本日未明(現地時間2016年3月21日)にアップル社から発表されたiPhone SE。
ここ暫くは他のスマートフォン同様に画面の大型化か続いてきた中で、久々に純粋な4インチサイズがリリースされることになりました。
普段は高価なアップル製品に目もくれない引きこもりですが、せっかくなので「乗るしかない、このビッグウェーブに」の精神でiPhone SEのスペックを流し見しつつ、昨今の大型化が進むスマホへの不満もついでにぶつけます。苦笑
・・・相変わらず我が秘めたる絵心は開眼しないな。汗
主なスペック
- 64ビットアーキテクチャ搭載A9チップ搭載
- 4インチRetinaディスプレイ
- 12メガピクセルiSightカメラ
- 指紋認証センサー搭載(ホームボタンに内蔵)
普段iPhoneを使っていないと、スペック1つにしてもどこを抜き出せば伝わりやすいのか分かりかねますね。苦笑
「4インチ」というサイズ
今回のiPhone SEは2~3年くらい前のiPhone 5Sとほぼ同じサイズで、iPhone 5/5S向けのケースなどがそのまま使えるとの事です。
友情出演:iPhone 5Sさん。
何よりも素晴らしいのは、昨今のスマホにおいては久々となる4インチサイズ(横幅58.6mm)を採用したことですね。
最近の「コンパクト」と呼ばれるサイズのスマホは、どれを見ても65mmオーバーが主流でしたから、60mmを切ったサイズはかなり貴重と言えます。
成人男性の手であっても、片手(指)でディスプレイの角から対角までを無理なく操作するには、このくらいのサイズが本来はちょうど良いのです。
試しに自分の親指の先から第2関節くらいまでの長さを測ってみましょう。
何mmありますか?
その長さで5.5インチだの6インチだの、本当に「無理なく」操作できますか?
ふとしも実測値で横幅が72mmのBlackBerry Classicを愛用していますが、これはトラックパッドの恩恵をフルに受けているからこそ使えているようなものです。
トラックパッドがついていなければ、このサイズだと恐らく購入しなかった可能性のほうが高かったです。
アップルが4インチを出す意味
日本のスマホ市場において半数を占めているとも言われるiPhoneにおいて、従来の大型化から一旦外れて4インチを出してきたことは非常に大きいと感じます。
まず、一定数いるであろう「iPhone 6/6SやiPhone 6 Plus/6S Plusのサイズを敬遠していたiPhone 5/5Sユーザー」の買い替え需要に純粋に応えることができます。
また「今回新たにアップル製品を購入してみよう」という新規ユーザーに対しても、それぞれの需要に合ったサイズのラインナップを揃えることで、間口を広げ選択肢を狭めない展開が可能です。
事実として、2015年には世界で3000万台の4インチiPhoneが販売されたらしいですからね。
まだそれだけの需要があり、その需要に対ししっかりと応えた今回のアップルの判断は、たとえ「本体の大型化」という時代に逆行するかのような形になったとしても意味があると思います。
聞いてるか、大手3キャリアの横並び料金の如く、5インチばかりを並べてたてているWindows 10 mobileよ!
ゲーム(アプリ)に特化しているのか否か知らないが、出てくる端末がことごとく大型化しているAndroidよ!
ファブレットってなんだよ!元々は携帯電話からスタートしているはずだろう!
iPhone SEをもっと見習え!!
買うの?買わないの?
買いません。
iPhoneは、それ単体ではなく他のアップル製品と合わせて使うことで、その威力を最大限に発揮するものだと思っています。
スマホはiPhoneを使い、タブレットはiPadをサッと取り出す。
スタバでドヤ顔キメる場合はMacBookを使い、家に帰ったらiMacでネットサーフィンをしつつiCloudへデータをバックアップする。
音楽を聞きたくなったらiTunesで各デバイス間をシームレスに同期。
最近だとApple Watchもありますよね。
手元にある機器を全てApple製品に置き換えるならともかく、スマホだけをiPhoneにしても宝の持ち腐れに感じてしまうので・・・せっかく出た今回のiPhone SEは指をくわえながら見送ることにします。
そもそもドルに対して日本円での発売価格がおかしくない??????