月1回ペースで実施中のスピードテスト測定記事です。
今までは去年から利用中のmineo回線を用いて、新宿駅近辺で待ち合わせに使われそうな地点を狙い撃ちでスピードテストを実施してきました。
しかし先日、(結果的には契約の必要のなかった可能性が高い)0simを契約したことで「同一地点でのMVNO回線による速度の違い」を計測することが出来るようになったふとしさん(デスマーチも大詰め!)
ブログ記事ネタとしてはこれ幸い!ということで、早速BlackBerry ClassicとBlackBerry Passportを持ち出して計測してきました。
それに伴い、タイトルも今までとは少し変更を加えてみました。
ふとしのツイートをご覧いただいている方ですと既にチラ見されているかもしれませんが、今回の2回線を用いたスピードテストで割と驚きの結果(発見)を得られたと思います。
今後MVNOの利用を検討されている方への参考になることを願いつつ、今回の測定結果をご覧ください。
新宿西口でのスピードテスト(休日夕方-その8)
もはや「いつもの」で通用しそうなレベルの新宿西口JR地下改札前です。
この日はいつにも増して人が多いように感じましたが、ただ単純にふとしが寝不足でフラフラしていたからかもしれません。苦笑
測定1回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2016年10月16日 18時1分
測定場所:新宿駅西口JR改札前
一言で表すと「可もなく不可もなく」の結果です。
PING値・DL・ULどれをとっても極端に足を引っ張っている項目はなく、かといって手放しで称賛できるような数値も出ていないため、好意的に表現すれば「平均点」のサービス・率直に言えば「平凡なサービス」ですね。
ただユーザー視点で見れば、突出したパラメーターが無くても常時安定してサービスを提供して頂ける方が安定感には優れているので、決して悲観的な意味ではありません。
測定2回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2016年10月16日 18時3分(2分後)
測定場所:新宿駅西口JR改札前
1回目の測定に比べて全体的に落ちましたかね。
PING値が3桁に乗り始めると、実行速度に比べて体感速度の面でちょっと疑問符を感じ始める方々が多いと思いますので、今後のメンテナンス及びサーバー増強に期待したいところです。
さて今回は前述の通り0simも契約していますので、そちらの結果の方も確認してみましょう。
測定1回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2016年10月16日 18時4分
測定場所:新宿駅西口JR改札前
ちょwww
あまりにも特殊すぎる結果が出たので面食らってしまいました。笑
それはそれは、うっかりB-DASHの「ちょ」を貼ってしまうくらい・・・。
以下、気を取り直して細かく見ていきます。
まずPING値。
PING値そのものについての例え方が難しいのですが、ホースの太さだと考えていただければわかりやすいかもしれません。
ダウンロード速度やアップロード速度が水圧で、その水が通るホースの太さ(ただし逆数)がPING値・・・みたいな。
いくら水圧が強くても、ホースの太さが狭ければつっかえてしまって本来の実力を出せませんよね?
厳密にはともかく、イメージとしてはそのように考えてください。
そのうえで0simのPING値を再確認すると・・・これが32msということは「非常に優秀」です!
その上アップロード速度もmineo回線の1.5倍くらい出ていますから、例えばインスタグラムへのアップロードなんかはスイスイ行くんじゃないかと思います。
さて問題なのがダウンロード速度。
0.99Mbpsとかおっそ!1Mbpsも出てないじゃん!使い物にならない!
と考えるのは時期尚早。
注目すべきはグラフの形です。
最初の方はかなりの高速度が出ていますが、時間の経過とともに急激な右肩下がりとなり、最終的に均衡速度となったのが0.99Mbpsです。
野球でいうところの初速と終速の差みたいですね。
初速と終速で差が小さければ「ストレートに伸びのある投手」と称されるでしょう。
そしてスピードテストの結果というのは終速の値です。
最終的には1Mbpsを切っていますが、ページの読み込みで一番データのやり取りが多い最初に高速で通信が出来ていますから、0.99Mbpsという見た目の速度以上に体感としては待たされた感じがしないのでは?と思います。
測定2回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2016年10月16日 18時5分(1分後)
測定場所:新宿駅西口JR改札前
今回はなんとか下り1Mbpsをギリギリで越えました。苦笑
そして相変わらずのPING値とアップロード速度の爆速っぷり。笑
ひょっとして0simって・・・
新宿東口でのスピードテスト(休日夕方-その7)
場所を変えて新宿駅東口のアルタ前です。
先月も感じたことですが、今月は先月以上に真っ暗で完全に「夜」でした。
日が短くなったもんだのぉ。。。
実は「ひきぶろ。」的豆知識として、アルタの写真を真下に近い角度から撮影する時ほど、アルタ前の広場が人でごった返していることの暗喩となっているわけですが・・・今回もご覧の通り鋭角ですね。
つまりはそういうことでした。苦笑
測定1回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2016年10月16日 18時14分
測定場所:新宿駅東口(アルタ前)
大苦戦。
過去のスピードテストを見比べても、東口におけるワーストかブービーかというレベルでの大苦戦っぷりでした。
この日はアルタ前の広場で某(中略)集会が行われていて、人が密集していたことを差し引いてもこの記録はかなりの苦戦っぷりですね。
イメージとしてはLTEではなく3Gでハイスピードを掴んでいるときの速度ぐらい、がこの程度だと思います。
測定2回目(BlackBerry Classic×mineo回線)
測定日時:2016年10月16日 18時15分(1分後)
測定場所:新宿駅東口(アルタ前)
ダウンロード速度はほぼ倍に回復しましたが、グラフの形をご覧いただくとお分かりの通りスタートダッシュでこけています。
よって見た目の速度ほど体感的にはスピードを感じないでしょう。
アップロード値もちょっといつもに比べて不安定ですね。
測定1回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2016年10月16日 18時16分
測定場所:新宿駅東口(アルタ前)
相変わらずPING値とアップロード値は爆速。
ダウンロード値も最終均衡速度としては1.22Mbpsですが、ここまでの内容を踏まえつつグラフをご覧いただくとお分かりの通り最初の方でかなり速度は出ています。
ここでふとしが考えた仮説は「0simはダウンロード速度に制限をかけているのではないか?」
最初はともかく、最終的に1Mbps付近へ収束するように公言していない速度規制をかけて、帯域の調整を行っているのかもしれない。
いわば、mineo回線に備わっているバースト機能をもう少し緩やかにしたようなものですね。
あくまでもイメージなので、実際のところは分かりませんが。
測定2回目(BlackBerry Passport×0sim回線)
測定日時:2016年10月16日 18時17分(1分後)
測定場所:新宿駅東口(アルタ前)
今度は下り常時1Mbpsしか出なかったよ!
PING値とアップロード値が非常に優秀なのはもはや言うに及ばず、今まではスタートダッシュが存在していたダウンロード速度も、最初から最後まで1Mbpsの速度しか出ませんでした。
まとめ
- 今回のmineo回線はやや苦戦気味
- 0simのダウンロード速度は上限1mbps規制?(代わりにバースト機能のような感じ・・・?)
これまではmineo回線1本で運用してきましたので、月毎の計測速度比較しか出来なかった以上「主観がメインの回線速度の感想」しかお送りできなかった部分は否めません。
ただ今回からはその部分が解消される目論見だったんだがな!苦笑
ちょっと0simに関しては「まさかまさか」の連続ですよ。
2地点で2回ずつ、計4回測定して概ね同じようなグラフの形/最終均衡速度になりましたので、仮説の信憑性としては50%くらいと申し上げたいところですが・・・
過去にmineo回線でも、ダウンロード速度とアップロード速度の違いはあれど似たような結果が続いたことも実績?としてありますので、次回の測定結果を注視する必要がありそうです。
インスタグラムなどへのアップロードメインで利用するならosimを、
普段使いでMVNO(格安sim)なりの安定を取るならばmineo回線を。
環境さえ許せば、適材適所で使い分けるのが実は一番賢い使い方なのかもしれません。
実のところ、最初は「0simの方が勝手に高速通信オフの設定にでもなっているのだろうか?」と疑ったりもしたのですが・・・
そもそも0simには低速通信と高速通信の切り替え、みたいな概念はなかったような気がしますし、
データ使用量を端末とサービスのマイページで照らし合わせても大きな差はありませんので、やっぱりダウンロード速度に何か一癖噛ませている説の方が高い気がします。