たまーーーーーにこのブログでも取り上げている、MVNO事業者のドリーム・トレイン・インターネット
・・・というよりは「DTI SIM」などのサービス名の方が恐らく認知度が高いであろう、この会社。
確実に「ドリーム・トレイン・インターネット」の頭文字から「DTI」なのでしょうが。笑
これまでも「密かに攻めているプラン」を出していたMVNOではありましたが、ついに攻めの姿勢を本格的に押し出してきた模様です。
本来であれば細かく見ていきたいところではありますが、ちょっと体調の問題もあり&前回のパワーアップ時にガッツリと内容を確認したこともあり、今回は大きな変更点となるダブルの「放題」についてサラッと見てみましょう。
※前回のパワーアップ時:
「でんわかけ放題」オプションの提供開始
3大キャリアのような「定額完全かけ放題」ではありませんが、DTI SIMでもこの度「でんわかけ放題」オプションがスタートしました。
内容としては「1通話5分以内の電話が、回数制限なしで月780円」ということで、個人的にはもしもシークスの「かけたい放題」を意識したのかな?と感じます。
DTI SIMの「でんわかけ放題」が他MVNOのかけ放題と違う部分としては、電話番号の先頭にプレフィックス番号をつけるタイプのものではなく、卸している電話回線をそのまま使っていることでしょうか。
そのため専用アプリのインストールなどは必要なく、今回のオプションの契約をすればそのまま通常の通話で利用できる利便性が一つの売りと言えそうです。
1通話5分以内かつ月780円ということは、標準の料金体系(20円/30秒)で換算すると1ヶ月あたり5分以内の通話を4回以上するか否かが判断の目安ですね。
もっとも「長電話タイプ」の人と「用件のみ伝えるが発信回数は多いタイプ」の人とで計算が大きく変わってきますので、長電話タイプの人は素直に3大キャリアのかけ放題を契約した方が結果的に安く済む可能性もあります。苦笑
「月10GBプラン」が「ネット使い放題」プランに
今までは1GB/3GB/5GB/10GBの4プランでしたが、このうち最大容量の月10GBプランが容量の定めのない使い放題となります。
これと同時に、先月緩和された直近3日間での通信量による速度制限条件*1が更に緩和され、1日または連続する2日において計1~3GB程度であれば規制対象にはならないと注意事項のページに明記されました。
これはヘビーユーザーにとって、かなりの朗報ではないでしょうか?
1日で3GB使おうと思えば、けっこうな長時間動画(例えば映画丸々1本)を視聴するか、4K動画をガッツリ見るかしない限り通常は超えることの無い容量ですから、謳い文句どおり正真正銘「ネット使い放題」の環境が構築できそうではあります。
懸念材料があるとすれば、定期的に行われている半年無料キャンペーン(現時点では2016年6月30日までの期間限定)と相まってユーザーが急増することで、ランチタイムや夜間を中心に速度低下がどのレベルまで落ち込むのか・・・でしょうね。
まとめ
小容量プランである1GBにおいても、データ専用プランが月600円・音声通話対応でも月1200円とDMM mobile並のほぼ業界最安値に設定されていましたが、使い放題プランによってヘビーユーザーの囲い込みも始めたあたり、「更なるパワーアップ」と言っても過言ではないでしょう。
電話のかけ放題も始めたところにDTI SIMの本気度が伺えます。
あとは実効速度でしょうね。
基本的な傾向として、やっぱり大型キャンペーン実施中のMVNOと定額使い放題を提供しているMVNOにはユーザーが集中しやすいですから、今回その両方を満たしたことで帯域の混雑具合が急上昇し、DTI SIM全体の速度低下を引き起こす可能性も十分に考えられますので。
逆にそこさえ分かれば、何度目かの半年無料キャンペーンを実施中ということもあり、状況次第ではmineoからの乗り換えも個人的には視野に入ってくるレベルではあります。
*1:月10GBの場合、直近3日で3GBだった