初アナウンスからおおよそ1年。
ついにfreetel社より日本発のsimフリー携帯(フィーチャーフォン)「Simple」が発売となるようです。
正直なところ、延期に延期を重ねていたので・・・失礼ながらもはや期待していませんでした。
ただ今回こそは発売までこぎつけられそうな気配を感じるので、「アナウンスを聞いた感想」を出遅れ感満載ではありますが「ファーストインプレッション」として率直に書いてみたいと思います。
条件が噛み合えば化ける可能性大
これがあくまでも2015/6/24時点での「ファーストインプレッション」です。
まだ情報が完全に出揃ったわけではないですから、今後この印象は変化する可能性があります。
主観で具体的に掘り下げてみましょう。
通話とSMS特化、だったはず
当初はこのようにアナウンスされていたかと思います。
これを見て「せめてEメールだけでも対応してくれればなぁ」と、かなりのマイナスイメージを持っていました。
だって通話とSMSに機能を絞るんでしょ?
バカ高い3大キャリアからの脱却を目指すような(ふとしのような)人を取り込もうとしているのなら、simカードはどうすんのさ?
こう感じたわけです。
「格安sim」が格安ではない
現状、格安simと呼ばれているものは、主にデータ通信で使うことを前提としているように感じます。
それでもって150円くらい足せばSMSも出来るよ、700円くらい足せば090とかの番号も持てるよ、みたいな手法だと思いません?
「Simple」が通話とSMS「のみ」に特化するのであれば、データ通信はいくら付いてこようが全く使えないわけです。
業界最安値を謳うDMM社であっても、通話機能をつければ毎月のランニングコストは結局1400円くらいかかってきますよね。
※050系のIP電話の存在は一旦おいておく。
通話とSMS「のみ」に特化する(はずだった)「Simple」に最適な格安sim、を考えていくと・・・b-mobile社の「携帯電話sim」に一応はたどりつきます。
ただ、ふとしの主観では使い勝手があまりよくない。
無料通話がついてくるのは魅力的とも言えなくはないですが、待ちうけメインで使うなら3大キャリアのプラン(ふとしの場合はホワイトプラン)の方が基本料金は安いです。
反対に通話もガンガン使うとなってくると、昨今では通話定額プランが3社とも2200円くらいで提供されていますから、敢えてこの携帯電話simを選ぶ必要性がありません。
すなわち、3大キャリアから今回の「Simple」に乗り換える理由がほぼ無くなってしまいます。
「FREETEL SIM」の狙い
今回freetel社から発表された新製品の中にあったこのsimパッケージ。
FREETEL SIM for iPhone/iPad データ通信専用 nano SIM (月額299円(税抜)より)
- 出版社/メーカー: FREETEL(フリーテル)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
アナウンスとしては「自分の通信量を明確に把握されているお客様・・・(中略)・・・使った分だけ請求する・・・(後略)」のような概要だったと思います。
完全に主観ではありますが、これを「Simple」に挿して使って欲しいというのが、freetel社からの狙いの1つではないでしょうか?
FREETEL SIMの下限は音声通話対応で月999円。
一応100MB分のデータ通信もついてくるようですが、Eメールにすら対応していないはずの「Simple」には全くの無用。
純粋に「待ち受けメインで使っても月999円」と考えてみましょう。
これならば、3大キャリアへの対抗案・・・として、選択肢に入りうるのではないでしょうか?
ふとし的には「それでもやっぱりEメールが使えればなぁ」と思ってしまいますけど。
だって1通送信につき3円くらいかかるSMSって、普段そんなに多用しませんからね。
(2015/08/25 加筆ここから)
発売(予約)開始のアナウンスと共に「simpleのためだけのプラン」も発表されました。
通信機能を止める申し込みをすることで月899円の基本料金で利用できるそうです。
(2015/08/25 加筆ここまで)
突如(?)現れた追加機能
これが一番の驚きでした。
詳細は下記ブログ様の記事でご確認いただくとして・・・
通話とSMS「だけ」だと思っていたら、普通のガラケー並に機能が追加されていた!
一気に心を奪われそうになりました。
(2015/08/25 加筆ここから)
・・・完全に心を奪われなかったのは「また発売延期するとか、発売早々に不具合が連発しないだろうか」という危惧からです。
今までの流れ上、ちゃんと発売されて、安定動作が確認されるまでは安心できない!苦笑
---2015/08/25 追記---
2015/08/24、正式に2015/08/28から出荷開始の旨がアナウンスされました!
(2015/08/25 加筆ここまで)
話が逸れましたが、個人的には「アラーム」「MP3プレイヤー機能」に狂喜乱舞しております。
Bluetoothでの(2015/08/25 加筆ここから)子機(2015/08/25 加筆ここまで)連携機能も気になりますが、そのあたりの根本的な仕組みは実のところ調べている最中の身なので、よく分かっておりません・・・。
ところで、これらの機能ってsimを挿していない状態でも使えるものなのでしょうか?
(2015/08/25 加筆ここから)
使えるのであれば、以下のような「ぼくがかんがえたさいきょーのSimpleしようほうほう」が実践できそうです。
- スマホやタブレットに普通のデータ通信専用格安simを挿す
- 050系のIP電話が使えるように設定しておく
- 子機連携機能を使ってSimpleから発着信を行う
- Eメールはスマホやタブレットでやりとり
- これなら用意するsimは1枚で済み、毎月のランニングコストも大幅に下げられる!
ここまで書いておいて「それなら普通にスマホへ格安simを挿して運用すれば?」と思われた方が果たして何人いらっしゃるでしょうか。
---2015/08/25 追記---
※本機を子機としてご利用いただくことはできません
との表記を確認。
色々な意味で「ぼくがかんがえたさいきょーのSimpleしようほうほう」は根本的に無理だと判明しました。
(2015/08/25 加筆ここまで)
ふとしの謎の拘り
実はですね、携帯(ガラケー)に求める機能の中で、困った拘りがあるんですよ。
どうしてもテンキーが欲しい
改めまして、ふとしはひきこもり(?)です。
ひきこもりはお金がありません。少しでも節約したいです。
だから格安sim運用のことをずっと調べ続けています。
その中で辿りついた結論が
「電話ができるインターネット機器」が欲しいのではなく
「インターネットも利用可能な電話」が欲しい
ふとしはあくまでも「電話」を必要としているんだな、と思ったのです。
「電話」をする上で、テンキーという物理的に存在するボタンの安心感は何にも変えられません。
今一応持っている(データ通信のみ)simフリースマホも、WS027SHという「それってスマホなの?」と言われそうな骨董品です。
これを入手した理由の1つも「テンキーがついているから、何とかしてIP電話を使えるようにすれば超格安運用が可能になるかも!?」との思いからでした。
結局、着信までは出来たものの、現在に至るまで発信がどうにも出来ず計画は頓挫していますが。汗
ワンセグ不用論者
ふとしにとって、ガラケーの中で一番必要の無い機能がワンセグ(フルセグ)だと思っています。
必要の無い、どころか忌み嫌っています。
もはや「信念」レベルです。
昨今発売されているガラケーにはほぼ全てにワンセグが搭載されているため、機種変更しようという気も起きず10年近く前のガラケーを使い続けているくらいです。
そんな人間だからこそ「Simple」に惹かれたのです。
付け加えると、WS027SHはワンセグ非対応です。
音楽プレイヤーが欲しい
ふとしの趣味の1つは音楽です。
外出時には基本的にWS027SH(に挿したmicroSDカード)に入れてある音楽を聞いています。
ね?WS027SHってふとしにピッタリでしょ?
発信さえ出来れば・・・。
freetel「Simple」は革命児となるか?
ようやくタイトルのお話に戻ってきました。
このタイトル、厳密には
freetel「Simple」は(ふとしにとって)革命児となるか?
こうでした。
そして通話とSMS「だけ」ではなく、各種機能(特にMP3プレイヤー機能)が備わっていると知った今。
「条件次第では購入」へと気持ちが傾いています。
完全に踏み切れないのは
(2015/08/25 加筆ここから)
- Eメールが使えない
- コンデジ代わり程度のカメラさえもついていない
- そもそも本当に発売されて、不具合も無く動作するのか
1つ目と2つ目は工夫次第でどうにかなりますが、やっぱり3つ目がねぇ・・・笑
---2015/08/25 追記---
繰り返しになりますが、本日、正式に2015/08/28から出荷開始の旨がアナウンスされました!
「発売」の件はクリアですので、あとは不具合が出てこないかどうかですね・・・笑
(2015/08/25 加筆ここまで)
ってことでfreetelさん。
Simple2(仮)ではEメール機能もつけてもらえませんかね?
あ、ワンセグだけは絶対につけなくて結構ですので。笑
関連記事: