どうも、キャッチャー高度の引きこもりです。
この時期は非常に困りますね。
「鼻水が出て」「頭がぼんやりして」「ついでに喉も痛い」症状に見舞われると、キャッチャー高度なのか花粉症なのか判別が付きませんからね。
ん?キャッチャー高度が何かって?
やだなあ、catch a coldに決まっているじゃないですかハハハ・・・
完全に風邪をひいて、大量の鼻水と寒気と微熱に苛まれていましたが、ようやくブログを更新しようという気力が湧いてくる程度には回復いたしました。
ただ問題は、ここ2日ほど寝込んでいたので特筆すべき更新ネタがない!
そういう流れで、今回はネットで賃貸物件を探す時に、賃貸物件検索サイトに掲載されている情報よりもちょっとだけ掘り下げて見てみるTipsをお伝えすることにしました。
ほら、春の季節ってなんとなく引っ越ししたくなりませんか?実際に引っ越ししなくとも、物件情報サイトに載っている間取り図を眺めながら、自分だったら荷物をどういう配置にするかとか、物件の最寄り駅までどういうルートを歩くのかとか、買い物をするならどこへ行くことになるのか・・・などなど妄想してみたりしませんか?
私は年中やってます。なんならこれだけで1日過ごせる。
そんな引っ越し歴10回(※四捨五入済み)の俺様が、ネットで物件を眺めるときに使うTipsを紹介してやんよ!
※大事なことなので表現を変えて2度お送りします。
門外不出の奥義をとくとご覧あれ!
まずは賃貸物件検索サイトを吟味する
極論を言ってしまえばどのサイトを利用したところで、ネットに載っている物件なんて「現状優先」という魔法の言葉を使われてしまえばひとたまりもありません。
※現状優先・・・ネットに掲載されている情報と、実際の物件の現状に差異がある場合は現状の方を優先する意。テキトーな会社の場合、間取り図が間違っていることもしばしばあり、時には「間取り図には出窓がある角部屋なのに、実物は3部屋並びの真ん中の部屋だった!」なんてことも。こんな場合も「現状優先」の一言で会社側の落ち度は無きものになってしまう魔法ワード!
ただそんなものは「行ってみなきゃ分からない」ですから、今回は性善説に基づいて「掲載情報に誤りはない」前提で話を進めます。
気になる場合は複数の検索サイトで同じ物件を探してみるといいかも?
今回利用する物件検索サイトはdoor賃貸にしました。
け、決して「入居決定で最大50000円プレゼント!」の釣り文句に釣られたわけじゃないんだからね!!
ではさっそくテキトーに賃貸物件を見繕ってみましょう。
実際に物件を探してみる
正直なところブログネタとしてはどこでもいいのですが、ここは無難に東京都内で物件を探してみることにします。
市区町村一覧をぼんやり眺めていて、何となく港区の文字が目に留まったので、今回は港区内で物件を探してみましょう。
赤文字?いやあちょっと漢字が難しくって読めないなあ。
詳細条件を聞かれるのかと思いきや、いきなり検索結果ページに飛ばされました。
この状態から物件を見定めてもいいのですが、約5000件の中から物件を見繕うのも大変なので、比較的現実的な範囲で条件を絞ってみます。
今回は「家賃10万円以下(共益費・管理費を含む)」と「専有面積30㎡以上」を追加したところ、約5000件中20件が該当する模様です。
さすが港区、家賃5桁でほどほどの広さを狙うと1%も残らないのか・・・
20件に絞った検索結果が表示されました。
ここからさらに並び替えていってもいいのですが、今回は「オススメ順」で先頭に掲載されている物件をターゲットにしてみます。
選んだ物件をさらっと見てみる
今回選んだ物件は「エクセル南麻布」という物件です。
本家URLは掲載期間が終了したり入居者が決まると消えてしまう(はずな)ので、必要とあれば適宜インターネットアーカイブなどを併用してみてください。
一先ず今はこの物件の情報をザーッと流し見します。
私が確認するとしたら、まずはこのあたりでしょうか。
(現時点で)家賃が9.9万円、管理費無し、敷1・礼1・敷引/償却は無し、広さが32㎡で西向き5階・・・という、この時期・この場所・築年数30年オーバーを考えれば可もなく不可もなくといった物件ですね。
拘る部分と妥協する部分を明確に分けられる方であれば、条件次第ですがたしかにオススメ物件と言えます。
ちなみに敷金・礼金・償却・敷引に関しては、ざっくり分けただけでも関東と関西で大きく違いますので、詳細は皆さんでお調べください。
少なくとも関東では敷引という文化がありませんので。
どうやらこの物件情報は他社のデータベースから提供されているもののようです。
それはともかくとして、間取り図を見た限り家賃が5桁に収まった最大の要因は3点ユニットバスであることでしょうか。
風呂とトイレと洗面所が1部屋にまとまったビジネスホテル仕様は、受け入れられるか否かが真っ二つに分かれますからね。
私自身、3点ユニットバスの物件に何回か住んだことがありますが、私の場合は「ま、家賃や立地の方が優先順位が上だし?」と妥協できたので事なきを得ました(?)
他に見るところとすれば、西向きの物件ということでバルコニーの方向が西のはず、側面の壁に窓のマークが無いので、数部屋並びの中の角部屋ではない部屋である可能性が高い、といった所でしょうか。
2畳が約3.3㎡で、物件の広さが32㎡ちょっと・洋6.5畳DK6畳から察するに、3点ユニットバスと室内洗濯機置き場(約1畳)を合わせた広さはだいたい3~4畳程度と思われますので、都内基準で考えれば一般的な単身向け物件ですね。
さて、ここからが今回の記事の主目的です。
「エクセル南麻布」というこの物件について、もう少し立地環境なんかを調べてみましょうか。
選んだ物件を「特定」する
決して悪い意味ではなく、純粋に気になる物件の立地環境などなど、物件検索サイトでは分からない情報を自助努力で補完しましょう、という内容です。
例えば外観なんかは・・・
割と立派な作り(RC造)のマンションだ、ということは分かっても、この建物の近傍にどういった建物・場所などがあるかは、このサイトの情報だけでは分かりません。
部屋からの展望をみても、イマイチひらけているのか否か・日当たりが良いのか悪いのかは分かりません。
そういった情報を自分で補完できれば良いよね?
あくまでも私が今回紹介するTipsというものは、そういう地味な作業です。
地図から絞り込む
まずは住所が公開されていますので、Google Mapで検索をかけてみましょう。
ざっとこの赤枠の範囲に、今回の物件は存在している模様です。
実のところ、建物名で検索をかければ一発で出てきたのですが(苦笑)、もし出てこなかった場合はこの範囲内から建物を探すことになります。
一見、考えただけでも途方もない作業のように感じますが、闇雲に探さなくてもある程度絞り込む方法があります。
それが「部屋の向き」と「室内からの展望」です。
外観画像の再掲になりますが、この範囲から読み取れる情報が
- バルコニーの前に車の往来が可能な道が通っている
- 向かって左側の壁面にバルコニーは無さそう
- 壁の厚みから推測するに、L字型やコの字型の建物でない限り右側の壁面にもバルコニーは無さそう
→写っているバルコニーは東または西向きであり、南北方向の道路に沿って建っている可能性が高い
この1枚からでも、精度が高くなくてもいいならば、このくらいまでであれば読み取ることは出来ます。
長方形ではない建物だとこの推測はアテになりませんが、間取り図と見えている範囲の情報をすり合わせると、南北方向に走っている道路のそばを重点的に探せば見つかる可能性が比較的高そうです。
今回は建物名の検索でバッチリ判明しているんだけどね。苦笑
というわけで実際の建物の位置がこちらです。
読みは比較的当たっており、南北方向の道路の傍に建っていますがお前高速道路の真横かよ!
幸い部屋の向き=バルコニーが西側で、間取り図から察すると首都高側に玄関があって1フロアー4部屋が全部西を向いている物件、つまり先ほどの写っていたバルコニーがそのまま今回の物件のバルコニーだと特定出来ました。
そうすると理詰めで先ほどの写っていたバルコニーのうち、5階部分にある4つのなかの中寄り2つのいづれか、と部屋の場所まで目星がつきます。
この理詰めが合ってるか否かを検証すべく、最後の仕上げにとりかかります。
ストリートビューで絞り込む
今は非常に便利な世の中になったものです。
Google御大のストリートビューという機能を使えば、行ったことがない場所であってもある程度周辺状況を見て取れるようになりました。
今回の物件もほら!
丸わかり。
いやあ便利って恐ろしい(棒読み)
先ほどまでの理詰めの結果、
どちらかの部屋が掲載物件である、というところまでは判明しました。
今回はせっかくなので、この1/2を特定できないか挑戦してみます。
ここで思い出すのは先ほどの掲載画像。
この、部屋からの展望の写真です。
ストリートビューでこの向きに近い映像を探してみると・・・
恐らくはこの向きでしょうか。
この位置から、180度ピッタリ後ろを振り返ると
だいたいこの向きです。
部屋からの展望の画像を見る限りでは、赤茶色の建物と薄グレー色の建物のちょうど真ん中!ではなく、気持ち赤茶色側のようにも見えなくないので、6:4くらいの確率ですが
外観向かって左側の部屋の可能性が高そうです。。。
なぜ最後の詰めが異様に甘いのか
実は今回の物件、じっくり確認すればするほどあることに気づいてしまい、完全特定からは遠ざかってしまうのです。
つまり「現状優先」の物件である可能性が非常に高い。
理由をご説明します。
サイトの情報によりますと、先ほどの部屋からの展望の写真は「ネクストラスト(株)」からの提供によるものであることが伺えます。
同じ提供元からの別の写真を探してみると・・・
このように、バルコニーへの窓の向かって右側・外から見た場合は窓の左側にエアコンのダクトが通っているように見受けられます。
ではストリートビューでエアコンのダクトの位置まで確認できるでしょうか?
一見すると確認できなさそうです。
ですがもっと近くで見てみましょう。
お分かりいただけるでしょうか。
5階の位置だと不明瞭ですが、2階で確認するとダクトの位置が判別できました。
そしてマンションの場合、フロアごとに構造を大きく変えることはほぼ無い(あるとしたらデザイナーズマンションか1フロアー丸々居抜きか)と思われるので、この情報から判断するとやはり
左側の可能性が高い、と言えます。
ですが問題はここから。
サイトに掲載されている、別の写真を見てみましょう。
「株式会社エイブル」提供の写真ですと、エアコンの位置は室内から窓の向かって左側です。
こちらは玄関からバルコニー方向を写しているので非常に小さいですが、こちらの写真で見てもやはり窓の向かって左側です。
ということは外から見た場合は窓の右側にエアコンのダクトが通っていることになりますね。
あらららら???
考えられる理由は2つ。
- どちらかの情報が古い、表現を変えると他の部屋の写真を使いまわしている
- 実は2部屋とも空いている
どちらなのか分かりませんが、こうなってしまうと後は実際の物件を見なければ分からない「現状優先」の物件である、ということです。
よって今回は特定作業により、首都高の真横に建っているマンションで5階の4部屋のうち真ん中2部屋のうちのどちらか、という部分までを自助努力で補完できました。
こういった作業を、気になる物件を見つけた時はいつもやっています。笑
おまけになりますが、玄関側はこのような作りになっている模様です。
両端の角部屋だと、それぞれ北/南側にも小窓がついているみたいですね。
まとめ
- 物件情報検索サイトの情報だけでは分からない部分も多い
- 自助努力で物件の不明点を補完する方法もある
今回は特に「首都高の真横」という情報は、掲載されていた内容からだけでは読み解くことが非常に困難であったと思います。
そういった部分を自分で見つけることで、事前に目星をつけた物件を篩いにかけることも出来ますし、この記事では省略しましたがストリートビューを使ってあちこち動き回ってみることで、どこにスーパーがあるのか等々実際に生活をした時のイメージが家に居ながらにして湧きやすいメリットがあります。
ということで風邪をひいているここ2日間はこんなことばっかりしてましたよ、というお話でした(?)
もし引っ越しを考えておられる方がいらっしゃったら、試しに是非一度やってみましょう。
今ならdoor賃貸で入居決定すると最大50000円プレゼントらしいですし!笑
肉体改造計画
【3/8】お休み
【3/9】お休み
※さすがに風邪ひいている状態で筋トレは出来なかった(バタリ)