりました。
そうと決まれば、あとはどうやって環境構築するか・・・ですね。
(※ひっくり返して使う方法は非公式の用途です。この記事は「引きこもりの日常」に付随する内容として公開していますが、積極的に推奨する用途ではありません。)
「疑似掘りごたつ」の構成を考える
ひとまずデスクヒーターをひっくり返すところまでは決定しましたが、そのすぐ先には2つの問題が待ち構えています。
- デスクヒーターの発熱面から、少し距離を開けないといけない
- デスクヒーターの裏面も意外と熱を持つ
1つ目は非常に単純な話で、本来の用途であるデスクヒーターとして使用していたときも、発熱面に太ももを近づけすぎるとさすがに低温やけどするんじゃないかというレベルで熱かったですし、製品の注意書きにもその点は明記されています。
よって「疑似掘りごたつ」として、天地ひっくり返して使うとしても、足の裏はその発熱面からある程度の距離を開けなければ危険です。
そして2つ目。発熱面が熱くなるのは当然ですが、その反対・裏側も連続使用していると意外と熱を持ちます。
これが原因で、メタルラックのスライドトレーに乗せている硬質クリアシートが膨張?し、キーボードを打っていると次第にガタガタし始めるのは去年の記事で記した通り。
そのように熱をもつ裏面を、直に床(のカーペット)の上に置いてしまうと、場合によっては火災を引き起こしてしまうかもしれません。
この2つの問題を解決するために、デスクヒーターは次のような形で設置することが望ましいと考えました。
どうにかしてデスクヒーターの上下に空間を用意すれば、熱で床と足の裏が焦げることなく頭寒足熱の環境を構築できそうです。理論上は。
そこで一度パーツなどの調査をすべく、ホームセンターへと足を運んでみました。
誰がどう見ても本来は今回の用途で使う金具ではありませんが、あるものを組み合わせて目的を達成できれば良いのです。
この日は一旦パーツのサイズと価格の調査のみを(1時間ほど)行い、家に帰ってきてあれこれと構成の詳細を考えてみました。
自分用のメモなので走り書きですが(苦笑)PCデスクとして使っているメタルラックの寸法と、デスクヒーターのサイズ及びどういうパーツをどのように組み合わせるか考えた結果です。
基本的には冬場のみ使用する環境ですので、それ以外の時期は折りたたんで邪魔にならないように収納することも考慮に入れてみました。
そうするとメタルラックのパーツへ固定させる形ではなく、例えば蝶番を組み込んで可動式にした方が使い勝手がいいですし、可動式にするならキャスターを付けた方が動かしやすくなります。
もちろんそういったパーツも、ホームセンターですから色んな種類のものが取り扱われています。
これらの中から、今回の用途に合致するものを選んで購入し、組み合わせることで理想形を実現させることが出来ます。
しかし、ふと我に返りました。
こういったパーツ、たしかに1つ1つは安いのですが、脳内で考えている構成をフル構築するとなるとかなりの数を使用することになり、合計ではカーボンヒーターが1つ買えるかもしれないくらいの額になります。
フラットバーが全部で1500円分くらい、キャスターも1つ200円くらい、そして蝶番そのものは2個で400円くらいでも、それをメタルラックとフラットバーに取り付けるために噛ませる金具やネジを合わせると合計で1800円くらい・・・といった具合ですね。
これではさすがに本末転倒すぎる。
どうにかして、もっと安い構成で目的を達成させる方法を考えねばなりません。
発想を転換させてみる
本当はこういったことを、急に寒くなった先週末の時点で完成させているはずだったのですが、思いのほか煮詰まってしまい良い打開策が浮かばず、結局ズルズルと先送りになっていました。
しかしこのままではこれから先どんどん寒くなる一方です。今の時点でどうにか対策を講じなければならない。
家で紙とメジャー片手に悩んでいても埒が明かないので、またホームセンターへとスクーターを走らせていた・・・のですが、途中で目に入った100円均一で有名なダイソーの看板を見て、ふと入って見ようと思い立ちました。
ダイソーと言えば電池などの小物から清掃用品・バス・台所・布製品などなど・果てはちょっとしたお菓子や食料品まで取り扱っていますから、もしかしたら今回の疑似掘りごたつ環境を構築する上で、何かヒントがあるかもしれません。
そのような期待を胸に足を踏み入れた店内で見たものは・・・!
ここにも小型のメタルラックパーツがあるじゃん!しかも棚1枚300円!
いまPCデスクとして使っているメタルラックの場合は桁1つ高くなりますからね。もちろん耐荷重なんかも値段の差の分だけ大きく異なるのですが。苦笑
ただ今回は、せいぜいデスクヒーター(と己の両足)くらいしか乗せませんので、このダイソーのメタルラックでも十分に耐えられると考えました・・・が、そうは問屋は卸してくれなかった。
ダイソーのメタルラックは長辺が45cmですが、デスクヒーターの長辺は実は47cmあり2cmほど足りません。そしてデスクヒーターの短辺側へこのラックの長辺を宛がう方法では、詳しい説明は省きますがラックが2セット必要になってしまいます。ラック1つにつきパーツを全て購入すると800円が必要ですので、2セットで1600円の出費です。
元々考えていたホームセンターのパーツ合計よりは支出がかなり圧縮されましたが、それでも冬場の暖を取るための仕掛けに対する投資としては予算オーバー気味です。
もう少し何か代案がないか、各コーナーを隈なく眺めてみました。
ビビッと閃いたのは、先ほどのラックのコーナーと隣接していたワイヤーネットのコーナーです。
このワイヤーネットを見ていて、新たな発想が浮かびました。
強度と耐荷重に難はある。しかしコストはグーっと抑えられる。そしてこれならば失敗しても別の用途に使いまわせる。
買い集めても無駄にはならない!と確信に変わったので、これらを購入して早速組み立てていきましょう。
パーツを買い集めて組み立てる
こちら、ここ最近のデスクヒーター氏の様子です。
「とりあえず足元へ置いてみよう」のノリで、このようにメタルラックのバーへ立てかける形で使用していました。
しかしこの使い方では、発熱面の上に足を乗せることが出来ないのでそこまで暖かくありませんし、何より椅子を動かしたときに椅子の脚でこのデスクヒーターを踏みつけかけることが何度かあったなど、非常に危険な配置です。
今回のDIY(自称)ではそのあたりの問題もまとめて解決させるつもりです。
こちらが今回購入したパーツ8点です。
これらを組み合わせて、夢の疑似掘りごたつ環境(?)を構築します。
脚となる部分を組み立てたところで1枚撮影してみました。
この時点で既に脚のパーツ(画像内の白い棒状のもの)がけっこうグラグラするなど、どことなく雲行きの怪しさを禁じ得ませんが、両サイドにそびえたつワイヤーネットの間へ画像下に見切れているワイヤーネットを固定します。
とりあえず下段となる1段をセットしましたので、実際にこの上へデスクヒーターを置いてみましょう。
操作性を考えてデスクヒーターの向きを180度回転させ、スイッチが前向きになるようにセットしてみました。
元々ワイヤーネットのサイズがギリギリいっぱいだと想定していましたが、横幅のあるスイッチ部分を手前にしたことでよりいっそう余裕がなくなりました。どのくらいギリギリかと言えば、デスクヒーターのコードをネットの中を通して出さないと干渉するレベルです。取り外しの時に手間が増えますが仕方ありません。
なお、この時点でのポイントと言えば・・・椅子の脚問題を解決するために、横向けのワイヤーネットを縦向きと比べて1マスぶん奥にセットしたことでしょうか。
そのあたりは、続いて自分の足を乗せるためのワイヤーネットをセットしますので、2枚の画像を見比べてみてください。
足を乗せるためのワイヤーネットを設置しました。先ほどのデスクヒーターを乗せるためのワイヤーネットと違い、縦向きのワイヤーネットと手前側を合わせているのがお分かりいただけるでしょうか?
この1マスぶんの差により、椅子の脚でデスクヒーターを踏みつけたりスイッチ部分をうっかりON/OFFしてしまう心配がなくなります。
試しに自分の足を乗せてみました。
ここまでくると、何となく完成形がイメージできますね?!
さあ、あともう少し!
完成形
疑似とはいえ、一応は「掘りごたつ」を目指しているわけですから、とりあえず家の中で使い道がなく余っていたよく分からないタオル地の布切れ(?)で両サイドと奥を覆ってみました。
これにより、デスクヒーターで温められた空気が四方八方へ好き勝手に逃げることなく、ある程度は真上に集まってくれました。
この辺りをもう少し改良しつつ、ついでに足を出し入れする手前側も何とか邪魔にならない範囲で覆うことが出来れば、いよいよ疑似掘りごたつ環境の完成でしょう。
というわけでお待たせいたしました。
ダイソーのパーツを駆使してDIYした疑似掘りごたつ環境、このような形になりました!
写真に撮ったけどイマイチ伝わりにくい!苦笑
手前側は普段あまり使っていなかった厚手のタオルで覆うことにし、そのうえで側面3方だけでなく上方も覆うことにより、デスクヒーターで温められた空気がこの中の空間に滞留するようになりました。
もちろん本物のコタツに比べれば、一番床に近い部分だったり足を出し入れする部分が常時開いている関係で暖かさが足りませんが、それでも今までに比べればはるかに足元が暖かくなりました。
まさに「頭寒足熱」です。
さいごに
実のところ、これが100点満点かと言われれば90点くらいでしょう。
マイナスポイントの一例を挙げると、例えば足を乗せているワイヤーネットは耐荷重が1kgくらいしかありませんから、足を乗せれば当然ながらデスクヒーターの方へグワーンと歪みます。
こういった写真で両サイドギリギリに足を置いている理由はそういうことです。苦笑
そしてそもそもですが、ワイヤーネットに足を乗せていると足の裏が微妙に痛くなります。例えるなら足つぼ刺激のスリッパを履いている時のような感じ。考え様によっては足つぼも刺激されてより一層健康になれるかな(?)
とは言え目的は概ね達成されましたし、何よりもDIYにかかった費用が800円(税抜)というのが素晴らしい!
ホームセンターのパーツで作る場合に比べて1/5の費用で作ることが出来ました!
今後はこの疑似掘りごたつ環境で暖を取りつつ、現状タオル(およびタオル地の布切れ)で覆っている周囲の部分をアルミホイルかフリース素材の何かで覆うなどして、熱エネルギーのロスを少しでも抑えたいですね。
そして疑似掘りごたつ環境+ひざ掛けで寒さが耐えられなくなったら、その時は大人しくエアコンをフル活用しようと思います。笑
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肉体改造計画
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