ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

ボクが敢えて「小型二輪免許」を選んだ理由

「バイク」と一口に言っても様々な種類があります。原付からスクーター、アメリカンバイクなどなど。

また必要となる免許区分も「原付」「小型自動二輪」「普通自動二輪」「大型自動二輪」の4つに分けられます。原付の場合は車の免許で乗車可能なこともあり、敢えて原付免許を取得する方は少ないかもしれませんが。。。

 

しかし、原付(50cc)以外の二輪車に乗る場合は、車の免許とは別に専用の二輪免許を取得しなければなりません。免許取らずに乗ったら無免許運転だぞ!

私もこれまではずっと原付のみに乗っていましたが、色々と思うところがあり原付以外の二輪車を求めるようになりました。と申しますか、既に教習所に現在進行形で通っています。

 

基本的には「より大きな区分」の免許を取得しておけば、下位の免許も包括していますので、後々免許を取り直す(=「限定解除」という言い方をするとかしないとか)くらいなら最初から上位の免許を取った方が免許取得日数も短期間で安上がりです。

しかしながら、散々迷いに迷った挙句「普通二輪」ではなく、私が敢えて「小型二輪免許」を取得しようと決意したのか、今日はそんなお話です。

原付と私

ハードディスクの中を漁ってみたら、今乗っている原付が納品された当日の写真が発掘されました。

 

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なんと!もう間もなくで、かれこれ干支が一周するほどのお付き合いとなっているみたいです。ぼんやりと「10年くらいは乗っているかもしれない」なんて感じていましたが、13年目を目前に控えていたのね。

 

この原付は今ではもう恐らく表立って出回っていないであろう2サイクルの50ccでして、当時なけなしの10数万をはたいて新車で購入しました。

間違いなく、自分の力で稼いだお金を使って購入した初めての6桁の出費でして、店で現金一括払いを行う時に軽く手が震えたのを今でも覚えています。笑

 

あれから12年。

なんだかんだで1都3県をこの原付と共に旅し、新車で購入したこいつもあちこちにサビや細かい傷・知らぬ間に付けられていた大きめの傷(←)が目立つようになり、走行距離の方もゾロ目を何度も迎えています。

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・・・こうやって見るとメーター周りも土埃の汚れできったねぇwww

 

日常生活のお共に、そして時には何故か唐突に鉄腕DASH的なネタを思い立ち、原付で多摩モノレールに挑みダブルスコアでは到底足りないレベルの大敗北を喫した引きこもり。

※原付vsモノレール:

hikiblo.hateblo.jp

 

この大敗北を経て、その日の帰りに教習所へ駆け込んで申し込みを行いました。笑

 

二輪免許の区分について

タイトルや冒頭でちょこちょこと触れていますが、まずは二輪の免許区分についてさらっと取り上げておこうと思います。この記事を読んでいる全ての人が、二輪の免許事情に明るいとは限りませんからね。

 

原付

まず「原付」と呼ばれるもの。

これは排気量が50ccまで二輪車の総称で、原チャなどと略されることもあります。

 

見た目としては先ほどの写真のような、足を閉じて腰掛けてヘルメット装着の上でトロトロ走っている二輪ですので、きっと街中で無意識のうちにでも見かけていると思います。

あるいは田舎とか夜中あたりに、中学生くらいのクソガキが無免許ノーヘル二人乗りで珍走しているときのお伴とか。苦笑

 

当然ですが、道路交通法(道交法)においては二人乗りは禁止どんな道路でも30km/h以下の速度制限が課せられ、片側3車線以上の交差点を右折する場合は二段階右折禁止の標識がある場合を除き二段階右折が義務づけられています。

他にも第一通行帯の走行義務などなど色々な制約がありますが、総じてまとめると車乗りは原付を煽るな!クロスバイクは原付の敵!の一言に尽きます。笑

 

小型自動二輪

続いて「小型自動二輪」。

これは排気量が50cc超~125ccまでの二輪の総称でして、道路交通法においては普通自動二輪車のなかの小型二輪車(小二輪)と呼ばれる区分です。道路運送車両法においては「原付二種」と略されます。ちなみに原付一種は言わずもがな。


原付と小型二輪の違いで一番大きなところは、30km/h以下の速度制限と二段階右折義務が撤廃二段階右折に至っては「禁止」となる)となることでしょう。

1人の原付乗りとして、この2つの制限は元々は性能が著しく低かった大昔の原付一種を(物理的に)守るための規則だったということを差し引いても、もはや現在の実態には即してなく、逆に危険を誘発する制限でしかないとさえ思っています。

他の違いとしては、地味なところだと「バス専用レーン」は原付以外の二輪車は全て通行不可となります。他にも装備があれば二人乗りが可となるなど、原付から小型二輪へランクアップするだけで数々のメリットを享受できますが、高速道路や自動車専用道路は通行できません。

 

普通自動二輪大型自動二輪

ついでに「普通自動二輪」と「大型自動二輪」についても。

この2つは大雑把に申し上げると排気量の違い(400ccまで/以上)程度だとお考え下さい。高速道路や自動車専用道路も通行できるようになります。

 

さて、ここまで各二輪免許の違いについてざっくりとお伝えしてきましたが、ここからはいよいよ「私が小型二輪免許を選んだ理由」について踏み込んでいきます。

 

ボクが敢えて「小型二輪免許」を選んだ理由

それは紹介者割引があったからさッ!(デデーン)

 

いやまあもちろんそれも理由の1つではありますが(笑)、他にももっとちゃんとした(?)理由がいくつかありますので、この項ではそのあたりをもう少し掘り下げて紐解いていきましょう。

ちなみに私が極秘裏に入手した紹介者割引では、小型自動二輪は5万ちょっとで取得可能です。普通自動二輪もたしか6万ちょっとと、金額的な話では差が1万しかなかったので、なおさら普通であれば普通自動二輪を選びそうなものなんですけど・・・ね。

 

普段の買い物などが主な用途

さっそく私が小型二輪を選んだ理由の1つ目ですが、普段私が二輪(現在であれば原付)を利用するシーンを考えた場合、どう考えても普段の買い物などが主な用途となります。

 

二輪で毎日通勤することもありませんし、もっと言えば小型二輪と普通二輪の差の1つである、高速道路や自動車専用道路を二輪で走る気持ちに至っては毛頭ございません。

宿泊を伴うようなガチなツーリングに出かけるつもりもありませんし、そもそもそんな長距離であったり高速道路や自動車専用道路を使ってまで移動する必要性があるのならば、電車やバスを使っていく方が安全で楽ちんです。

二輪という乗り物は非常に不安定で、落雷が自分に直撃せずとも近くに落ちるだけで大ダメージを食らいますし、道路に落ちている小石1つや雨天時のマンホール・白線だけで命を落とす可能性のある乗り物ですからね。

※この辺の詳細を別記事に記しました:

hikiblo.hateblo.jp

 

あくまでも近場の買い物が用途のメインであり、その過程で生じる30km/h制限と二段階右折に心底辟易しているのが免許取得理由のメインですから、それならば将来的に自分で運転することが想定されない普通二輪免許の方を「わざわざ時間かけて」取るよりも、最短1週間(※普通免許を所持している場合の理論上)で取得可能な小型二輪でも必要十分じゃあないか?と思ったのです。

 

都心部の駐輪場事情

これは普段、原付やスクーターなどに乗っていないと意識することはほぼ無いでしょうが。。。

都心部の駐輪場事情というものを考えたとき、圧倒的に多いのは自転車専用の駐輪場となっているものです。電動自転車は止められますが、ガソリンで走る二輪の軽車両は止めることができません。電動原付・・・があったとしても多分止められません。苦笑

 

そしてやっとの思いで自転車以外の二輪を止められる駐輪場を見つけたとしても、たいていは50ccまでの原付のみ駐輪可というパターン。ただそういう駐輪場の場合、125ccまでであれば申し訳程度にスペースを確保してくれていることも多いですので、あとは空き状況との勝負になります。

※ちなみに新宿駅近辺で126cc以上も駐輪可能なバイクの駐輪場を探し回った結果:

hikiblo.hateblo.jp

 

つまり、都心部で用意されている駐輪場の大半は125ccまでのイメージを持っていただければ大きな誤差は無く、126cc以上のバイク=普通二輪で移動しても止める場所を見つけるのが難しいです(全くないとは言っていない)

普通二輪であれば高速道路なども活用して移動時間の大幅な短縮を図ることは出来ますが、止める場所の目星を事前につけておかなければ、探す時間のロスが生じてしまって結果的に±0となることも・・・?!

それに126cc以上ともなると、場合によっては駐車料金が地味に高くなるのも痛い。汗

 

税金の問題

自動車税」と聞くと、その名の通り自動車を所持している場合にかかる税金のように感じるかもしれませんが、これは原付も含め二輪とて例外なく徴収されます。

ただしその税額が、排気量によって異なるのです。

 

自治体によって多少の誤差はあるかもしれませんが、ここでは一例として2017年現在、都内某所在住の私がいる自治体を例にしてみましょう。

 

まず、原付である50cc未満の二輪および50cc~90ccまでの二輪の場合、年2000円が必要となります。

かつては50ccと90ccで税額が違ったのですが、数年前50ccの税額が2倍に引き上げられたと同時に同額となりました。

 

話を戻しまして、125ccまでの排気量=小型二輪になると年2400円、普通二輪免許の区分となる125cc超からは年3600円であり、普通二輪の中でも250ccを超える二輪は大型二輪も含めて年6000円がかかります。

つまり、原付から小型二輪にランクアップするだけなら年間で+400円ですが、これが普通二輪になると1.5倍・普通二輪の中でも250ccを超えた場合は税金が2.5倍に跳ね上がります。

 

さらにこれだけではありません。

車であれば「車検」というものが必須ですが、二輪においても250ccを超えるバイクの場合は車検が必要になります。これは道路運送車両法において「二輪の小型自動車」と分類されているためですね。

言い換えれば、250ccに満たない二輪車は「検査対処外軽自動車」として、車検の義務が免除されています。(※定期的なメンテナンスを兼ねた検査はした方がよい)

 

ここまででも、排気量が上がるだけでランニングコスト大幅に増えることはご理解いただけたかと思いますが、ダメ押しとして自動車重量税と呼ばれるものが存在し、これは125cc超えから徴収されます。

 

まとめますと、

  • 原付一種(~50cc):年2000円
  • 小型二輪(50超~90cc):年2000円
  • 小型二輪(90超~125cc):年2400円
  • 普通二輪(125超~250cc):年3600円+自動車重量税(1回限り)
  • 普通二輪(250超~400cc):年6000円+自動車重量税(毎年)+車検
    大型二輪(400cc超~)も同じ

このように、125ccを超える区分で1つの大きな金銭的な壁(?)が存在します。

 

というわけで、税金を含めた年間のランニングコストと機動性(30km/h制限・二段階右折義務の撤廃)を天秤にかけた上でコスパが最も優れているのは小型二輪ですね!!(※個人の主観です)

 

もちろん「単純に免許を取る」だけならばこういった税金の問題は考える必要などありませんが、免許を取った後どういった車種に乗るかを考えたとき、もし私のように小型二輪の範囲でしか運転する予定が無いのであれば、やっぱりわざわざ時間(とお金)をかけてまでして普通二輪免許を取る積極的理由もないかな?と思います。

 

車体そのものが重すぎる

え?普段筋トレをしてデブエットに励んでいるんじゃないのかって?ハハハ、ちょっとよく聞こえないなあ・・・

 

YouTubeで検索しても、バイクを引き起こすコツを紹介した動画が散見されますし、私自身も教習所へ入校する際に小型二輪が普通二輪か決めかねたため、申し込み前に倒したバイクの引き起こし体験を実際にさせてもらうことにしました。

その時に利用したのは400ccのバイクであり、話を伺ったところ約200kgもあるのだとか。だいたい俺4人分弱じゃん。

手の持つ位置・肩を入れる位置・足の使い方・力を入れる向きなどを細かく教わった上で、レッツトラァ~イ!

 

結果→ビクともせず

 

自力で倒れたバイクを引き起こせなければ、路上で事故やスリップなどにより倒れてしまった場合、どうしようもなくなります。ダメじゃん。

 

これが自分の中で決定的な要因となり、やはり私には総合的に考えて小型二輪が最も適しているとの結論に至りまして、現在せっせと教習所に通っています。この前の台風の後、ようやく第一段階の見極めが終わったよ!

 

まとめ

「趣味」として二輪の免許を新たに取得するのであれば、普通二輪免許を選択していたかもしれません。

しかしあくまでも「日常生活の足」として考えた場合、私にとっては小型二輪免許で必要十分かつコスパ最THE高!!という結論に至りました。

山手線の内側みたいなガチの都心部に住んでいるならば、むしろ現状の原付でも十分だったりするのですが、残念ながら我が財力では生活拠点として踏み入れられる地ではないのだ。

 

ちなみに余談となりますが、小型二輪(125cc)ではなく原付(50cc)の免許を取得する場合、事前に学科試験の問題集を解いて知識を身につけておくことで最短1日で取得可能な場合もあります。

原付があるだけで行動範囲が数10kmは広がりますから、もし興味をお持ちの方はこのような問題集を事前に解いておいて、一発で免許を取得してしまいましょう!

それにしても現在進行形で通っていて痛感することですが、最近の教習所って至れり尽くせりで素晴らしいですね!

私が普通免許を取った10数年前とは大違い!!

 

その辺の話・・・をし始めるともっともっと長くなってしまうので、免許合宿で普通免許を取った時の話はまた機会があればということで。笑

 

※その後、無事に小型二輪免許を取得しました:

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※PCXとNMAXに試乗した時の話:

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※最終的に購入したスクーター:

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