色々と訳あって、予想外にも2か月連続で偶像の街・秋葉原に降り立ちました。
1か月前に来た時は夜だったので実施されておらず、あったこと自体をすっかり忘れていましたが、秋葉原のメインロードって休日の昼間は歩行者天国になっていたんでしたね。
手前に写り込んだオジサマが何故か半透明になりましたが、たしか「写っちゃいけない系」の何某ではなく、ちゃんと二足歩行する生きたオジサマだったはず・・・苦笑
1か月前・正月セール後半戦の頃の秋葉原で実施したスピードテストでは、去年12月半ばまでサブ回線としては絶好調だった0simが、突然のサービス水準大幅劣化っぷりに絶句した衝撃回でしたね。
※1か月前withスピードテスト
あれが「年始のトラフィック増加に伴う一時的なもの」なのか、MVNOサービス提供側の意図的な「絞り」なのか、はたまた「特定の土地に因る問題」なのか、今回のスピードテストで白黒はっきりさせたいと思います。
・・・と言いつつ、既に自分の中ではある程度の答えが多少なりとも見えていたりするのですが。苦笑
お送りする回線は、いつも通りmineo回線(Dプラン)と0sim回線です。
ところで、この記事を書くために下書き画面を開いたところ、唐突に「チンダル現象!!」という言葉が脳内に降って沸いてきました。
あまりにも唐突過ぎて、自分の思考回路に自分の思考回路がついていかない謎現象に陥りましたが、落ち着いてGoogle御大に聞いたところ「光の特性によって起こる物理化学的現象の一つ。」との回答を得ました。
それにしても、なぜ唐突にこんな現象名が脳内に湧いて出てきたのか・・・
秋葉原駅・ヨドバシアキバ前でのスピードテスト(休日昼-その1)
1月の時はモザイク処理の手間を考えて、かなりの上向きな角度で写真撮影を行ったような気がしますが、今回はそのことをすっかり忘れて普通に撮影してしまいました。
思わず下200px分くらいをトリミングで切り捨てようかと思ったよ!笑
測定1回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年2月12日 15時40分
測定場所:秋葉原駅・ヨドバシアキバ前
0sim回線おっそ!
この時点で「(年始のトラフィック増加に伴う)一過性のもの」の線は消えました。
PING値3ケタというのは、たとえアップロード速度/ダウンロード速度が十分に出ていたとしても「詰まり・ひっかかり」を体感するレベルの値です。
ダウンロード速度に関しましても「0.20Mbps」の時点で3キャリアの速度規制状態とほぼ同等の速度。
そして特にグラフの形を見ていただきたいのですが、以前のようにスタート直後に山の頂上があって、そこからf(x)=1/xのようなグラフの形状(※早い話がバースト機能が効いている場合のグラフ)で速度が落ちていき、最終的に0.20Mbpsとなる・・・のではなく、最初から最後までグラフの山にほとんど変化がありません。
こういう場合の速度はきっかり0.20Mbpsですから、体感速度としては非常に質が悪いものでしょうし、実際にツイッターのタイムラインを見ようとして度々読み込みを待たされていました。
※参考・0sim回線が「優秀なサブ回線」だった頃のグラフ:
この頃の栄光(?)は何処へ。
測定2回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2017年2月12日 15時41分(1分後)
測定場所:秋葉原駅・ヨドバシアキバ前
先ほどよりもダウンロード速度がさらに低下しました。
0.12Mbps・つまり約120Kbpsの速度というのは、かつてPHSのウィルコムをメインで使っていた時の速度(128Kbps)に相当します。
一言で表すならばクッソ遅い。苦笑
利点があるとすれば、0simは月間500MBまでであれば完全無料で利用できる(※現時点)ので、とりあえず外部と連絡が取れる緊急用サブ回線・・・と考えれば溜飲も下がります・・・いやこれは利点なのか?
去年までの実績が続いていれば、今年も「優秀なサブ回線」としてアナウンスできたのですが、このレベルではさすがに逆立ちしてもフォロー不可です。汗
サブの0sim回線は一旦おいといて、ここからはメイン回線であるmineo回線(Dプラン)の速度を計っていきましょう。
測定1回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年2月12日 15時42分
測定場所:秋葉原駅・ヨドバシアキバ前
これ、家で使っている有線接続の固定回線と間違ってない?
※間違っていません。正真正銘mineo回線です。
0sim回線で絶望した後にこの測定結果を見ると、夢であるかのように錯覚してしまいかねませんね。苦笑
mineo回線はすごい!速い!使える回線だー!
・・・で終わってしまうと普通のブログと変わりありませんので、このブログではちゃんと注意してみるべきポイントにも言及しておきます。
1つはPING値。
3ケタを切って91msということで、決して悪いわけでは無いのですが、欲を言えばもう少し下がって70ms台まで来ると体感が更によくなります。
ただまあ無線で70msレベルが出るというのは、もう間違いなく文句なしで合格のレベルですので、今回の数値でも決して悪くはありません。
1フレームを争うゲームアプリをプレイするなら気になるかも、というレベルです。
もう1つはダウンロード速度のグラフの形。
最初の方で山が低く、途中から急激に上がってその後安定した形となっています。
これは測定スタート時点でパケ詰まりのような症状が出ていたことが読み取れますし、実際手元でスピードテストを見ていて、最初の方は3Mbpsくらいをウロウロしていたように記憶しています。
このように無線の速度・電波状況というのは刻一刻と変化しますし、スピードテストの結果1つを取っても、宣伝文句で使われそうな「他社と比較してもぶっちぎり!○Mbpsでます!」の速度が常時出る速度なのか・瞬間最大風速的なものなのかはグラフの形を確認することで見極めるようにしましょう。
測定2回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2017年2月12日 15時43分(1分後)
測定場所:秋葉原駅・ヨドバシアキバ前
いくら休日の真昼間だったとはいえ、無線接続でここまで出れば十分です。
アップロード速度で一時的に谷間が出来ているとはいえ、それでも最低4Mbpsくらいは保っていたように記憶しておりますので、実用面で言えばダウンロード・アップロード共に快適に利用できます。
まとめ
mineo:この速度が平日も夜も朝ラッシュ時も出るのが究極の理想(笑)
0sim:もはやサブ回線としても厳しい。急激な劣化っぷりが非常に残念
0simは短期間でここまで絞るか!というくらいのサービス低下っぷりが、疑念から確信に変わる結果となりました。
元々運営母体会社自体が固定回線の頃からアレだから、むしろ今までが販促キャンペーンの一環で、最近の0simの品質こそが本来の品質なんだろう。苦笑
— ふとし (@fc2104) 2017年2月4日
ちょっと前・髪を切りに行ったときにツイートした内容の引用ですが、去年までの「優秀なサブ回線」はあくまでも幻影であり販促キャンペーンであり撒き餌であって、今のこの速度こそが本来の割り当てられた回線キャパシティだと思うようにしたら、不思議と心のモヤモヤが取れました。
これがきっと悟りの境地と呼ばれるものなのでしょう。苦笑
※髪を切りに行った時の話:
MVNO(格安sim)はたしかに3キャリアよりも格段に安いですが、その裏側には運営会社側の並々ならぬ企業努力やらトラフィック監視やら何やらがあり、同時に安定性を見極めないと0simのように突然サービス水準が劣化することもあり得る諸刃の剣なのです。
かつての牛丼戦争ではありませんが、「安くて速くてうまい」のが長く続く保証なんてありません。
安さ・速さ・安定性・・・どれを重視してどこで妥協するか、バランス感覚を培うことで希望の最大公約数を求めるのが、MVNO(格安sim)選びなのかもしれませんね。
さてこの後は、引き続き秋葉原でパソコンを見てきた話と、新宿でも実施したスピードテストの話・・・どちらからやりましょう?笑
※スピードテスト in 新宿: