1ヶ月ほど前でしょうか。
チャレンジャー精神溢れるMVNO事業者のFREETEL社より、表裏両面にディスプレイを搭載したガラケースタイルのスマホ「MUSASHI」のリリースアナウンスがありました。
色んな意味で気になる存在ではあったので、機会があれば是非実機を触って評価をしてみたいと思っていましたが、よーーーうやくその機会が到来しました。笑
ふとしとしては、テンキーを搭載していることもあり「ガラホ」と認識しつつも、FREETELサイドからのアナウンスでは「SIMフリースマートフォン」の扱いとなっているこの機種。
以下、実際に実機に触れて来て分かったことです。
概要おさらい
テンキーを搭載しつつもOSにはAndroid5.1を採用している点は、3キャリアから発売されている「ガラホ」と呼ばれるものとだいたい同じです。
ただ唯一イレギュラーなことは、ガラケースタイルの液晶の反対側にもう1枚同じサイズの液晶が搭載されていることです。
これによって、現在の日本の携帯市場においては唯一無二の変態端末存在となっています。
「電話機」として見たときのテンキーの存在というのは、全面タッチパネルのスマートフォンには絶対に存在し得ない安心感をもたらしてくれる必需品だと思っています。
その上で、ふとし個人的には電話機に絶対必要の無いワンセグが非搭載ということもあり、また現在愛用中のガラケーで日時表示が狂ってしまっていることも相まって、このMUSASHIにも非常に期待していま・・・した。
実物とご対面
スピードテストを走らせるべく、新宿駅近辺をぐるぐる回ってお疲れモードのふとしさん(引きこもり)
ですがせっかく家を出て新宿までやってきたからには、是非とも実物を見てみたいとの想いが勝り、ビックカメラまで足を運んでみました。
そしてそこで目にしたものは!
で、デカイ・・・。
アナウンス上は「4インチディスプレイを両面に搭載」ですが、実際に触ってみると本体サイズとしてはほぼ5インチのスマートフォンを触っているのと同じくらいの大きさがあります。
むしろテンキー搭載で折りたたみ式になっていることから、普通の5.0インチサイズのスマホと比較して厚み2倍(以上)です。
こうやって実物を手に取るまで全く予想すらしていませんでしたが、写真の通り片手で持って親指が対角の端まで届く気配すらありませんでした。
1ヶ月ほど前のふとしのように「4インチ」という言葉に惹かれて、例えば最近発売されたiPhone SEのサイズをイメージしているのであれば・・・残念ながら全くの別物とお考えください。
まとめ
閉じた状態でのこのサイズ感で意気消沈してしまい、開いた時のガラケースタイルの写真やら実際に操作している時の写真は撮る気すら起きませんでしたが、総評としては「ガジェット好きならコレクションの1つにしてみる?」止まりです。
少なくとも純粋なガラケーから、ガラケーと同じ手の中での収まり具合や操作性などを求めて乗り換え候補に入れているのであれば、他に選択肢があるなら残念ながらMUSASHIは候補から除外した方が幸せになれると思います。
テンキーのクリック感もガラケーに比べて非常に浅く感じましたし、そもそもこのサイズなので、一番上のメールボタンやカメラボタンまで親指が届かない人のほうが多いのではないでしょうか?
反対に、例えばお年を召された方々が両手で操作する前提であれば、テンキーや各ボタンも普通のガラケーと比べて大きいので、操作しやすいと思います。
イメージとしては片手で本体を握り締めて、もう一方の手の人差し指でボタンをポチポチ押しているおじいちゃん向け?笑
ガラケーのような折りたたみ式なので、厚みがある分しっかりと手で握り締められますからね。
ちなみに懸念材料であったCPUの処理能力ですが、デモ機には(恐らく)プリインストールアプリ以外に何も入っていなかった事もあり、こちらは予想に反して軽快に動いていると感じました。
良くも悪くも「人を選ぶ端末」ですね。