前回:
「見た目だけに全てをつぎ込んだ構成」ゆえに、思わぬトラップが待ち構えていた筆者のベース。
その中の「弦アース」対策として、前回は小道具を作りました。
しかしこの小道具。
せっかく作ったにも関わらず、いくつかの不具合を抱えているのでした。
不具合の概要
思ったよりも短い
1mのリード線を購入しましたが、当初予定していた腰や足首ではノイズが残ってしまいました。
そのため予定を変更して手首にリストバンドで固定してみたのですが、実際にそうやってみると、右腕を動かせる範囲に限りがあることが判明しました。
例えば腕を真上にエイッ!と上げることは出来ませんし、リード線がブラブラしないようにストラップの間を通しておくと、今度はそのせいで足元に手を伸ばすことも出来ません。
養生テープはあくまでも養生テープ
用途を考えれば至極真っ当なことですが、クリップとリード線を養生テープでくっつけているだけでは、使っているうちに剥がれてきてしまいます。
完全に剥がれてクリップからリード線が外れるわけではないので、問題ないといえば問題ないのですが・・・常用には向いていません。
他と馴染まない
何も考えずに白のリード線を購入しましたが、予定外の「手首」へつけることになったため、その白色が悪い意味で目立つ事態となってしまいました。
レインボーカラーのストラップ、蛍光オレンジの弦・・・と見た目に全てを割り振っていた筆者のベースですが、さすがにこの白色のリード線は見た目が馴染みません。
唯一の対策としては・・・上下白装束になることくらいでしょうか・・・。苦笑
さすがにこのままでは色々と望ましくないので、別の方法を探るべくホームセンターへ繰り出すことにしました。
再びホームセンターへ
今回は黒色のリード線を2m購入することにしました。
そして店員さんを捕まえて質問攻めにしてみた結果、ノイズが消えない原因の1つにクリップの伝導率?も関係しているかもしれない・・・と教えていただきました。
ただ、伝導率を量るテスターは貸し出ししていないとのことで、自動車用品コーナーにあった謎の物体(写真右側)も購入することに。
イメージとしては、シールドをベースへ挿すときにこの謎の物体の輪っか部分をかませ、接続したリード線の反対側を体のどこかへくっつけておく・・・ということになります。
これならクリップが丸見えの状況よりも、見栄えがスマートでしょう。笑
今回は更に投資をして、ワニ口クリップと呼ばれる部品も調達しました。
これは元々は通電しているか否かのテスター用に使う代物(うろ覚え)らしいので、伝導率云々の部分においてもきっと大活躍してくれることでしょう。
完成形!・・・か?
謎の物体の方はペンチで力任せに圧着させることが出来ましたが、ワニ口クリップの方はどうにもスマートに纏めることが出来ませんでした。
そもそも「都合の良いサイズのワニ口クリップ」が取り扱ってなかったのも原因の1つかと思われます。
それでもクリップの頃よりは見た目も機能性も確実に改善したはずなので、これはこれで良しとしましょう!
※さらにこの後、プロフェッショナルの手を借りて一応の完成形になりました!