スマートフォンの爆発的な普及に比例して、固定回線を引いていない家庭(特にふとしのような一人暮らし)の数も指数関数的に増大しているであろう今日この頃ですが、携帯の通話料金を考えると固定電話の3分8円が非常に魅力的に感じます。
もっとも最近では安価なIP電話サービスが台頭してきて、110番などの一部番号にかけられないことに目を瞑れれば、スマホでも固定回線並みの料金で通話が出来たりもしますけれどね。
さてさて、今日見つけたニュースはと言いますと、なんと固定回線の番号でスマホから発着信できるサービスです。
たまに見かける「ガラケーとタブレットをBluetooth連携して・・・」の固定回線版でしょうか?笑
以下詳細を確認してみましょう。
固定電話をモバイルに?
このニュースリリースを見ると、どうやら固定回線とルーターの間にハブのようなものをかませて、着信時は固定電話と同時にスマホも鳴らし、発信時は通常通り固定からも/スマホ側からも発信が出来る・・・といったサービスのようですね。
たしかにこれは凄く便利です。
初期投資が多少必要ですが、それさえ済ませればまさしく「固定電話をモバイルに」して持ち運べるわけですからね。
何より「同時着信が可能」なのがすごく大きなメリットです。
ふとしも利用中のFUSION IP-Phoneなんかの場合、スマホとPCの両方にSIPの設定を行っても、たしか同時接続は出来なかったような・・・?
固定電話をIP電話化するものは既に存在する
せっかくですし逆バージョン?の話にもちょっと触れてみましょう。
今回のサービスは「スマホを固定回線として使う」ものですが、実は「固定電話機をIP電話機として使う」装置ならば既に世に出回っていたりします。
Grandstream Handy Tone-702 / IP電話-アナログ電話アダプタ(2回線) HT702
- 出版社/メーカー: Grandstream
- メディア: Personal Computers
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このルーターのような装置、まさしくネット回線のルーターにLANケーブルで接続し、固定電話機をこの装置に繋げることで「固定電話機からFUSION IP-Phoneの番号で発着信できる」代物です。
一時期こちらを導入しようか本気で迷ったこともありましたが、同時着信が可能なのかが結局分からず断念した経緯があります。
あとは「どうせならIP電話機を導入した方が手間は少ないんじゃ?」と思ったのも理由の1つ。苦笑
IP電話機の一例
このIP電話機とか、夢がいっぱい詰まっていると思いませんか?笑
やっぱり初期投資は必要ですが、導入さえしてしまえばFUSION IP-Phoneなので待ち受けは無料、IP電話機自体はAndroid OSを採用しているので、メールやスマホ用のアプリも使える(実用的かどうかは不明)らしいですからね。
こういった個性的な製品ってすごく惹かれます。笑
まとめ
1つの回線を家の固定でも・スマホでも利用できれば、ランニングコストを今まで以上に下げられる可能性を秘めているわけで、ユーザー目線としてはこのようなサービスがもっともっと出てきて欲しいと願うばかりです。
もちろん、ただ出てくるだけではなくて導入のハードルが下がれば尚良し!笑
ちなみにオチですが、今回紹介した日本通信のサービス・・・対応スマホは現在のところVAIO Phoneのみとの噂です。
「ワンセグ非対応」以外に魅力的な要素が見出せなかったお前かよ!苦笑
価格がもう少し下がるか、価格据え置きでスペックが向上すれば「良い端末」だとは思いますけどね・・・?