ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

定額無制限系MVNOの雄・ぷららモバイルLTEがサービス終了へ!

【重要】「ぷららモバイルLTE」サービス終了のお知らせ|2017年のお知らせ一覧 |ぷらら

 

ぷららモバイルといえば、インターネット接続の速度を上り・下りとも最大3Mbpsへ制限する代わりに、通信量に規制をかけない「定額無制限」のsimを提供していることで有名です。

f:id:futo-c:20170505010039j:plain

むしろ「定額無制限」系のsimとしては、若干記憶があやふやですが一番最初に提供を始めた事業者だったような、記憶違いのような・・・?

そのくらい、このジャンル(約3Mbps定額sim)においては代表格とも言うべき事業者・サービスだったわけですが、このたび2017年11月末をもって「ぷららモバイルLTE」サービス自体を終了する運びとなった模様です。

 

この一報は本当にびっくりしましたね。

MVNO自体が成熟期へと移り始めているように感じる以上、淘汰される事業者が出てきてもおかしくないという旨の記事は主に今年1月以降の0simを念頭において何度か書いてきたことではありましたが、まさか定額無制限系MVNOの雄とでも言うべきぷららモバイルが幕を下ろすなんて。。。

 

せっかくなので今回の記事では、サービス終了となった原因を自分なりに考察してみつつ、ぷららモバイル以外で定額無制限系のsimを提供している事業者についても見ていきましょう。

サービス終了となった原因を考察してみる

よくあるMVNO事業者のような「下り理論値150Mbps!」みたいに、高速モバイル回線を格安で利用できるといった方面ではなく、上りも下りも3Mbpsまでに抑制する代わりに無制限で利用できる!という方向で、他社と差別化を図ったぷららモバイルLTEの定額無制限プラン。

発表当時としては画期的ともいえるこのプランに、かなりの数のユーザーが殺到しすぎて、実効速度が3Mbpsを割り込むことも多々あったと耳にするほど人気のあったこのプランが、何故サービス終了となってしまうのか。

実際のところは運営側でないと分かりませんが、せっかくなのでここは自分なりに色々と原因を考えてみましょう。

 

サービスと料金が見合わなくなった?

人気サービスであればあるほど、利用者数が多くなるのは小学生でも分かる簡単なことですが、では利用者数が激増したサービスを維持するコストの観点で見た時、無制限定額プランである以上まずは収入面を見ると一次関数的なグラフでしか増えていかないでしょう。

 

しかしそれに対してコストの方はというと、少ない容量をコンスタントに使うユーザーもあれば短期間にドカッと大容量を使うユーザー、そして毎日ストリーミング動画をダウンロードしまくるようなヘビーユーザーなど、色んなユーザーが混在しています。

その中である一定の時間にトラフィックが集中してしまったら、回線に余裕が無いと最悪の場合サービス自体がダウンしかねません。

そうならないために、普段からトラフィック予想を立ててサーバー増強を事前に行うなど、コストの方は一次関数のような単純な形にはならず、むしろ二次曲線のようなユーザー数が増えれば増えるほど桁違いにコスト増大となっている可能性が考えられます。

 

・・・という仮説が正しいとすると、ユーザー数がある閾値を超えたところで、料金収入よりもサービス維持のコストの方が高くなる逆転現象が発生するかもしれませんよね。

サービス提供は慈善事業ではない以上、会社として利益を出さねばなりませんが、サービスを維持しようとすると(もし)赤字になるのであれば、残念ながらサービス終了の流れになってしまうのも致し方ないかな・・・といった感じの原因を考えてみました。

 

これはどちらかというと「駆け出しの事業者」にありがちなパターンかもしれませんが、定額無制限という特殊なサービス体系ですのでひょっとすると・・・ひょっとしちゃったのかも?!苦笑

 

「大容量プラン」の台頭で役目を終えた?

どちらかといえばこちらの可能性の方が大きいかもしれません。

 

かつてのMVNOといえば、大容量プランと言えどもせいぜい3大キャリアと同じ5GB~7GB程度、月10GBプランなんてのは滅多にないレベルだったと記憶しています。

 

それに対しここ最近では、3大キャリアも月20GBだの30GBだのといった大容量プランを提供するようになりました。

またMVNOとは少し違いますが、WiMAX2+の方を見ても月間使用量の上限を設けない代わりに「3日3GB制限(最近は3日10GB制限)」みたいな制限がありまして、これは通信制限を受けない範囲で使おうと考えた場合事実上の月30GB(月100GB)プランと捉えることが出来ます。

 

このように3Mbps以上をコンスタントに叩きだす(可能性が高い)であろうサービスから、それ1つでモバイル回線から家の回線までを纏めてしまえるような大容量プランが出てきたことで、回線速度が上限3Mbpsに制限されたぷららの定額無制限プランを敢えて選ぶ必要性が薄れてきたのもまた事実です。

 

中には「3Mbpsに制限されていてでも、毎日10GBは使うから定額無制限の方がいい!」というヘビーユーザーもいらしゃるかもしれません。しかし、ライトユーザー~大多数の一般ユーザーにとっては、1日でせいぜい2GB程度しか使っていないと思うのですが・・・皆様いかがでしょう?笑

※ちなみに引きこもりの私がだいたい1日で2~3GBです。ストリーミング系のサービスで映画とかをバンバン見る人だと、1日10GBくらいに達するのかな?

 

ぷららモバイル以外の定額無制限系sim

調べてみたところ、当記事執筆時点でいくつかあるみたいです。

1つ目はU-mobileのLTE使い放題プラン

 

1000年に一度だかなんだかのアイドルさんが広告塔になっておられるMVNOですね。

最近ではソフトバンク向けiPhoneの格安simも提供し始めたことで、少し話題になっていました。

 

たしかぷららモバイルが定額無制限プランを出して割とすぐ後に、追従する形でサービスをスタートさせていたような記憶がありますので、運営実績としてはそこそこかと思います。

しかもこちらはぷららモバイルと違い3Mbpsの上限はかけていませんので、理論値だけであればLTEの恩恵をフルに享受しつつ、月間データ量も気にせずに利用できるでしょう。

 

2つ目はエックスモバイル株式会社が提供するMVNOサービスのもしもシークス。

 

あまり聞きなれない名前かとは思いますが、1年半ほど前にBlackBerry Classicの国内取扱いを大々的に発表したことで一部では名が知れ渡った会社です。笑

 

この会社のsimの場合、無制限よりもむしろ超ライトユーザー向けの料金体系になっている気がするのですが、一番の問題はユーザー数がお世辞にも多いとは思えず品質が分からないことでしょうか。汗

 

最後はヨドバシカメラで取り扱われている、ワイヤレスゲートの使い放題です。

・・・正直、正式名称がよく分からない。苦笑

 

ヨドバシのsimといえば月480円で低速使い放題のプランが有名かと思いますが、2016年3月のプラン改定より速度上限3Mbpsで使い放題のプランが登場しました。

こっちも3Mbpsか!笑

 

250Kbps使い放題(480円)の方は「安定してスピードが出る(ただし250Kbps)」との噂で専らですが、1年前よりスタートした3Mbpsの方は果たして・・・?

料金的な面では、ここまでに挙げた定額無制限系の中で一番安いです。

 

さいごに

「いよいよMVNO界でも淘汰が始まったか」という気持ちと「まさかぷららモバイルが?!」という気持ちが入り乱れる、まさに衝撃の発表ではありましたが、今後もMVNOの成熟に伴って第二・第三のぷららモバイルLTEが出てくるとも限りません。

 

やはりせっかく利用するのであれば、契約時の事務手数料もバカにはならない以上少しでも長く利用したい(自分の意志以外で突然のサービス終了に巻き込まれたくない)ですし、今後は今までのように安さだけを追求するのではなく、速度も含めたサービス全体の安定性にも気を配る余裕を身につけておきたいものです。

 


肉体改造計画

【5/4】背筋60回・2L-PET(腕)上げ下げ50回

※引き続き腕と背筋を重点的に行う日々

PR