どうやら発表自体は先週行われていた模様ですが、個人的に確定申告の書類作成でいっぱいいっぱいだったため全く気づいていませんでした。汗
イオンモバイルと言えば・・・失礼ながらその名のとおり、イオンモールの中で細々と端末を販売していたり、提携?しているMVNOの代理販売窓口的なイメージしかなかったのですが、この度MVNO事業者となって格安sim戦国地帯に殴り込みをかけてくるそうです。笑
このイオンモバイルの料金プランがかなり特徴的なので、今回はそちらを取り上げてみたいと思います。
29種の通信プラン
この表現は如何なものかと思うのですが、公式にそう書いてあるのでこの記事でも踏襲はしておきます。笑
が、実態としては「10種類くらいの通信プランに対して音声通話の有無/複数simカード発行の有無が選べる」というものです。
pdfファイルの一部を抜粋してみましょう。
データ専用simは1GB~50GB(!)までの10種類、音声通話対応simの場合は500MBのプランが加わって11種類、音声sim1枚+データ専用sim2枚の合計3枚で容量をシェアする場合は4GB~50GBまでの8種類。
これらの合計が見出しの「29種」のカラクリですね。
それにしてもこの圧倒的なプランの数はDMM mobileを連想させられますが、よく調べてみるとギリギリ競合しない絶妙な容量設定となっているのが興味深いところです。
同時に、1GB・8GB・20GBのプランでDMM mobileの価格設定を下回った(2016年2月22日現在)ので、「業界最安値水準」を謳うDMM mobileの出方が気になります。
ちなみに最大50GBまで用意されていますが、果たして個人で50GBのプランを契約する人っているのでしょうか・・・?
50GBも使うなら、普通に固定回線を引いてキャリアのカケホプランを契約した方が、トータルでみても安上がりなように感じるのですが。汗
「お外でガッツリ使いたいのー!」という人であっても、きっとWiMAX2+あたりを契約した方が・・・苦笑
特徴的な料金設定
さて、圧倒的なプラン数を用意されたことは分かりましたが、この用意された料金プランをじっくり見ていて1つ気づいた点があります。
見やすくするために、音声通話対応プランとデータ専用プランの2つに絞って横に並べてみましょう。
データ容量で対になるよう並べました。
基本的にはほとんどの格安sim(MVNO)で「データ通信専用プランに700円追加すると音声通話対応プランに出来る」価格設定になっているはずです。
ふとしが現在利用中のmineoにおいても、Dプラン(Docomo回線)の場合は各データ専用コース共、ぴったり700円を追加することで音声通話対応simの価格になります。
しかし、イオンモバイルの料金プランを見ると、必ずしもそうはなっていないのです。
一般的な「データ専用sim+700円=音声通話対応sim」の等式が成り立つのは8GBのプランのみで、その他のプランでは差額が700円に対して上下しているのが見て取れます。
大容量プランに至っては、データ専用simの料金に1000円追加しないと音声通話対応になりません。
1000円も追加して、それで通話料がキャリアよりも安くなるわけではなく、「○○分ぶんの無料通話付」や「同一キャリア間は○時~○時まで無料」といった恩恵も現状見当たらないのであれば、やっぱり他の・・・苦笑
話が逸れましたが、イオンモバイルの料金プランを見ていて感じたのは「6GBのプランを申し込むのであれば音声通話対応にした方が得なのかな?」ということです。
データ専用simと音声通話対応simの差が一番少ないですからね。
ただ「他の格安simと比較した場合どうなのか」となってくると、回線速度やら安定度・容量繰り越し・直近○日制限・低速時の更なる制限の有無などがかかわってくるので、一概にどうとは言えない部分でしょうか。
まとめ
このイオンモバイルは2016年2月26日からスタートとなり、現時点で2つのスタートキャンペーンが決定しているようです。
これまでに他の格安simであったような「○ヶ月無料!」といったキャンペーンに比べるとインパクトは劣りますが、2GBプラン特別価格キャンペーンの場合1年間継続して割引を受けられるので、検討の価値は少なからずあるとは思います。