ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

睡眠のプロフェッショナルさん、ちょっと助けてくれ

みなさん、睡眠足りてますか???

 

生まれたばかりの赤ちゃんも学生さんも社会人の皆さんもリタイア後のおじいちゃんおばあちゃんも、人によって時間に差はあれど文字通り老若男女問わず睡眠は非常に重要です。

 

8時間睡眠の人であれば、人生の1/3は寝ているのです。

6時間睡眠の人でさえも、人生の1/4は寝て過ごしています。

 

人は睡眠を取ることにより脳内の情報を一旦整理し(中略)平常心を保てているとかいないとか。

 

それだけ人の生活と密接に関わり、切っても切れない関係にある睡眠が・・・もし自由に取れないとしたら?

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それはそれは、すごく大変なことですよね?

睡眠が自由に取れない、つまり眠れなければ脳も体もリフレッシュできません。

そんな状態が長く続けば、日常生活にも多大なる支障を来たしてくることでしょう。

 

今回はそんな「睡眠」にまつわるお話です。

 

ふとしが「引きこもり」であるたった1つの理由

察しの良い方々はここまでの流れでもうお気づきでしょうか。

 

何を隠そう、この「ひきぶろ。」を運営しているふとし自身が睡眠障害を患っているのです。

 

ブログを始めた約1年前・・・よりも更に数年前から、ずーっと睡眠をコントロールできない状況です。

それも日常生活に非常に大きく影響を及ぼすレベルで。

一時期は別のものも併発していたため、ある意味今以上に本当に大変でした。

とにもかくにも、この睡眠障害のせいで一般的な社会生活を送ることが出来ず、家で内職をして生計を立てる「引きこもり」の状態に陥っています。

 

外に出ない・玄関は週に1回開けるか開けないかレベルであっても、家でできる内職を探しだして独立生計を立てている。

更にどうにかして副収入を増やすべく、このブログを始める決断もして実際に始めた。

だから「ニート」ではなく、あくまでも「引きこもり」である。

 

このような理論なのですが・・・いかがでしょう?

 

ブログを始めるにあたって、この睡眠障害のことも一緒に記していこうか否かかなり迷いました。

ブログのコンテンツとしては「他のブログの追随を許さない」レベルの強烈なキラーコンテンツですから、ブログを始めてすぐに一定数の読者さんがつくかもしれない。

 

しかしそんな目先の損得勘定なんかがすっ飛んでしまうくらい、世間的には「睡眠障害=睡眠薬→オーバードーズ≒メンヘラ・・・?」みたいな、当人からすれば全くもって不可解かつ不本意な連想ゲーム状態、および偏見がやっぱり一人歩きしてしまうかもしれない。

 

迷いに迷って、睡眠障害であることは極力伏せ「引きこもり」だけを前面に出してブログを書き始めました。

 

それから1年。

 

今までとはちょっと違う、困った傾向(症状)が出始めました。

 

睡眠障害の具体例

一口に睡眠障害と言っても、普通に夜(夜勤の方々であれば昼)眠くなったら眠れているような方々には、睡眠障害とはどういう状態なのかいまいち伝わりづらいと思います。

なのでまずは睡眠障害がどのような状態を指し示すのか、自分の身に思い当たる範囲で具体例を出してみます。

 

①寝ようとしても寝付けない

「睡眠薬を飲んでいる」と聞いて、多くの方が真っ先に思いつくのはこの状態ではないでしょうか。

回答としては「間違っちゃいない」です。

むしろけっこう良い線いってます。

 

寝ようとしてもなかなか眠りに入ることが出来ず、そうすると「なんとかして寝なきゃ!」と焦ってしまい余計に寝付くことが出来なくなり、気づけば外が明るくなって鳥のさえずりが聞こえてくる。

清々しい朝のニオイとは裏腹に、当人は全く眠れず目の下に真っ黒なクマを作ったまま、それでも仕事(学校)は待ってくれずフラフラしながらでも行くことになる。

ある意味王道のテンプレパターンともいえます。

 

こういう場合に病院で診てもらえば、だいたいの場合は睡眠導入剤の中でも「超短期型」と呼ばれる睡眠薬を処方される可能性が高いでしょう。

ちなみに具体的な薬名とかは・・・解説の要望が出てこない限りは伏せておきます。

薬名を並べ始めたり、実際に手元にある薬の写真を並べだしたりしたら、それこそ「メンヘラだあああああああ」と思われてしまいそうですし、既に述べたとおりそう思われるのは本意ではないですので。

 

②熟睡できない・夜中頻繁に目が覚める

もう1つの多いパターンはこれです。

眠りに入ることは出来る、だけど「眠った状態を維持する」のがとてつもなく困難である。

こちらはちょっと状況の推測が困難でしょうか?

 

人は眠りの浅いレム睡眠と眠りの深いノンレム睡眠を一晩で何回も繰り返して休息を取っていると言われています。

眠りの深いノンレム睡眠のときに周囲の人間が起こそうとしても、だいたいの場合はなかなか起きない・起きたか起きていないかよく分からない状態に陥るでしょうが、眠りの浅いタイミングで起こされると驚くほどスッと起きれると思います。

 

睡眠障害における「熟睡できない・夜中頻繁に目が覚める」状態のイメージとしては、ノンレム睡眠のときにレム睡眠状態での起床を強制される状況・・・でしょうか。

実体験としてはそんな生易しいものでは無いのですけれど、ちょっと良い例えが思いつきません。。。

 

③起きない

睡眠障害と一口に言っても、実は「眠れない」パターンばかりではなく「起きていられない」パターンも存在します。

一度寝たら10数時間起きないような人、周りにいませんか?

健康だった頃のふとしの場合は本人も含めて実際に遭遇したことは無かったです。苦笑

 

④突然眠りに落ちる

「知人の話なんだけどね、一度寝たら10数時間起きない人がいるの。」

 

こんなのはまだ可愛い方でして、これよりももっと悪質(?)な症状があります。

それが「突然寝始める」状況です。

イメージとしては、学生が授業中に机に伏して寝始めるのとは違い、ついさっきまで普通に仕事をしていたり会話をしていた相手が突然眠りに落ちるような状況です。

 

ここまでで上げた4パターン以外にも、睡眠障害の症例としてはふとしも知らないものも含めて多数存在します。

ただ、そのいづれもが「最近ちょっと眠れなくて参っちゃうんだよねーアハハ」なんて次元をはるかに超越しているものだと理解いただければ、「つれーわー昨日実質2時間しか寝てなくってつれーわー」と同一視されずに済むので精神的に救われます。

 

ふとしの症状1

元々は1番目の「寝付けない」症状がスタートでした。

 

色々と訳あって心労が重なり、寝ようとしても眠りにつくことが出来ず、

そのまま仕事に行ってクタクタに疲れているにも関わらず、次の夜もやっぱり寝ようとして布団に入っても眠ることが出来ず、

そのまままた仕事に行って・・・みたいな生活が1ヶ月以上続いていました。

 

そうこうしているうちに立ちくらみのような症状が出始め、慢性的な頭痛に悩まされるようになり、仕方なく病院に行ったところ睡眠導入剤をあっさり処方されます。

 

この睡眠導入剤がくせ者でした。

 

それまで1ヶ月以上にわたり、ずーっと眠れない状況が毎日続いていたにもかかわらず、処方された睡眠導入剤を飲んだところいつ自分が眠りについたのかも覚えていないレベルでストーン!と熟睡できました。

 

ある夜は睡眠導入剤を飲んだあとに歯磨きをしていたら、デスクチェアに座って歯ブラシをくわえたまま、半開きの口からよだれを垂らした状態で数時間経過していたり、

またある夜は睡眠導入剤を飲んだ後も何となくYou Tubeを見ていたら、次に気がついた時にはデスクチェアから転げ落ちて床に横たわった状態で朝を迎えていたり、

さらにある夜は睡眠導入剤を飲んだ後も割と賑わっていたTLを眺めていたところ、知らない間にブラインドタッチに失敗した時のような、変換がうまくいっていない解読不能なツイートをいくつも垂れ流していたり、

 

それまでずーっと眠れない状況が毎日続いていた人間にとって、この若干常軌を逸したレベルの睡眠でさえも愛おしく思えるほどに「眠れること」の幸せを噛み締めていたのです。

 

しかしそんな幸せな時も長くは続きません。

 

人の体は薬に対して耐性がつくように出来ています。

つまり、神のように思えた睡眠導入剤を以ってしても、1ヶ月もすれば効き目がなくなってしまうのです。

 

こうなると後は「薬」ではなく「クスリ」と同じ。

医師の処方箋に基づき処方された「合法ドラッグ」か、イケナイ経路を辿って入手した「違法/脱法ドラッグ」か。

実質的にこの違いしかなくなってしまいます。

 

最近世間を賑わしている元・俳優さんとか、少し前の元・プロ野球選手、そして「1ヶ月限定」と銘打ったブログを2016年7月18日から公開されている超大物ミュージシャンがなぜクスリから手を切れなかったのか。

aska-burnishstone.hatenablog.com

・・・あちらのクスリはさすがに経験ありませんが、これを睡眠導入剤に置き換えて推測してみると、恐ろしいくらいに納得できてしまうのだから本当にダメ、ゼッタイ。

 

(睡眠薬漬けに出来た)医師の勝ち。

(結果論として「安易に」薬に頼った)ふとしの負け。

 

ふとしの症状2

睡眠導入剤を処方する場合、基本的には効き目の軽いものから処方されます。

それが効かなくなったら一段階強いものに上げて様子見し、それも効かなくなったら更に一段階上げて・・・が常套手段です。

 

ですが、さすがに薬の場合、法律で定められた上限が存在します。

どんな理由があっても、法律で定められた上限以上は処方して貰えません。

 

しかしその頃には、ふとしの体は睡眠導入剤無しでは眠りに入れないほど、どっぷりと薬漬けにされてしまっています。

この両者の綱引きを解決するべく、医師から悪魔の囁きが授けられます。

 

「別の薬を試してみましょうか。」

 

睡眠導入剤には色んなパターン(半減期)のものが存在し、それぞれのパターンにおいてこれまた複数の薬が存在するのです。

なので、ある薬がもう上限に達して処方できなくなってしまった場合、似た効能の別の薬に切り替えたり、複数の薬を組み合わせて対処したり・・・といったことが頻繁に行われます。

 

このようにして、色んな種類の睡眠導入剤をチャンポンの如く投与されるとどのような影響が出てくるのか。

 

元々は「寝付けない」ところから始まったふとしの睡眠事情は、「ただでさえ寝付けない上に、運よく眠りに入れたとしてもその眠った状態を自力では維持できない」段階にレベルアップ(?)してしまいました。

もうこうなってくると「薬」なのか「毒」なのか分かりませんね。

 

現在のふとしの睡眠事情

ちょっと自分でも気になったので、昨夜ある実験をしてみました。

 

ふとしには、Evernoteを使い始める前から利用していた、自分のメモを殴り書きしておくためのツイッターアカウントがあります。

そのアカウントに「眠りに入りそうになる直前」と「夜中目が覚めたとき」にツイートをササッとできるよう、枕元にセッティングしておきました。

本当は・・・脳を刺激するので、寝る直前にツイッター(スマホ)なんかしない方がいいのですけれども。汗

 

じゃあなぜこのような実験を思い立ったか。

それは、もうこれまで年単位で睡眠障害と向き合い、色んな種類の睡眠導入剤を代わる代わる試し、最近もまた薬の種類が変わったのですが・・・

感覚的に、夜中に目が覚める(「中途覚醒」といいます)頻度が最近急激に増えてきているように感じたからですね。

それと同時に、昼間やたらと耐えられないレベルの睡魔に襲われる機会も急増しているので、「中途覚醒が増える=細切れ睡眠1回あたりの時間が減る→睡眠不足が深刻化した結果、昼間の睡魔が急増したのでは?」という仮説を検証するためでもあります。

 

実験結果

早速ですが結果からご覧いただきましょう。

 

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7月7日、七夕の夜は26時半くらいに眠気を感じました。

Q.いや既にその時点で時間がおかしいだろう・・・

A.ごもっともです。

 

ということで日が変わって8日の未明2時半ごろに睡眠導入剤を服用し、ツイッターのセッティングとともに布団に入りました。

そしてふとしの中で明確に「眠りに落ちる」と確信を持てた(であろう)時間は

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3時37分56秒だったみたいです。

約1時間で眠りに落ちている(と思われる)ので、比較的調子が良かった方かもしれません。

 

その後1回目の中途覚醒がきます。

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「起きた。」

 

無駄に漢字に変換している上、ちゃんと句点もつけているなんて!

よく出来ました!

 

問題はツイート時間。

4時30分29秒にツイートしています。

つまり、眠りに入る直前だったと推測される時間から1時間も経っていません。

ちょっと前までは、この1回目の中途覚醒までは3~4時間くらいあったはずなんですけどね・・・

布団に入ってからわずか1時間で起こされて(?)は、体としても休まらずたまったもんじゃないでしょう。。。

 

「起きた。」のツイート後、2回目の中途覚醒。

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「再度起きるー」

 

なぜ無駄にフランクな口調なんだよ。ローラかよ。

「どうしよー?また起きちゃった!ま、いっか?うん、オッケー☆」

いや全然良くねえよ。

 

1回目の中途覚醒が4時30分29秒で、今回は5時53分37秒にツイートしています。

入眠から1回目の中途覚醒までは1時間弱でしたが、1回目~2回目の中途覚醒までは一応1時間20分ほど眠っていたようではあります。

人の眠りのサイクルが一般的に90分と言われていますので、きっかり1サイクル後の眠りが浅くなったタイミングで起きることを強制されたようなものです。

いやそれでもキツイ・・・

 

3回目の中途覚醒報告を見てみましょう。

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「悪夢での目覚め」

 

ご丁寧に「見た夢が悪夢であったこと」まで報告してくれています。

そんな報告要らないから!むしろ黙って熟睡していろよ俺!!

 

3回目の中途覚醒ツイートは7時36分38秒。

1時間弱(50分)→約1時間20分ときて、2回目~3回目の時間は1時間40分くらいでしょうか。

徐々に間隔が長くなっている・・・ように見えますが、実は途中で1回寝返りを打ったときに目が開いたことを覚えています。

なので厳密な睡眠時間は分かりません。

 

最後のツイートも振り返りましょう。

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これ以上布団の中にいると、内職をするための時間を確保する意味でキツイから起き上がろう・・・と思って実際に起き上がれた時間が9時32分6秒です。

単純に3回目の中途覚醒時間との差を考えれば約2時間なのですが、この間に3回寝返りで目が開いていた挙句、最後のツイートを行う直前の数十分は「起きた」ところから「起き上がれるか」で葛藤(?)していたので、やっぱり睡眠時間としては不十分です。

「起きる」と「起き上がる」の違いについてはこちらも参照:

hikiblo.hateblo.jp

そもそも普通の人は寝ている間に4回もツイートするほど起きないぞ。

 

細切れ睡眠の各時間を足し合わせると一応6時間くらいにはなりますが、残念ながらふとしの体はこの睡眠を「6時間の睡眠時間」とは認識できませんでした。

結果、お昼ご飯を食べる代わりに昼寝をしちゃう系の不眠スパイラル真っ只中です。

 

まとめ

まさか自分の睡眠事情でこんな長文を書く機会がやってくるなんて、ブログを開設した1年前には微塵も思いもしませんでしたが、ふとしの深刻な睡眠事情が少しでも伝わったでしょうか?

 

ふとし自身も睡眠障害になって暫くした頃、具体的には睡眠導入剤が効かなくなりはじめた頃に「このままではダメだ」と思い、睡眠障害を専門に扱っているらしい病院に転院を試みたことがあります。

ただその時に返って来たのが「1年先まで初診予約が埋まっています」という、当時の体調でも既に絶望的と感じるには十分すぎるほどの回答であったため、目の前の処方された薬に頼ってしまい数年後の現在に至っています。

 

結局、睡眠導入剤に「安易に」すがったことがいけなかったのか。

そもそもそこに至るまでに、1ヶ月以上眠れない状況だったものを「気の持ちようだ!病は気から!疲れが溜まればそのうち嫌でも眠りに落ちるはず!」と根性論で乗り切ろうとしたことがいけなかったのか。

はたまた・・・現在も通院中の病院が「実は」いけないのか。

 

答えは未だに見出せていません。

 

1つだけ確かなことは、出来ることなら1日も早く睡眠導入剤を使わずに、自然に眠り熟睡できていた以前の体に戻りたい。

ただそれだけです。

 

ちなみに・・・

もしふとしの目の前に「最近不眠症気味なんだよね~」みたいな人が現れたとしたら。

 

程度にもよりますが、基本的には睡眠導入剤の服用は絶対に勧めないでしょう。

主観100%の意見だと自覚した上で敢えて書きますが、睡眠導入剤は一種の「合法ドラッグ」のようなものです。

ですから、そこに手を出す前に何か代替案がないか探すと思います。

 

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いわゆる「合法ドラッグ」を処方されている身にとっては、例えばこんなものは気休めにすらならず、ちっとも効果がないでしょうが・・・

比較的経度の不眠症であれば、まずはこういったサプリメントみたいなものの類で1週間くらい様子見をする方が、長い目で見たときに良い効果を得られる(薬漬けにならない)のかも知れません。汗

 

それにしても、昨夜のツイッターを使った簡易テストで自分の症状の深刻さを再認識することになるなんて。

正直に書くと「細切れ睡眠の自覚はあったが、1回あたりの睡眠時間がもう少し長いと思っていた」

本格的な検査を受けたら、また違った結果が得られるのかもしれませんね。

 

※別の病院に転院後、検査入院を受けました:

hikiblo.hateblo.jp

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