かねてよりこのブログでも極稀に話題に上げていた「Windows mobile」というOSを搭載したスマートフォン。
最近ポツポツ発売されている「Windows 10 Mobile」ではなく、その前身の「Windows Phone」でもなく、さらにその前に存在していた「Windows mobile」です。
ふとしが約1年ほど前まで(主に)音楽プレイヤーとして使っていたこのWS027SHも、2010年当時のスペックとしては中くらいだったかも知れませんが、OSのせいで控えめに言っても「スローライフを強いられる」性能でした。苦笑
このスマホが出ていた頃は、端末も現在とは違い「良い意味で型にはまらない魅力的な端末」が多かったように感じます。
それから約6年。
もはや「化石」ともいえるこの「Windows mobile」を搭載したスマホが、新品で700台ほど発掘されたらしい?!?!?!?
マニアの巣窟・AKB
一言で「マニアの巣窟・AKB」なんて言ってしまうと・・・色んな方面からお叱りの声が飛んできそうですが、言い換えれば「AKBに行けば色んなジャンルのマニアックなお店などが並んでいる」ということです。
そしてそれはガジェット界隈とて例外ではありません。
まさかこのタイミングで「Windows mobile」という文字の並びを目にすることになるとは思いもしませんでした。苦笑
しかも今回発掘されたのは、auから発売されていたIS02という型番のスマホです。
今のスマートフォンと比べればかなりの低スペックではありますが、WS027SHと比較した場合、部分的にそこそこ底上げされた性能に“は”なっています。
WS027SH←→IS02で比較してみましょう。
CPU:MSM7200A(528MHz)←→Snapdragon S1 QSD8650(1GHz)
RAM:256MB←→384MB
ROM:512MB←→512MB
タッチパネル:感圧式←→静電容量式
もちろん全てがWS027SHよりも上回っているわけではなく、例えばカメラは約500万画素←→約322万画素ですし、SIMロックフリー(docomo網)←→恐らくSIMロックあり(しかもau網)あたりは出先での運用を考えると致命的ともいえます。
ただCPUの大幅な向上(と言ってもあくまでも1GHz)と静電容量式のタッチパネルを採用していることで、オモチャとしてはそれなりに楽しめるスペックだと思います。
そうは問屋が卸さない
冒頭の記事を見たときは一瞬心が揺らぎましたよ。
仮にも1年前の時点ではWindows Mobileを現役で使っていた身ですからね。
ですがこの「発掘」関連について、別の媒体の記事を見てみましょう。
気になる部分をスクリーンショットに収めましたので、よくご覧ください。
ディスプレイ内部にゴミが入ってしまっている点には注意
ここで冒頭の記事をもう一度見直してみます。
そんな注意書き、どこにも載っていないじゃないか!
「塗装が一部禿げています」とかであれば、まだ許容できたかもしれませ・・・いや、未使用品を謳っている以上はちょっと厳しいかな?
ですがそれ以上に「ディスプレイに難がある」というのは、これは重大な告知事項だと思うのです。
世の中のほとんどの人は見向きもしないでしょうが、極稀にふとしのような物好きがおびき寄せられる可能性もあるわけですし。
とは言えども。
この両媒体の掲載画像を見比べる限り、最初の記事であるエルミタージュ秋葉原で取り上げた時点では液晶の問題が発覚しておらず、その後のチェックでゴミの混入が発覚し慌てて店内POPも作り直し、それを踏まえてAKIBA PC Hotline!で取り上げられた・・・という流れが考えられる範囲でしょうか。
まとめ
そりゃそうだよな、6年も前の端末だもの。
未使用品なのにどういう理由で混入したのかは分かりませんが、ゴミ1つ無いまっさらな状態を期待する方が間違いですわ。笑
そもそもよく700台も見つかったよな・・・。
ところでiPhone SEが発売されて早2ヶ月ですが・・・
いつになったら各社追従して「4インチサイズのスマホ」を出してくれるんですかねえ!
3大キャリアの料金プランの如く、5インチ~5.5インチの横並びばかりではなくて「型にはまらない魅力的な(小型の)端末」も出して欲しいのですが!!笑