ひきぶろ。

睡眠障害からの社会復帰を目指す、引きこもり(自宅療養)の実態を大公開!

エキサイトモバイルの大容量プラン(30GB/40GB/50GB)は複数枚シェアが前提か

インターネットのプロバイダ業者でBB.excite.というサービスがあります。

一言で説明すると「他社からの乗り換えで1か月あたりのプロバイダ料金が破格の安さになるプロバイダ」です。

通常は1か月あたり1000円近くかかるところが多いですから、「乗り換えで半年300円/月」がいかに安いかお分かりいただけるかと思います。

 

何故この話を唐突に始めたかと言えば、昨今プロバイダ業者は格安sim(MVNO)事業にも参入することが非常に多く、BBエキサイトもその例に漏れず「エキサイトモバイル」という名称で参入しています。

f:id:futo-c:20160824003029p:plain

このエキサイトモバイル。

どちらかと言えば他社に隠れがちのマイナーなサービスだと思うのですが、最近ちょっと興味深いプランを始めたので、紹介ついでに検証してみることにしました。

 

エキサイトモバイルとは

そっけない書き方をすれば「よくあるDocomo回線を利用したMVNOサービス」です。

少し前までは「BB.exciteモバイルLTE」というサービスを提供していましたが、今回紹介するエキサイトモバイルのサービスインと入れ替えで新規受け付けは終了しました。

 

さてここからはエキサイトモバイルについてもう少し掘り下げていきます。

エキサイトモバイルの料金体系ですが、いわゆる「月○GB」タイプの定額プランと「~○GBまで△円、~□GBまで×円」といった最適料金プランの2タイプに大別できます。

最適料金プランはFREETEL SIMを想起させられますが、エキサイトモバイルには低速通信のみのプラン(月額500円)があることで一応の差別化が図られていると思います。

あとはそれぞれのプランについて、スタンダードなsimカードが1枚の運用だけでなく、3枚での運用(1か月の通信容量を3枚でシェア)の料金体系もあらかじめ設定されているので、家族で一気に加入して月の通信費を大きく削減することも可能と言えば可能です。

 

仕様面ですと、通信容量の翌月繰り越し(定額プランのみ)やバースト機能といった、MVNOを運用するうえで押さえておきたい機能は欠かすことなくしっかりと提供されているのが利点です。

さらに高速通信時は通信制限が無いことも特徴の1つです。

f:id:futo-c:20160824000629j:plain

半面、IIJ系列でよく見かけるような「低速通信時に3日366MB以上で更なる速度制限」が明記されているので、使い方を間違えると数日ほぼ使いものにならなくなる可能性も頭の片隅に入れておかねばなりません。

 

エキサイトモバイルの大容量プラン

これまでは定額プランにおいて、1GB・2GB・3GB・9GB・20GBの5種類が用意されていましたが、今回新たに30GB・40GB・50GBという大容量のプランが追加されました。

なので厳密には「エキサイトモバイルの定額プラン内の大容量プラン」と呼称するのが正しいのですが、まどろっこしいので今回の記事では一貫して「エキサイトモバイルの大容量プラン」と勝手に短縮しておきます。苦笑

 

さてこの大容量プラン。

サービス内容を色々と調べてみて、ふとし個人的には「1枚のsimで運用する料金プランも設定されているが、それよりも複数枚で通信容量をシェアする使い方が最適解」だと感じました。

それもたった1つの理由で、です。

 

WiMAX2+との比較

その根拠ですが、そもそも1人で月に30GB・40GB・50GBといった大容量の契約を検討している人は、当然ながら元々かなりのヘビーユーザーだと言えるでしょう。

それだけの大容量を消費する理由は諸々あるでしょうが、例えばストリーミング再生で映画を見たりしたら、1本で数GBなんてあっという間ですからね。

そういう方の場合は素直に固定回線を引いて家で見て頂くのが本来は一番コスパが良いのですが、敢えてモバイル回線で運用する以上は理由があるからだと推測します。

よくある「家と外の回線を1本化したい」とかですね。

 

ただそれであれば、いっそWiMAX2+を契約した方がコスパは優れていると思います。

WiMAX2+の場合、例えばBIGLOBEのギガ放題だと1か月約4400円(期間限定キャンペーンの割引は考慮しない場合)となります。

そしてWiMAX2+のギガ放題は、名目上月間使用量の制限は無しとなっているものの「3日で3GBを越えた場合は制限を行う場合がある」と明記されていますから、事実上1か月で30GB弱のコースとも言いかえることが出来ます。

 

これに対してエキサイトモバイルの場合。

WiMAX2+のギガ放題に対抗し得るであろう月30GBのプランは、sim1枚の場合6980円と2500円以上の高値がつけられています。

たしかにエキサイトモバイルだと高速通信時は通信制限がありませんが、現実問題としてWiMAX2+が入る地域にお住まいであれば、エキサイトモバイルのLTEとWiMAX2+でどちらの方が速度が出るかと言われれば・・・ということです。

もちろん全ての家・環境に当てはまるとは限りませんが、かつてWiMAX(無印)を使っていた経験者として、この読みはあながち大外しはしていないと自負しています。

 

よって、敢えてエキサイトモバイルの大容量プランを契約するのであれば、同時刻に別の場所で同時に回線を使用する必要がある人、つまり複数枚のsimで通信容量をシェアする使い方に一番メリットがあると思うのです。

WiMAX2+だと、同時刻に同じ場所で同時に複数のデバイスで使用することは出来ても、別の場所で同時には使えませんからね。

 

まとめ

WiMAX2+との比較で利用モデルを検証してみたエキサイトモバイルの大容量プランでしたが、大容量に限らず普通(?)の月3GBといった定額プランや使った分だけ支払う最適料金プランも用意されていますので、各々のニーズにあったプランを検討してみるのも良いかと思います。

MVNO界隈も後発組がどんどん出てきて、一時期過熱していた価格競争は落ち着いてきた感がありますね。

その分、付加サービスを豊富に揃えるのが最近のトレンドなのかもしれません。

 

※関連記事:

hikiblo.hateblo.jp

PR