2日前にお届けしたこちらの記事:
内容としては
- 今年は睡眠障害の原因と対処のために何でもやるよ!
- じゃあまずは原因を調べないとね!
- ってことで近日1泊の検査入院をしてくるよ!
だいたいこのような内容でした。
1月の末の時点でこの方向性が決まり、それに合わせてどのタイミングで記事を送り出すかも考えつつ・思うように筆が進まなかった部分もありつつ(苦笑)、少し書いては下書き保存をし後日加筆修正を行い・・・を繰り返すこと約3週間。
「近日、検査入院しまする」という〆で書き上げた記事を公開したその日の夜が実は検査入院当日だったのだ!(ジャジャーン)
・・・まさかこんな直前までかかるとは思ってもいなかったのである。汗
果たして検査入院の実態とは如何なるものなのか!
ナースさんとのめくるめくOne Night Carnivalを無事に遂行できたのか!
それでは体験レポのはじまりはじまり~
受付~入室
まずは受付で検査入院費用を支払い、寝具や洗面用具といった別途アメニティグッズが必要な場合は購入します。
その後当日の体調を測定する・・・前に。
「ふとしさん、緊急連絡先としてどなたか連絡先を記入していただけますか?」
忘れてたッ!
実はこの検査入院、真夜中にもし万が一なにか体調を崩したりした場合に備え、緊急連絡先を伝えておく必要があります。
・・・という話を前回来院したときに聞かされていたのですが、そのことをすっかり失念していました。汗
通常は親や親族などの連絡先を書いておけばそれで済むのですが、諸事情により連絡を断絶している身ですので誰か別の人物を選出しなくてはなりません。
よって知人のオッケーを取り付けて記入することでこの関門は無事突破。
今度メシでも奢ることでチャラにしてもらおう・・・苦笑
※行ってきました。笑:
受付を済ませたら当日の体調(体温・血圧・脈拍)を測定するのですが、この日は昼間ものすごく暑かった。
しかし翌朝・退館時の冷え込みを考慮して厚着をしていた私は、汗は大量にかいているわ・息は上がっているわ・・・
計測すると体温が37℃、血圧は130弱/80強として脈拍が100回近くもあり体調不良を疑われましたが、全て「いや~今日は思ってた以上に暑くって・・・笑」で乗り切れました(?)
平熱は普段35℃~せいぜい35.5℃なんだけど・・・ほら、この日は暑かったし!笑
このようなやりとりを済ませたあと、いざ今宵入院することとなる部屋へと案内されました。
室内観察
私が入った部屋はだいたい江戸間5畳程度の広さでしょうか。
室内にはベッドとサイドテーブル、そして会議室にありそうなタイプの椅子が1つ。
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あとは衣類をしまっておくためのロッカーが、部屋の隅に追いやられる形でポツンとありました。
入院検査を行う上での病室としては、まあまあそれなりにオーソドックスな部屋だとは感じましたが、その中で明らかに異質なものが一際存在感を放っています。
ベッド上で大の字になってみると、事前説明で聞かされていたとはいえ嫌でも存在感を無視できないモニタリングカメラ。
カメラが真正面にある写真を撮ったということは、この写真を撮っている様子もモニタリング室で全て記録されていたということですね。笑
更にこのまま視線を左に移動させます。
いやん、サッドイッチ!
先ほど真正面に見えたカメラが、この写真では右下で青白い光を放っていますが、これは消灯後に判明したことですが夜中じゅうずっと赤い輪っか状になって暗闇に浮かんでいました。苦笑
左端のカメラをもう少しじっくり見てみましょう。
こちらのカメラも消灯後は赤い輪っか状になって暗闇に浮かんでいました。
しかも部屋の中の音は、モニタリング室に全てばっちり聞こえているんだとか!
いやー・・・そんな嗜好はないんですけど・・・笑
センサー取り付け~消灯時間
実のところ写真を撮ったタイミングとしては先ほどと前後してしまうのですが、夜8時前から各種センサーの取り付けが開始されました。
とりつけたセンサーは両足に1つずつ・右手人差し指に1つ・肋骨下に1つ・心臓の横に1つ・お腹に1つ・胸に1つ・鼻に2つ・顔面は・・・脳波などの測定のために無数!笑
「センサー取り付けに時間がかかります」とは事前説明での話でしたが、実際に取り付けられて見て納得の量でした。
その後、脳波測定や顔面のセンサー類が外れないように、顔を包帯でグルグル巻きにされる引きこもり約1名。
記念(?)に初めてスマホのインカメラで自撮りした写真がこちら。
これ、エイプリルフールなら、ネタとして相当のブラックジョークになりかねない容姿ですね。苦笑
「交通事故なう」とかのキャプションと共に掲載しても、4割くらいの人は信じてしまいそう・・・
※あくまでも睡眠障害で1泊検査入院中の様子です!!
身体中に取り付けられたセンサーは、左端のこの小さな機械に全て繋がっています。
眠っているか否かも、これらセンサーで測定した値を元にして判別するのだとか。
ちなみにトイレに行く場合は電源だけを取り外し、この小さな機械ごと肩にかけてのそのそ歩いていくことになります。
消灯前に1回だけトイレに行きましたが色んな意味で大変だったので、センサー取り付け中に尿意がその1回しか来なかったのは幸いでした。汗
この後は消灯まで自由時間でしたので、BlackBerry Passportではてなブログにアクセスして、読者登録しているブログさんの更新記事を読・・・んだりするつもりだったのですが、取り付けられたセンサーが邪魔過ぎて直ぐにスマホを操作する気を失くしてしまい、途中で切り上げてふて寝して時間を潰すことに。
就寝~起床
事前説明では消灯時間が夜の10時だと告げられており、そんな早くから眠りにつくなんて無理難題だ!と憤りつつも検査は決して待ってはくれず。苦笑
10時前にはスタッフさんが消灯の連絡にやってきました。
消灯時間は動かせませんので、仕方なく前述の通りこのタイミングでトイレに行き、普段寝るときに完全消灯か減光かを聞かれましたので完全消灯と答えたところ、この夜も完全消灯で床に就くことに。
これが間違いだった。
「それではおやすみなさい」のスタッフさんの声と共に、室内の全ての灯り(モニタリングカメラの赤い輪っかを除く)が消されて1分後。
真っ暗過ぎて時計すら確認できない!!
普段、自分の家では完全消灯状態で寝ていますが、カーテンの隙間だったりあちこちから多少光が入ってきますので、いま何時か時計くらいは確認できる状態になっています。
しかしこの日は完全なる漆黒の世界。
視界に映るものは赤い輪っかが2つのみ。
スマートフォンの類は電源を切るよう説明もされましたし、部屋においてあった注意書きにも明記されていたので操作することはできない。
そもそも消灯後にスマホの操作なんかしていたら、即モニタリングカメラ経由で怒られかねない。
いやもうほんとに眠れない!!苦笑
一生懸命眠りに入る努力をしてみましたよ?
動画を流すことは出来ないので、脳内で病院に来るまでの風景を思い出してみたり、あるいは全然違う手段として、自分の身体がゆっくりベッドのマットレスへと沈んでいく様子を思い浮かべてみたり・・・
あの手この手を尽くして眠ろうとしてみましたが、いつもと違ってからっきし効果がない。汗
途中で「眠っているか否かは脳波を基準にして確認しますので、脳波を見ていて眠れていなさそうならこちらから別途お薬を処方します」の言葉を思い出し、いっそ睡眠導入剤を処方してもらえないか淡い期待を抱きましたが最後まで来ませんでした。
ということはひょっとして起きていて眠れないと自覚している状況こそが実は夢なのか?!
じゃあ眠れないと自覚しているときにブログの下書きをしておけば、夢を見て眠っていながらにしてブログの更新も出来るのか?!?!(錯乱)
途中何回かは「今ちょっとだけ眠りに入っていたな」と感じる瞬間はありましたが、概ね夜中じゅうずっと寝返りを打ち続けていたように思います。
それはそれは、あまりにも寝返りを打ち過ぎて、脳波のセンサーを取り付けているあたりが若干痛くなるレベルに・・・苦笑
検査の夜の夢
途中・・・感覚的には夜中3時頃でしょうか。
ちょっとウトウトしたタイミングがあったのを覚えていますが、それと同時に見た夢というのがムフフな夢(隠語)でして、思わず真ん中の我が考えるアシ(隠語)がポンキッキーならぬオッキッキー(隠語)してしまいました。苦笑
いや笑い事じゃないんですけどね。だって脳波のセンサーも心拍数や心電図のセンサーも呼吸測定センサーも付けられているわけですから、検査記録としてばっちり出ていそうじゃないですか。
後日検査結果を聞きに行ったときに「ん~、この時間帯は心拍数や脳波・呼吸に乱れが見られるけれども、何かうなされる夢でも見ていたんですかね?」なんて聞かれるかもしれない!
そのときにどう取り繕おうか今から考えなければいけなくなってしまった!!
とは言え時間にして恐らく30分~長くて1時間程度の夢だったように感じますし、そこからはまたひたすら何度も寝返りを打ち続ける簡単な重労働・・・
なんだか全く熟睡できないし、でも寝ないと検査にならないし・・・などと考えていたところ突然のノック。からの
「おはようございまーす(室内灯ピカッ!!)」
それまでの漆黒の世界から、突然ステージ上でピンライトを浴びたかのような強烈な逆光に困惑しつつ、徐々に目を慣らしながら壁に掲げられた時計を見ると朝5時半過ぎでした。
モーニングコールはやーい・・・
その後は各種センサー類を外し、センサー装着のために塗っていたクリームを洗い流すべくシャワーを浴びたりなんだかんだしつつ、6時50分頃には退館していたように記憶しています。
まとめ
- 各種センサーを装着後はトイレすら行き辛い
- 眠っている状態の脳波や何やらを調べる検査だったのに眠れなかった
- スタッフさんは全員男だった
総評としては「果たしてこれで検査になったのだろうか」と心配になりました。
ちゃんと検査になってればいいのですが・・・だってもう一度同じ検査を受けたいかと聞かれれば絶対に嫌ですし。苦笑
そもそもこの検査入院が終わった日、つまり昨日の夜は自分のベッドで熟睡した時間もありつつ、悪夢にうなされて飛び起きた時間もありつつ、熟睡できずウトウトした時間もあり・・・と昨夜の状況の方が検査に最適な不眠フルコースでしたからね!!
いやある意味ほとんど眠れなかった検査当日も、「不眠」という観点からすれば悪くは無かったのかもしれませんが。
古文で言うところの「よし」ではなく「よろし」でしょうか。
ところで。
検査入院が終わったのは早朝(※引きこもり基準)の7時前。そしてこの日は平日。
つまり、当「ひきぶろ。」で細々と続けてきた、だいたい月1ペースのスピードテストで初めて平日朝ラッシュ時に測定できる可能性が舞い込んできたではないか!
こういう時だけ「早起きは3文の得」という言葉を全肯定し、いそいそといつもの測定ポイントへの向かいました。笑
そちらの様子は別記事にて。
※衝撃(?)の検査結果: