去る7日の日曜日、引きこもりが家を飛び出し新宿まで繰り出した時のこと。
せっかく外に出たので、たまには本屋さんにでも行ってみようと思い立ち、これまたせっかくだからブログ関連の本を見てみようじゃないか・・・と考えて手に取った1冊の本。
会社を早期退職してブログで生計を立てるようになった、染谷昌利さんの本です。
実体験を元に執筆されているので、非常に分かりやすくリアリティ溢れる内容でした。
さて、この本を立ち読みして、明確に分かったことが1つあります。
今のままじゃあ、この「ひきぶろ。」はいつまで経っても主たる収入にはなり得ない。
このブログが儲からない5つの理由を順に確認していきましょう。
大前提
そもそも著者である染谷さんは、現在ブログ以外に執筆や講演のお仕事で生計を立てていらっしゃるそうですが、私と染谷さんとでは根本的にバックボーンが違いすぎます。
むしろこの記事をご覧になっている皆さんとも、大前提がかけ離れすぎているように思われます。
会社で採用担当として2万人?くらいと面接を行ったような人が、こんなブログを見には来ないでしょう?笑
なので、本に書かれていた内容を完全に鵜呑みにして真似したところで、同じようなサクセスストーリーを望めそうにはありません。
その部分を考慮したうえで、それでもこのブログが儲からない理由を、私なりに考えてみました。
1.更新の絶対数が少ない
別に「数打ちゃ当たる」なんてことを言いたいわけではありません。
ブログを書く上で必要なことは「いかに読みやすい文章を書くか」ですが、そのような文章を書く力・執筆力のようなものは一朝一夕で身に付くものではありません。
著者である染谷さんも年単位でブログを書き続けてこられたようです。
しかも後述しますが、1つのブログだけではなく複数のブログを!
対してこの「ひきぶろ。」の場合。
例えば先月の更新記事数は14件です。
この「ひきぶろ。」をスタートさせた去年からで見ても、一番更新数の多かった去年10月・11月でさえ18件です。
平均して1日1件さえも更新できていない!苦笑
これじゃあ執筆力はちょっとやそっとじゃ上がりませんし、更新頻度も高くないですから固定読者(?)もなかなか増える見込みが立たないでしょう。
まとめ:もっと更新しよう
2.数が多ければいいってものでもない
いきなり手のひら返しです。笑
「もっと更新しよう」からの「数が多ければいいってものではない」
著書でも触れられていましたが、闇雲に数を増やそうとして質の低い記事を無鉄砲に量産するくらいなら、いっそ更新しない日を作ってでも、ちゃんとした記事を生み出す方が生産的ですね。
あくまでもその上で、質の高い記事を毎日更新できるようになることが、収益化への必須条件と言えそうです。
※写真1枚と数行程度の記事で数万PVが見込めるような著名人の方々は別!笑
まとめ:1記事あたりの密度(クオリティ)を上げよう
3.内容に応じてブログそのものを分けたほうが良いらしい
これが盲点でした。
写真1枚と数行程度の記事で数万PVが見込めるような著名人の方々でもない限り、1つのブログに対して書くカテゴリーは絞った方が良いとの事です。
著書を読み進めてすごく納得しましたが、例えばBlackBerry Classicの記事をこのブログで書き、たまたまBlackBerry Classic関連の情報を求めてその記事を見に来た読者さんがいるとします。
その読者さんはBlackBerry Classicの情報を必要としているわけですから、今後もこのブログに対してBlackBerry Classic関連の情報が出てくることを少なからず期待値として持っていらっしゃるはずです。
その状態で、このブログに「引きこもりが普段どれほど家の玄関を開けない生活を送っているか」を切々としたためた記事が続くとしましょう。
記事を書く側(ふとし)は一生懸命収益化を目指して記事を送り出していたとしても、読者さんの期待値にはからっきし引っかからない記事ばかりが並ぶことになりますね。
・・・待ち受ける結末は言わずもがな。苦笑
なので、関連性のないカテゴリーの記事をごちゃまぜで書くくらいなら、そのカテゴリーの記事を独立させて別ブログとして運営した方が、読者目線に優しい?ブログとなるそうです。
では以上を踏まえて「ひきぶろ。」を振り返ってみます。
ある時はBlackBerry Classic関連の記事がわんさか。
またある時はMVNO関連の記事がボチボチ・・・
ここまでは大雑把に「ガジェット」とか「インターネット」関連として一括りに出来そうですから、及第点としましょう。
光熱費の話やら、去年の暮れぐらいからちょこちょこ顔を見せるようになった音楽関連の話やら、完全な雑記やら・・・
写真1枚(中略)の方々でもない限り、どう考えても1つのブログで話を広げるにはカテゴリーが多すぎますね。汗
そうやって考えてみると、書こう書こうと思いつつまだ書けていない引っ越し関連の記事は、別のブログを用意してそちらに分離独立させた方がいいかもしれません。
まとめ:著名人でもない限り「浅く広く」よりも「深く狭く」
4.ブログで得た収益はブログに還元
私もそうですが、ブログでようやく出始めたスズメの涙程度の微々たる収益。
せっかくならば「チリも積もれば山となる」状況に至ることを夢見ていますが、要約してしまうと「初期投資に回してしまえ」とのことだそうです。
とは言っても無鉄砲に投資するのではなく、具体的には無料プランから有料プランにするとか、独自ドメインを取得するとか、ブログを育てる方向に投資することが重要とのこと。
たしかにこのはてなブログに関しても、2年プランで月600円くらい払えば自動挿入の広告を取っ払うことが可能です。
そしてその取っ払って空いたスペースに、ブログの内容にあった広告を貼り付ければ、今までよりも収益に結びつく可能性がグンと高まります。
ブログを木に見立てた場合、葉や花をたくさんつけるよりも、先ずは幹を太くし根をしっかり地に生やす様に、養分をきっちり与えましょう。
まとめ:「ひきぶろ。」も先行投資で有料版に移行・・・する?
5.1つのブログに固執せず、見限る勇気も大事
さっきから手のひら返しのオンパレードとなっております。苦笑
このブログに課金して、有料版に移行するべきか考え始めたところに降って湧いてきた「見限る勇気」とは。
基本的にアフィリエイトブログの半数は月の収益が5000円以下だそうです。
この「ひきぶろ。」もその例に漏れず、先月1ヶ月の収益はAmazonアソシエイトを含めても100円ちょっとだったような気がします。
その上で、染谷さんの著書に書かれていた衝撃の事実。
「半年だか1年だかやって、数100PV/月をたたき出すようになって月5000円に満たないのなら、ブログそのものに何かしら欠陥がある(超・意訳)」
例えばあまりにもニッチすぎる内容のブログだと、いくら更新を続けたところでジャンル的に収益が望めない可能性が高いそうです。
反対に料理などのような生活に密着したジャンルであっても、単価そのものが非常に低い場合、とんでもなく薄利多売の方針でもない限り大きな収益には繋がらないとか。
収益を求めていないのであればともかく、少しでも収益化を考えているのであれば、そういったジャンルは見限って別の畑で勝負するのも1つの手のようですね。
あとは2番目にも繋がる内容ですが、文章そのものが読みにくいブログも「欠陥」に含まれる(意訳含む)との事・・・。
まとめ:このブログのも根本から色々と考え直した方がいいんじゃない?汗
あとがき
ブログで飯を食うだなんて、私にはまだまだ早い話でした!笑
いろいろとこれまでの概念を根底から覆されるような内容もあったりして、立ち読みでパラパラと眺める程度で終わるはずが、最後の鬼嫁コラムまで全部熟読してしまいました。
最初に大前提として書いたとおり、全てを真似たところで同じサクセスストーリーを歩めるわけではありませんが、非常にためになる有意義な時間を過ごせたように思います。
読んで学んだ内容を、今後どこまでこのブログに落とし込むかは自分次第・・・と言ったところでしょうか。
ブログ1つを取ってみても、非常に奥が深いですね~。