ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

ヘヴィーな睡眠障害持ちの俺が「眠りにつく方法」を考えてみた

ヒトの三大欲求の1つ。それが睡眠欲。

一説によると、人間は人生の3割程度を寝て過ごすという。

猫の語源は「寝子」だと言われているくらい、猫は寝ることが好きな動物のように見受けられるが、人間も負けず劣らず「眠る生き物」であろう。

 

だがしかし、吾輩は数年来の睡眠障害である。完治はまだ先。

医者に出された薬は数知れぬ。何でも言われた通りに服用したところ身体に耐性がついてしまった事だけは記録している。吾輩はここで初めて薬の怖さというものをみた。しかもあとで聞くとその薬は一番耐性が付きやすい薬であったそうだ。以下パロディおしまい

吾輩は猫である (宝島社文庫)

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ということで、なるべく薬に頼らずに自然治癒力(?)をフル活用して眠れるようになるための方法を、比較的真面目に考えてみたよ~。

本命:前面展望を見る

唐揚げ珍道中の途中で、成田から品川まで1時間くらいずっと電車に乗っているタイミングがあったじゃないですか。

hikiblo.hateblo.jp

この時に思ったんですけどね。

 

  1. 電車に長時間乗っていると眠くなるよね
  2. それはあの絶妙な加減の振動であったり、ある程度の幅をもって車窓が流れる様子を眺めているからに違いない
  3. つまり、家でもパソコン(スマホ)で電車の車窓を眺めれば、条件反射で眠くなるのでは?

長時間電車に乗り続けることによる疲労を身体が経験則として覚えているのであれば、これを使わない手はありません。

一種の「パブロフの犬」状態に自分の身体を落とし込もう、という作戦です。

 

全国津々浦々電車は走っていますし、この記事を読まれているほとんどの方は鉄道に乗車した経験をお持ちだと思います。

ある人は通勤・通学で、またある人は旅行で。

理由はどうあれ、鉄道に乗ったことがある人ならば併せてきっと乗車中にうたた寝した経験もあるでしょう。

是非ともそれを思いだし、ここぞとばかりに活用しましょう。

 

さて「鉄道の動画」と1口に言っても、意外と種類が多いことに驚かされます。

比較的多いのは椅子に座って窓の外を眺める「車窓動画」と、運転手の視点で進行方向を眺める「前面展望」の2種類です。

その中で極力眠気を催しそうな条件として次の2つをピックアップしてみました。

  1. 動画の尺が必要以上に長すぎない
  2. 適度に風景の移り変わりがあり、旅行気分になれる要素が強い(うたた寝を思い出す目的で)

眠りにつくことが目的で動画を流すのに、その尺が2時間も3時間もあっては「眠気を催した後」もガタガタゴトゴト逆に耳障りでしょう。苦笑

なのでせいぜい30分前後くらいがちょうどよいと思います。

 

そしてさすがに山手線のような1~2分程度でこまめに停車と発車を繰り返すような風景よりは、都会からのどかな風景に移り変わったり・・・のような旅行気分になれる風景の方が、比較的眠気を催しやすいと考えました。

むしろ山手線に乗って眠くなるようなタイプの人であれば、普段から「眠りにつく方法」で苦労することもないでしょう。笑

 

この条件で個人的に良いと思った路線が2つありました。

 

1つは「江ノ電」の愛称で知られる江ノ島電鉄

鉄道日和 小さな旅みつけた(1)江ノ電 [DVD]

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古都・鎌倉から観光名所としても有名な江ノ島を経由して、藤沢へと至る風光明媚な路線です。

稲村ヶ崎~鎌倉高校前付近の海(&江ノ島)が一面に広がるダイナミックな景色と、腰越~江ノ島間にある・・・

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道路の上を電車がトコトコ走る区間などは、現地に住んでいない者にとっては中々お目にかかれない旅行気分を味わえる風景ではないでしょうか?

端から端まで乗っても30分ちょっとと、時間的にも程よい路線だと思います。

 

そしてもう1つは、京都にある京阪電車の京津線

この路線は京都と滋賀を結ぶ路線となっているため・・・

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県境(府境)付近は逢坂山を超える峠越えの区間となっており、峠から滋賀方面を見てみると

 

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こちらも江ノ電と同様に道路の上を走る区間がある、一見すると地方のローカル路線なのですが。

問題はこの道路の上を走っている電車、

 

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地下鉄です。

 

聞くところによると、地下鉄が峠を越えて道路の上を走るのは、全国を見渡してもこの路線が唯一なんだとか。

そもそも道路の上を走る路線自体、都内だと都電くらいしか思い当たるところはありませんし、あの都電が例えば銀座線になって山を登ります!なんて言われたら腰を抜かしそうです。(※個人の感想です)

ぼけーっと見ているだけで旅行気分が味わえますね。(※感じ方には個人差があります)

 

cf.車載動画は?

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選択肢としては、決して悪くはないと思います。

悪くないと思います。

ただこちらの場合、前面展望と違って見る動画をかなり厳選しないと逆に目が冴えてしまいます。

 

理由はいくつかあるのですが、1番大きな理由は車載動画の場合倍速処理をかけている動画が非常に多い事。

電車の前面展望動画の場合は等倍速のものが圧倒的に多いので、例えば100㎞/hで走行中の場面から駅で停止する場面への移り変わりであっても、だいたい40秒から1分くらいかけて徐々にスピードが落ちていくと思います。

 

それに対し車のゴムタイヤは鉄道の車輪よりも動摩擦係数が圧倒的に大きいので、制動距離も比較にならないほど短いです。

つまり止まるまでの時間が元々圧倒的に短い。

 

そのうえで倍速処理が施されている車載動画だと、一般道の法定速度である50㎞/hで走っている場面に2倍速をかけることで疑似100㎞/hの走行画面になりますが、走行画面を2倍速にするということは赤信号で止まる場面も2倍速になるということ。

よって画面を見ていると、赤信号でひっかかる度に日常生活で体感し得るレベルを遥かに超越した速度で急停止しているように見えるので、眠くなるどころか一瞬ヒヤッとして目が冴えてしまうと思います。

また停止場面に限らず、カーブに関しても倍速処理が施されていれば施されているほどジェットコースター並の速度でカーブを曲がっているように見えるので、やはり眠くなるどころか目が冴えてしまうでしょう。

「あたしジェットコースターに乗ると眠くなっちゃうの~」タイプの人は知らない。

 

よって車載動画を利用する場合は「等倍速で空いている高速道路を流している動画」か、「倍速処理がかかってはいるけれども赤信号が極力少ない動画(例:Red Signal 50シリーズ)」を厳選する作業が必要になります。

ただRed Signal 50シリーズの場合、通称「ゆっくりボイス」がふんだんに利用されているので、これはこれで人(好み)を選ぶと思いますが・・・苦笑

 

対抗:リラックスBGMを流す

睡眠楽 ― リラックスから入眠へ

睡眠楽 ― リラックスから入眠へ

 

これは恐らく一般的にもよく知られている方法ではないでしょうか。

受診する科によっては、病院の待合室でも流れていることがあります。

癒し効果のある環境音(主に自然の中の音)であったり、科学的にリラックス効果があると証明されているらしい、なんちゃら波を多く含んだインストゥルメンタル曲であったり、探せば多種多様なものが見つかるでしょう。

 

「アタシ別に音質とかに深いこだわりは無いんだけど、ただ高音部で音の輪郭が潰れてるのは気になっちゃって~」タイプのハイレゾ鼓膜の人は知らない。

 

大穴:人生をやめる

それはそれはもう、ぐっすりと眠りにつけることでしょう。

ただし永遠の眠りにな!

来来来世で素敵な人生を送れるよう、今世の残りで出来る限りのを積んでおきましょう。

 

グッド、バイ。

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前前前世 (movie ver.)

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・・・アホか!年の瀬に縁起でもない!

そもそもこの項目、最近流行りの「前前前世」にかけて「来来来世」って書きたかっただけだろ

 

結論:Medicineに頼る

色々とこねくり回しつつ・盛大に脱線しつつあれこれ考えて(?)来ましたが、結局のところ人類が長年の研究をもとに積み重ねてきた検知の集積とも言うべき「お薬(合法)」で改善が見込まれるならば、容量用法を十分に守った上で服薬するのが一番良いのではないかと思います。

 

ただ経験論として、残念ながら中には薬価点数を稼ぐ目的で不必要に病名を増やし、必要十分以上の投薬を勧めてくる医師も一定数存在しますので、「病院選び」という非常に大きなハードルがあるのもまた事実です。

あとは服薬が長期間に及ぶと、身体自身が薬に対して耐性をもってしまうのも難点ですね。

 

薬に対しての耐性の対策は・・・無理のない範囲で減薬・断薬を行うか、アルコールでいうところの「休肝日」ならぬ「休薬日」を設ける、一種の対処療法しかありませんので。。。

 

まとめ

一番いいのは常日頃から規則正しい生活を送り、自分の中で「寝るモードに入るための儀式」を確立させておくことでしょうか。

例えば「うんちょす♡を放出した後に腹筋・背筋を各100回行い、その後入浴して直ぐに布団に入る」みたいな流れを毎日毎日繰り返すことで、身体に「ああ、この流れは布団に入る前の儀式だ、つまりこの後は眠るんだな」と覚えさせることです。

上手くいけばこの儀式を行うことで、いつ・どこでも・何時でも眠れる身体になります。が、失敗すると「この流れが始まった以上この後は寝なきゃ寝なきゃ寝なきゃ」と逆にプレッシャーになってしまう諸刃の剣。

 

何より最も問題なのは、ここまで散々考察してきた「眠りにつく方法」は、入眠に難がある人には効果がある(かもしれない)けれど、ふとしのように夜中頻繁に目が覚めてそのまま眠れなくなる中途覚醒タイプにはからっきし効果が無いことだ!!

 

はあ、健康体が羨ましいねえ。

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