先に申しますと、今回の記事の内容は先週12日の日曜日のお話です。
そのため在庫状況や値段などが多少変更になっている可能性もあります点、予めご了承ください。
秋葉原、それはガジェオタに残された最後の宝庫。
表舞台から姿を消した端末だけでなく、表立っては流通しない端末も回りまわってこの地に辿り着き、そしてまたこの地から新たなる旅に出るという。
・・・前置きはこのくらいにして、早速本題に参りましょう。
3週間ほど前に「キーボード meets Intel Atomプロセッサー」なる変態機器「キーボードPC Ⅱ」の存在を勢いで記事にしたためましたが、その後も頭の片隅からこの存在が消えることは無く、むしろ日に日に購買欲をそそられる状況が続いていました。
テックウインド 省スペースPC キーボードPCII ブラック WKA-W10HBK
- 出版社/メーカー: テックウインド
- 発売日: 2017/02/03
- メディア: Personal Computers
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それもこれも、手持ちのネットブックが安定稼働してくれない&そもそもスペックが今のワールドワイドウェブについていけないのが原因です。たぶん。
※こちらの記事で書いたブラウザのアドオンを見直したところ、従来に比べブルースクリーン発生頻度が3割ほど減少しました。
キーボードPC Ⅱは「ネットブックの後釜」としては十分すぎるほどの性能を持ち合わせ、尚且つ配線はHDMIケーブル1本で完了する手軽さ(※内蔵バッテリー稼働の場合)は非常に魅力的な反面、物理的制約からくる独特のキー配列が自分の中で受け入れられるか、その1点がどうしても気になってネットでの購入には踏み切れませんでした。
じゃあ、秋葉原へ行くついでに現物を見てくればいいよね!
こういう時だけフットワークが軽いことに(自称)定評のある引きこもりさん、秋葉原を徘徊して現物を見て来ましたよ。
訪問したお店
パソコンSHOPアークさん。
店舗の外装工事?か何かで足場っぽいものが組まれている状況でしたので、写真に代わり店舗オンラインサイトへのリンクを・・・苦笑
事前の独自調査により、こちらの店舗では実物が展示されている(可能性が高い)との情報をゲット済みです。
展示品を実際に拝見して、あわよくばキーボードをカタカタ叩いてみて、独自配列の使い心地を確かめてから購入するか否かを決めようじゃないの!
店内散策
訪問したのが日曜の午後ということもあり、店内は非常に混雑していました。
そのためなかなかお目当てのキーボードPC Ⅱが見つからない・・・汗
結局店内を3週くらいして、レジ横の棚でようやく見つけました。
お目当ては二代目の方でしたが、初代も並んで陳列されていました。
初代との違いはタッチパッドが格段に大きくなったことと、それに伴う全体サイズの大型化(横長化)ですね。
箱の外に実物が展示されていましたが、ご覧の通りビニールでがっちり保護されています。笑
後述する簡易レビューは、全てこのビニール越しに触った感想です。
背面の各種接続部分も一応チェック。
ケーブル類は全て背面から出る形になりますが、イヤホン端子くらいは側面でもよかったような気はします。
ちなみにビニール巻き巻きになっているのは、この右下に取り付けられている防犯用タグが原因ですね。
・・・「原因」って書き方はちょっと不適切かな。苦笑
簡易レビュー
「レビュー」と呼べるほどの中身ではありませんが、店員さんの許可を頂いて実際に触ってみた感想などをつらつらと。
キーストロークはかなり浅めで、ひょっとすると手元のネットブックと同レベルのように感じました。
言い換えればタイピングにほとんど力を入れる必要がないので、入力が楽と言えば楽そうですが・・・深めが好きな人もいれば浅めが好きな人もいるでしょうし、結局は「好みによりけり」へと帰結するでしょうか。
またキーピッチもかなり窮屈な印象を受けましたが、こればっかりは物理的制約によるものなので致し方ないでしょう。
ただしそれ以上に、やはり懸念事項であった独自配列の壁が高かった。汗
【Pick UP!】
— パソコンショップアーク (@ark_akiba) 2017年2月17日
「Intel Atom x5-Z8300」を採用したキーボード一体型パソコン「TEKWIND キーボードPCⅡ (WKA-W10HBK)」好評発売中!https://t.co/4Ck4saqqIo pic.twitter.com/Dc5jJvyUFa
こちらのツイートに添付された画像をご覧いただくと比較的分かりやすいかも知れませんが、私にとって一番の鬼門となったのはEnterキーの配置でした。
真ん中の段の右端に横長のEnterキーがついているのですが、私の普段の指の動かし方で無意識にEnterキーを押下しようとすると、どうしてもその1つ上に追いやられている括弧閉じボタン(かな入力における「む」)へと右手小指が吸い寄せられました。
あくまでも持論ではありますが、Enterキーはスペースキー並に使用頻度の高いキーですから、これが思い通りに押せないのは常用においてかなりのストレス源になることが予想されます。
また括弧閉じボタンとEnterキーのキーマッピングを入れ替えるにしても、元々の括弧閉じボタンはキー1つ分の大きさしかありませんから、どちらにしても使い勝手の部分で減点対象となるのは避けられないと感じました。
ちなみにタッチパッドについては、実際にモニタに繋いで動かしてみたわけではないので無評価です。
ただぼんやり眺めていて感じたこととしては、縦長に用意されたタッチパッド部分のうち、下部15%くらい(=キー1つ分くらい)を左クリック・右クリック用のボタンにしてもよかったんじゃないかな?と。
PCモニタを縦に置く人はプログラマ以外でそんなに居ないでしょうし、そうするとタッチパッドが縦長に用意されていても「余る」気がしたのです。苦笑
買うの?買わないの?
結局この時は「買わない」選択をしました。
理由は言わずもがな、独自キー配列が現状ではどうしてもネックに感じたからですね。
何しろこのキーボードPC Ⅱに私が求めている役割は「手元のネットブックの後釜」であり、じゃあ手元のネットブックで(本来求めている)利用用途が何かと言えば
- ネットサーフィン(リンクを開くのに10秒も待ちたくない)
- YouTube視聴(できれば360p以上でカクつかず視聴したい)
- ブログ閲覧&執筆(ネットブックだとはてなブログ自体が重い模様)
この3つが比率としては圧倒的に大きいです。
これら以上に凝った作業(例えば撮った写真のトリミングとか)はデスクトップパソコンで行いますので、最低限この3つがストレスなく(←ここ非常に重要)こなせないならば買う意味は見出せません。
逆に言えば、キーボードをそこまで多用しない・あるいはタイピングはいつも手元を見て打っている方々で、ネットサーフィン&YouTube視聴などなどインプットがメインの使い方であれば、このキーボードPC Ⅱは配線1本で全てを賄える便利さとお手頃価格のバランスが非常に優れているでしょう。
テックウインド 省スペースPC キーボードPCII ブラック WKA-W10HBK
- 出版社/メーカー: テックウインド
- 発売日: 2017/02/03
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ちなみにここまでずっと、さも自身がタッチタイピングを出来るかのように文章を書き続けていますが、実際のところは2割~3割くらい手元を確認しながらキーボードを叩いている程度のレベルです。苦笑
特に「ー」と「^」近辺のキーは手元を確認しないと頻繁に打ち間違えるのだ!汗
BlackBerryやガラケーも見てきましたよ
キーボードPC Ⅱの話だけで1つの記事としては十分な文量(※主観です)になりましたが、タイトルに併せて書いちゃったのでガジェット関連のお話も最後にしておきます。苦笑
×ガラホ ○ガラケー(ドコモ・N-01F)
昨今のテンキー付きで2つ折りの携帯電話機は、総じてOSにAndroidベースを採用したいわゆる「ガラホ」と呼ばれるものですが・・・
うん、君はお呼びじゃないから持ち場に戻っていいよ。
OSにAndroidベースのものを採用していない、ガラホではない純粋なる「ガラケー」が販売されていました。
\入荷数600台/
・・・どこからそんな大量に発掘してきたのかって話ではありますが、過去にも似たような事例がありましたので、きっとどこかで来るべき時期を待ちつつ眠っていたのでしょう。
これだから秋葉原は恐ろしい。笑
ちなみにその後の情報ですが・・・
【600台入荷しましたが】
— イオシス アキバ中央通店GO (@iosys_chuou) 2017年2月16日
N-01F(未使用品)
特価12,800円なり☆
特売開始20日間で326台売れておりまして残り在庫....
_人人人人人人人_
> 274台!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄#akiba #N01F #ガラケー pic.twitter.com/nany2kguQf
今月いっぱいくらいは、まだなんとか在庫がありそうな気配ですね。
ワンセグ非搭載ならば購入していた可能性もワンチャンですが、ワンセグ搭載の時点で私の選択肢からはすっぱり消えました。
そもそも純粋なガラケーの場合、MVNOのAPN設定でdocomoの網を掻い潜れましたっけ?なんかロックがかかっていて無理だったような・・・?
とにもかくにも、docomo回線(キャリア)を維持していてガラケーの代えを確保しておきたい方がいらっしゃったら、手に入る今のうちに入手しておきましょう。
BlackBerry端末
秋葉原と言えばPCパーツだけでなく、ガジェット類に関してもかなりの品揃えを誇る最後の宝庫。
ここならば、つい先日「シェアが0%」と揶揄されたBlackBerry端末も色々と見つかるのでは?
ありました。
それも初見の端末まで!
さすが秋葉原パイセンっすわ・・・!
BlackBerry Q5(写真左端の赤色)やBlackBerry Q10(写真左側・Q5の隣にある白色)なんて実物を初めて見ましたし。
スマホとしてのサイズ感で言えば、Q10くらいが許容できる最大サイズなんだよな~なんて、ぼんやりと眺めながら考えていました。
そしてQ5やQ10から更に目を移すと、我がBlackBerry Passportの色違いである白色バージョン(もはやWhiteberry)や、写真では見切れていますがSilver Editionなる特別バージョンまで陳列されているではないか!
これまた初めてみましたぞ!
ところでBlackBerry Passport君。
君はAmazonだと(出品者次第では)28000円を割り込むところまで値下がりしているようだね。
高騰予想とは何だったのか(涙目)
BlackBerry Classicの時は技適効果で2万円以上値上がりしたのに、こちらはチェックし始めた時から2万円以上値下がりしているじゃないか!!
こういった値段の上げ下げを予想できないあたり、もし自分が株やFXに手を出す人間だったら、確実に損切りすら失敗して無一文になっていそうだ。苦笑
ちなみに技適に関して。
技適=技術基準適合証明というのは、ざっくり説明すると「日本で電波を発してもいいよ、とお墨付きをもらったもの」みたいな割と重要なものでして、一般的に技適マークとの形で呼ばれていることが多いです。
この技適マークがついていない機器で電波の送受信を行うと法律違反になりますので、特に海外のスマホなどを買われる場合は技適マークの有無を十分に確認してから購入するようにしてください。
私が所持しているBlackBerry Classic(SQC100-1)およびBlackBerry Passport(SQW100-1 )は、きちんと総務省のお墨付きを頂いた合法的に利用できるsimフリー端末です。
あとがき
本当はもっと早く記事にするはずだったのに、バレンタインの本命チョコの話だとかスピードテストの結果報告記事を書いていたら10日近くも経っちゃったよ!
結論としては、色んなガジェットを見てまわれてとても楽しい1日でした(小学生並みの感想)