なんだかちょうど良いタイミングでお題(それどこ大賞「買い物」)があったので便乗してみます。
※むしろここ数日間の記事は全てこのお題に便乗出来たのでは?疑惑。汗
きっかけは「購入したBlackBerry Passportに緊急通知の機能が備わっている」と判明したこと。
せっかくならば緊急通知を受信できる環境は整えておきたい、でも余計な出費は出来る限り抑えたい。
そんな葛藤の末、過去の記事で自ら「メイン回線としては到底オススメできない(要約)」とボロックソに叩き落としていた0 SIM by So-netとの契約を急転直下で決めたのが9月30日未明のことでした。苦笑
その後、mineo関連の記事やら何やらでドタバタしていたため報告が遅れましたが、30日の未明に申し込みを行って10月1日の朝にはsimカードが届いていたので、ようやく本格的に運用を開始することにしました。
今回の記事では、一旦契約の流れを一通りおさらいしたあと、実際に運用開始のレポートをお届けいたします。
契約の流れ
2016年9月末時点では、その特徴的な性質故かサブ回線の確保として非常に人気が出ているようで、毎月「0のつく日」しか新規申し込みを受け付けていない状況です。
そのためもし契約を考えておられる方がいらしゃいましたら、申し込みの機会が月3回しかないことを念頭に置いておいてください。
需要とタイミングがうまく一致した場合は「サービスに申し込む」をクリック。
※ちなみに0がつかない日にクリックしても当然ながら申し込めません。笑
まずはsimの形状(サイズ)を選択します。
ふとしの場合はBlackBerry Passportで利用するのでnano SIMを選択しましたが、そのあたりはご自身の端末をよく確認した上で申し込みをしてください。
サイズを間違って申し込んでしまった場合、交換(SIMサイズ切替)は有料です。
勝手にsimカードを切断(simカッターを使って標準サイズ→microサイズなど)した場合SIMカード損害金を請求する可能性があると明言されていますので、よくよく確認の上で選択するようにしましょう。
続いてはプランの選択です。
これはデータ専用か、SMS対応にするか、音声通話対応(SMS含む)にするかの選択ですね。
データ専用・SMS対応の場合は最低利用期間の設定がありませんが、音声通話対応の場合は12か月間の最低利用期間がありますのでくれぐれもご注意を。
こちらもプランを間違えて申し込んでしまった場合、プラン変更には対応していないだけでなく一度解約した上で新たに契約しなおす必要があります。(1人1回線までの契約しか受け付けていないため)
つまり間違えて申し込んだ時の契約事務手数料+simカード返却料金+本来申し込む予定だったプランの契約事務手数料が発生します。
こういう細かい部分での手数料設定がやたらと多かったり法外に高かったりするので、万人にはオススメ出来ない・玄人向けのサービスだと思っています。
一応次のページで再度simのサイズ・契約プランの確認をする猶予は与えてもらえますので、間違いがないか十分すぎるほど確認するようにしてください。
規約の方にもきちんと目を通したら「次へ進む」をクリック。
ダメ押しのようにもう一度確認して頂けますので、問題が無ければ「次へ進む」をクリックして契約者情報の記入に移ります。
基本的には自身の情報を漏れなくミスなく入力すれば良いのですが、ふとしが1つ引っ掛かった項目は「電話番号」でして、050から始まるIP電話を入力すると不正な番号ですみたいなアラートが出て弾かれてしまいました。
よって申し込みには固定回線の番号を入力するか、070・080・090の携帯番号が必要になります。
契約者情報の記入が終わったら、支払い方法としてクレジットカード情報の入力です。
他の大多数のMVNO(格安sim)事業者同様、支払いで利用できるのは基本的にクレカのみですので、クレカを持っていない方はどうにかしてクレカを契約するか諦めるかの二択となります。笑
ここまで終わったら最後に申し込み内容に誤りがないか確認の上、2か所のチェックボックスにチェックを入れて注文確定のボタンを押せば申し込み完了です。
お疲れ様でした。あとはsimカードが届くのをひたすら待ちましょう。
simカードの到着
それは唐突に訪れました。
ふとしにとってはまだ朝も早い10時、突然インターホンが鳴りました。
もう本気でフラフラしながらなんとか玄関までたどり着くと、そこにはクロネコヤマトの配達員の方が。
申し込みから30時間ちょっとで届いたけど・・・こういうのって事前に発送連絡か何かが来るものじゃないの?!
若干キレ気味になりつつBlackBerry Classicを確認すると。。。
到着の2時間前にメールが来ていました。
早いよ!色んな意味で早すぎるよ!!苦笑
とはいえ届かないよりは早く届いた方が当然良いですから、さっそく中を確認してみましょう。
中には袋に入ったsimカードの台紙などが収められていました。
中身一覧。
0 SIMのsimカードもmineoを音声通話対応に変更した時と同様に白一色でした。
やっべー、有効期限があと83年しか残ってないわー。笑
あと一番下の数字が今回のsimカードに割り当てられた電話番号なのですが・・・まさかの080番号!
先日架空請求詐欺の電話がかかってきた方は070番号だったのに!苦笑
simカードを取り付ける
ここからがようやく今回の記事の本題ですね。笑
まずはあの堅ーい堅ーい裏蓋を、自分の爪が割れそうになりながらこじ開けます。
最初は「器具を使わずに開閉出来て便利だ~」などと呑気に考えていましたが、この堅さを考えると一概にそうとも言えなくなってきたぞ。。。汗
一応simカードの向きに注意しつつ、押し込むとバネのような感覚が手に伝わってくるあのタイプですので奥まで押し込みます。
挿し込み完了の図。
外すときはまた奥に一旦押し込むと、バネの反動のような形で出て来ます。
APNの設定
キャリアのsimカードを使う場合は必要の無い設定ですが、MVNOのsimカードを使う場合には必須となるAPN設定。
これをやらないとWi-Fi以外の環境下でデータ通信が行えませんので、きっちり設定してしまいましょう。
BlackBerry PassportやBlackBerry Classicの場合は
「設定>ネットワークおよび接続>モバイルネットワーク>一番下の歯車」の部分からAPN設定が出来ます。
そこまでたどり着いてしまえば、あとはMVNO事業者からsimカードと共に送られてきた各情報を打ち込むだけですので、打ち間違いに気を付けながら入力します。
きちんと設定が終わると、画面右上に見慣れた携帯の電波マークが表示されます。
これで外出時も自由にデータ通信が出来るね!
緊急通知の件について
さて、これでsimカード自体の開通作業は完了しましたが、大事なことが1つ残っています。
復習してみましょう。そもそもなぜふとしは0 SIMと新たに契約したのか。
答えは簡単。「緊急通知を受信できるようにするため」でしたね。
ということで早速設定しちゃいます。
BlackBerry Hub設定の中の、一番下の緊急通知を・・・
無くなってるよ?!
ちょっとどういうこと???
ついさっきまで確実にあったじゃん!!
なんで項目そのものが消えちゃうんだよ!!
お、おちつけふとし。
フェルマーの最終定理・・・はもうかなり昔に証明されちゃったから、とりあえず原因を考えるのだ。
この変化はなぜ生じたのか?
変化のトリガーとなったものが存在するはずだ。それは何か?
・・・simカードの装着?
simカードを装着した以外に、何かしら変化を加えたり設定を変更したりした部分はありません。
ということは、いったんsimカードを外してみるとどうなるだろう?
また先ほどの、爪が割れそうになる溝に爪を引っ掛け、今度は蓋の爪が折れないか冷や冷やしながら蓋を外し、simカードを抜いたうえでもう一度BlackBerry Hub設定を開いてみます。
ビンゴォ!!
でもちょっと待て、緊急通知ってsimカードが挿さってないと受信できないんじゃなかったっけ?
とりあえず設定だけやってみるか・・・?
ですよねー。
simカードを挿入すると緊急通知の項目そのものが消えて設定できなくなり、
simカードを取り外すと緊急通知の項目が現れるが設定しても反映されない。
まとめ
じゃあこの0 SIMは契約する必要がなかったんじゃ・・・?
しかもBlackBerry Passportにおいて「simカードを抜くと緊急通知の項目が復活する」のであれば、ひょっとして現時点で項目が存在しないBlackBerry Classicの方もsimカードを抜けば緊急通知の項目が現れるのか?(未検証)
なんだか一気にドッと疲れました。
3000円+毎月3円払って得られたものは500MBの余分なデータ通信量のみ。
たしかにこれまではmineo単体で月1GBの契約でしたから、使えるデータ通信量そのものは今までと変わらず月97円の節約になった*1と考えれば・・・節約・・・か?汗
正直得したのか損したのか・意味があったのかなかったのか分かりませんが、こうやって人は失敗しながらも学習していくのでしょう(無理やりのまとめ)
おまけ
@fc2104 Y!防災速報は絶対確実とまではいきませんが比較的ちゃんと通知されると思います。自分も不本意ながら入れています。
— MobileFF (@mobile_FF_) 2016年9月25日
緊急通知の項目に関する不条理*2な挙動について解決策が見つからない場合、@mobile_FF_さんに教えていただいたアプリで対処しようと考えています。
あるいはこのマッチョマンの大胸筋に身を託してみるかい???