唐突ではありますが、私は引っ越しが大好きです。
間取り図を眺めてはどこにどんな家具を配置しようか妄想し、物件の周囲にどんな建物・施設などがあるのかをストリートビューでぼんやり眺め、もし引っ越しをしたらという仮定の下で架空の勤務先までの通勤経路を調べてみたりする程度には引っ越しが大好きです。
そんな引っ越しにおいて家具の配置を考える作業は避けて通れぬ命題であり、時には手持ちの家具のサイズが部屋に合わず買い替える必要に迫られるかもしれません。
実際、私は2年前に今の物件へ引っ越してくるとき、ずっと使っているロフトベッドのサイズがあと6cm大きければ物理的に置けないところでした。幸い「原状回復さえすれば問題ないんだろう?」理論を最大限に振りかざし、備え付けのカーテンレール(幅10cm)を撤去することで無事にロフトベッドを設置できましたが。汗
(※つまり今後退去する際には、取り外したカーテンレールをきちんと元に戻さねばならない)
こんな過去の経験もありつつ、純粋に前々から欲しいと思っている家具が色々とありましたので、何かの機会にまとめて家具を見れるような場所があればなあ・・・と考えていた引きこもりの元に、運命の悪戯か、ちょっとしたコネクション経由でとあるお誘いをいただきました。
どんな内容かと大雑把に聞いてみれば、ゴールデンウィークが終わって一段落ついた5月の中旬に、家具の見本市的なイベントが開催されるとの事。
これは個人的興味もさることながら、1人のブロガーとしても是非潜入調査を決行せねばならない!笑
今回はそのような流れで家具の見本市的イベントの招待状を頂きましたので、ブログネタとして興味本位で行ってきました。
先に申し上げますと館内は完全撮影禁止だったため、中の様子は文章のみでお送りすることになります。
今回の行ったイベントは完全招待制となっておりまして、後述しますがこのような招待状を持参していない人は入場自体ができないシステムになっております。
よって忘れずに招待状を持って行かねばならないのですが・・・
招待状は3通も要らないよ!!
海浜幕張へ
家からひたすら電車を乗り継いで、今回のイベント会場である幕張メッセの最寄駅、海浜幕張駅へとやってまいりました。
駅へ着いてすぐ、ずっと我慢していた尿意を解放するべくトイレに入ったのですが
一体このトイレで何が行われているというのか・・・
※理由と思われるものは後ほど判明します。
改札を出て南口へと降りたつと幕張メッセへの案内が出迎えてくれますので、駅から幕張メッセまでの到達難易度はそこまで高くありません。
駅前広場的な場所に人集りができていたので様子を伺ってみると、マジシャンが目隠しをした状態でルービックキューブを揃えていました。
私自身はルービックキューブ自体が大嫌いですので揃うだけでも凄いと思うのですが、このマジシャンの凄いところは目隠し+時間制限3分で揃えていたことでしょう。種も仕掛けも当然あるのでしょうが、揃うだけでも凄いと思います。(※大事なことなので二度書きました)
そんなマジシャンに敬意を表したフリをしつつ、幕張メッセに向かって歩いていると・・・やたらとすれ違う人の流れが途絶える様子を見せません。
(少し離れたところから隠し撮り?の図)
この辺に何か集客能力の高い施設なんてあったっけ?と暫く考え込んでいましたが、駅を降りてすぐにあったオブジェを思い出して合点がいきます。
そういえば千葉マリンスタジアムの最寄駅も海浜幕張でしたね。
トイレに掲示されていた注意書きはつまるところ(←トイレだけに)「応援用のユニフォームなどに着替えることはご遠慮ください」というのが1つの解答ではないでしょうか。
幕張メッセの最寄り駅なので、もちろんそれ以外の理由も含まれているとは思いますが。。。
ところですれ違う人々の服装を見る限り、この日(5/21)は千葉ロッテvs楽天イーグルスのデーゲームが行われていたものと思われます。
現在どん底状態のロッテは楽天に勝てたのかな?→ロ3-2楽でロッテの勝利だったみたいです。
幕張メッセ到着
至る所にある案内を確認しつつ道なりに進むと、ゆっくり歩いても10分ほどで幕張メッセに到着します。
・・・が、こちらも人!人!人!
ちょっとカメラを向けるのが憚られるレベルでたくさんの人、それも音楽ライブイベントに参加しそうな格好の女性がたくさん居り、椅子のある場所や日影にはいたるところに女性の姿が。一部は階段の部分にも座り込んでいるような状態で、家具の見本市的イベント会場は本当にここなのだろうかと急に不安になります。
撮影できそうな場所で1枚だけ撮ってそそくさと退散しましたが、帰ってきて調べたところ、KCON 2017 JAPAN CONVENTIONというイベント?が1つ空けた隣のブースで行われたみたいですね。
なるほど、分からん。
対して今回私が行った家具の見本市的イベントはこちらです。さっきとは比べられないくらい閑散としていて写真取り放題!笑
再掲になりますが、今回のイベントは招待制となっており、事前に招待状を受け取っている人しか入場できません。が・・・
注意書きがここにもある上、明らかにチェック要員のスタッフが入り口で待ち構えており、さらには同業者の入場はDM持参でも固くお断りの表記があるなど、入り口前にして急に空気がピリピリとしたものに変わりました。
しかもこのような撮影禁止の注意まであるあたり、これはひょっとして・・・場違いな所に来てしまったのではないか・・・?
しかし泡沫引きこもりブロガーたる者、ブログネタのためにはここで引き下がるわけにはいきません。
意を決して入り口をくぐった瞬間、入り口で待ち構えていたスタッフが一言。
『お客様、招待状はお持ちでしょうか』
ヒィィィィィ!
持ってます!持ってますって!!この通り3つも!!!!
『ご提示ありがとうございます。エスカレーターを降りたところが受付となっておりますので、そちらでこの招待状をご提示ください』
受付の前段階でもチェックが入るなんて・・・会場に入ったら、この先生き残れるのだろうか。汗
入場からの会場内
受付で招待状を渡したところ、住所氏名や大まかにどのような商品を見に来たのかのアンケート記入を求められたので、テキトーにベッドへ丸をつけました。
さあこれでいよいよ家具の見本市に潜入できるぞ!と安心していたところ、後ろから急に私の名前を呼びながら追いかけてくる男性が1名。
えっ、何事?
『わたくし、○○店の店長××でございます。本日はベッドの方を検討されているとのことですが・・・』
ヒィィィィィ!
まだ何も見てないっス!そもそも今日は見に来ただけッス!
『左様ですか。今回のイベントは担当制でご案内するイベントではございませんので、この場でのご案内のみとなり非常に申し訳ございませんが、どうぞごゆっくりご覧くださいませ。ベッドコーナーはこの受付の裏側にございまして、日本でお取り扱いしているメーカーでありましたらほぼ全てを網羅しております。(みたいな感じの案内。もう忘れた)』
ま、マジデスカ・・・こりゃ、どう考えてもグレードが違うイベントだわ・・・苦笑
客1人に担当スタッフ1名つくのが前提って、以前の大塚家具(今の「匠大塚」)とかそういうグレードの顧客を対象としたイベントだったのか・・・?汗
とりあえずその場はなんとか引きつり笑顔と共に取り繕ってやり過ごし、ベッドコーナーを早速見てみ・・・んん?!
ほぼベッド2つ毎にスタッフが1名おり、前を通るたびに「いらっしゃいませ~」の声かけ。
その様子は、家電量販店の携帯電話やネットコーナーにいる店員並。
少しでも歩幅を狭めようものならば、一瞬で商品の営業をかけられかねないレベルのギラついた視線が全身に突き刺さります。
こりゃあ、購買意欲が最低でも50%は無いと、商品をただ見るだけなんて失礼にあたるレベルです。
では、通り過ぎながらチラ見して、多少なりとも興味を持った商品はなかったのかという話ですが、展示されているベッドのお値段は最低でも6桁。
展示品は平均すると20万~30万円クラスが相場のようで、2点か3点だけ見かけた59800円みたいなベッドが安物に見えるレベルです。
そんなもの遥かに予算オーバーだ!!
オアシス発見
入り口の厳重警備(?)から始まり、店長の個別ご挨拶やら販売員の無言の洗礼でHPをガシガシ削られた瀕死の私にとって、この会場内で唯一心置きなく見てまわれるスペースがありました。
それがアウトレットコーナー。
(※イメージ図)
それまで遭遇する展示品が尽く6桁前半~中盤・ちょっと気を抜けば7桁の値札さえも目に飛び込んでくる今回の会場内において、このアウトレットコーナーで掲げられている49,800円みたいな値札がなんと心強い(?)ことか。苦笑
思わずアウトレットコーナーの商品だけを1時間近く見てまわっていました。
気になった製品
アウトレットコーナーにあった中で、一番気になった商品はこちらの商品です。
DUOREST(デュオレスト) DRシリーズ オフィスチェア グレー DR-7501SP(TBK)
- 出版社/メーカー: DUOREST (デュオレスト)
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
見た目は奇抜なデザインのこちらのデスクチェア、座ってみると2枚ある背もたれ?パッド?が背中を優しく包み込むようにぴったりフィットするため、普通の椅子に比べて背中や腰への負担が圧倒的に軽減されているのが実感できます。
またこの背もたれはかなり後ろまで倒すことが出来るため、この椅子の上で少し仮眠をとることも難なく出来そうでした。
うちのお値段異常なデスクチェアとは大違いだったぜ。
このオフィスチェア以外だと、チェスト(タンス)も全段フルオープン機構となっているものがあり、デザイン的にもかなり魅力的ではありましたが・・・アウトレット製品であっても7万円くらいの値札がついている現状を目の当たりにして、そっと現実へと引き戻されました。
撤退前の悪あがき
高級家具で名高いはずのカリモク製品が安物に見えるほどの超・ハイグレード商品群にただただ圧倒され、アウトレットコーナーで生き延びる一筋の光を見出してひとしきり製品を物色しましたので、引きこもりは場違いなこの場所から戦略的撤退を試みました。・・・が、あることを思い出してスタッフの方にこちらから声をかけました。
「来場記念の粗品ください(キリッ)」
今回のイベントの招待状に小さく記載されていたのですが、来場した人に粗品が振舞われる手筈になっていたことを、引きこもりの私は見逃してはいませんでした。
わざわざ東陽町のゴミの島夢の島を越えて某ネズミーランドの征服地の更に向こう、チーバくんのテヘペロ地点までやってきたのだ。いくら場違いな価格帯だったとはいえ、手ぶらで帰るわけにはいかない。
『こちらが粗品になりますー』
ピントがブレブレですが、こちらが頂いてきた戦利品粗品です。
たぶん台所の掃除をする時なんかに重宝しそうなブラシの類でしょうか。
見た目も色鮮やかでファニーでポップだと思います。お子さんがいる家庭だと楽しく活用できそうですね。
うちはあいにくこちらの商品で間に合っております。汗
あとがき
文量が多くなったので途中からはかなりの駆け足になりましたが、以上が先月5月の21日に行った家具の見本市的イベントの潜入レポとなります。
きっとこのブログをご覧いただいている聡明な皆々様は、最低でも年収1000万円プレイヤーなハイグレェドピーポーかと存じますので、次回このようなイベントが開催される暁には引きこもりの私とは違い堂々と大手を振ってご参加いただければと思います。
なお次回の開催は今週末・2017/6/16~18の3日間だそうです。
肉体改造計画
【6/12】膝立て伏せ30回×2
※2Lペットボトルを使ったあれこれをやる時間が無かったので、明日起きて筋肉痛になっていなければ追加するかも。