※能書きはいいから完成形を見せろよ!な方向けのリンク:
この1週間で3回も外出した、引きこもりらしからぬアクティブさを発揮した引きこもりのふとしです。
地球もたいそう驚かれたようで、数日前には12月にもかかわらず気温が20度を突破していましたね!(こじつけ)
そんな引きこもりの筆者。
手元には個性的な弦を張って個性的なストラップをつけた、個性的なベースがあります。
RPGにおいて「ボーナスポイントの100経験値を好きなように割り振っていいよ」といわれ、その全てを見た目だけに突っ込んだかのようなこの構成。
おかげ様で、今までに経験したことのない、ちょっとした不具合に直面しています。
その不具合とは・・・
弦アースが取れない
「弦アースが取れない」という表現が正しいのかどうかさえ不明ですが、本来ベースをアンプなどに繋いでいると「ジー・・・・・・・・・」と電気ノイズ?が乗ります。
なのでそのノイズを抑えるために、指で軽く弦に触れるのです。
そうすることで自分の体がアース線の役割となり、電気ノイズ?が消える・・・という仕組みで合っているでしょうか。汗
さて、筆者の構成。
この個性的な弦を張った直後から、弦に触れていても「ジー・・・・・・・・・」という電気ノイズ?が消えなくなりました。
触れていてもいなくてもノイズが出るわけですから、当然弾いている最中もノイズが出続けます。
これは困りました。
困ったときはプロフェッショナルに相談だ!
無料リペアイベント
去る2015/12/9に渋谷にて、プロのリペアマンが無料で調整を施してくださる、あのイベントが開催されていました。
ここに筆者も突撃!
Q:(前略)ノイズが(後略)
A:アースの問題だね
さすがプロフェッショナルでございます。
なんでも「弦がコーティングされているせいで落ちないから、弦以外のところでアースを取ればよい(要約)」とのこと。
あっという間に解決策を教えていただきました。
では早速色々と試していきましょう!
余談ですが「弦アース」という表現はこの時に初めて認識しました。苦笑
家にあるもので代用できないか探してみる
弦以外の、ペグやらブリッジやらシールドを挿すジャック付近やら、どこかに常に触れている(かのような)状態を保てばよい、と教わった筆者。
しかし、弾いている最中にそんな場所を触れ続けるのは・・・腕が2本しか無い以上不可能です。
なので「電気を通しそうなもの」をベースにくっつけて、それを体のどこかまで引っ張ってくることになりました。
家の中にあるものだと・・・
クリップ・ゼムピン・ウォレットチェーン
このあたりが電気を通しそうですよね。
ちょっと試してみましょう。
試作品その1
ゼムピンのみでひたすら繋げてみました。
ゼムピンって遠目から見ると意外と見えにくいものですし、これならば他の人に弾いている様子を見られても一瞬では気づかれないでしょう。
ちなみにブリッジの部分ですが、
なるべく目立たないようにしようと考えた結果、無理矢理埋め込んでみました。
(先端が指先に食い込む)痛みに耐えて、よく頑張った!
さて、実際に弾いてみましょう。
・・・・・・・・・ジー・・・・・・ジジジジッ!!!!ジー・・・・・・
どうやらゼムピンがピン!と張っている状態ならばノイズがほぼ抑えられるのですが、一瞬でも弛みができた瞬間今までのノイズを4倍ぐらいにした、大音量のノイズが発生してしまいました。
これでは使い物にならないじゃないか。
キミ、要らない!
試作品その2
財布からウォレットチェーンだけを取り外し、先ほどブリッジに無理矢理はめ込んだゼムピンに繋げてみました。
バンドマンってウォレットチェーンを腰にぶら下げているイメージがありますし、これなら見た目はそんなに違和感もないはず。
さて、実際に弾いてみまsy
・・・・・・・・・ジー・・・・・・ジジジジジジッ!!!!!!ジー・・・・・・
どうやらチェーンがピン!と張っている状態ならばノイズがほぼ抑えられるのですが、一瞬でも弛みができた瞬間今までのノイズを5倍ぐらいにした、大音量のノイズが発生してしまいました。
さっきと全く同じじゃないか。
そもそもブリッジに無理矢理埋め込んだゼムピン。。。
クリップのほうが汎用性は高いよね?
よって、キミも要らない!
いざホームセンターへ
やはり家の中の余り物だけでどうにかしよう、と横着を働いたのが間違いだったのかもしれません。
ここは素直に自分の足で成果を求めることにしましょう。
こちらが買ってきたリード線(1m)です。
「リード線」という名称では当初の筆者のようにピンと来ないかも知れませんが、子供の頃に工作で使用したであろう、乾電池と電球を繋いで光らせるときに使用する、あの線のことです。
プロリペアマンの井上欽央(@king_chang_hiP)さんに教わりました。
このリード線の先をクリップにつけてみた図。
当初はクリップをブリッジに直接繋げようと考えていましたが、ここはやはりプロのアドバイスに素直に従ってシールドの金具部につけるべく、クリップの片方は大きめのものに変えてみました。
その方がシールドを挟みやすいですからね。
大きいクリップをシールドの金具部に・小さいクリップは「体のどこか」と常に繋いだ状態を保つことにします。
体側の接続点
結論から申しますと、このクリップの問題なのか別の問題なのか、ノイズがピタッと消える部位とノイズが全く消えない部位がありました。
ノイズが消えた場所
- 指先
- 手のひら
- 耳
- 首筋
ノイズが消えなかった場所
- 手の甲
- 手首(手のひらにギリギリまで近づければ消える)
- 腰
- 足首
どう形容すればいいのでしょう、皮膚の水分が多いところ?だとノイズが消えるみたいです。
使い勝手やリード線の長さを考慮した結果、この試作品は色々あって「手のひらにギリギリまで近づけた手首」にリストバンドで固定させることにしました。
さいごに
これでどうにかノイズ問題は(一応の)解決をみたはずです!
めでたし、めでたし・・・?
養生テープでつけているので、剥がれやすいのが難点ですが。。。汗
※その後の格闘の様子:
おまけ: